ワノ国編で登場したカイドウの息子、ヤマト。
もはや麦わらの一味のように感情移入できるキャラクターだが、実際に仲間になるのだろうか?
(絵は妻による描き起こし)
① ヤマト
ヤマトはおでんの航海日誌を読むと同時に、霜月牛丸などの剣豪の生き様を見て、エースと友達で、海に出たいと願っている人気キャラクターである。
最新話で麦わらの一味の船に乗せてもらう。光月おでんことヤマトだ。よろしく。と挨拶していた。
正式な加入ではないが、ルフィがいいと言えば仲間入り確定している。
② 麦わらの一味の役割
筆者もヤマトの事は大好きだし、種族も亜人っぽいから麦わら一味にピッタリで、戦闘力も申し分ないが、麦わらの一味になるには、何がかしか役割の割り当てが必要である。
・ナミは航海士
・サンジはコック
・ウソップは狙撃手
・チョッパーは船医
・フランキーは船大工
・ブルックは音楽家
・ジンベエは操舵手
このように役割がハッキリしている。
ゾロとロビンを除いたのは、役割の変更とルフィによる役割の確定があるだろうと考えたからだ。
ゾロは戦闘員として1人目の仲間だが、麦わらの一味には副船長がおらず、そして船には副船長が必要である。ロジャーにとってのレイリーの例があるように、なんとなく船長が最初に勧誘した者は実力的にも役割としても副船長になるのがしっくり来るし、そういう規則性があるような気がする。
つまり、ゾロは今後、戦闘員というよりかは副船長的な立ち位置にもなるのではないだろうか?
そしてロビンはルフィから明確に役割が与えられていない。ご存知の通りグランドライン制覇にはポーネグリフの解読が不可欠であり、今のところ解読できるのはロビンのみ。
読者はこの事実を知っているからロビンの役割は考古学者と考えがちだが、恐らくルフィはその事をあまり認識していない。言ってみればただ乗せてあげてるだけなのだ。
というよりここまで物語が進んでいながら今だにルフィとロビンの間にポーネグリフを巡った明確な話し合いや、空白の100年とDの意志について議論がないのが不自然すぎる。
恐らく何処かでルフィがポーネグリフの解読を必要とする、またはロビンが空白の100年を知りたい=ルフィのONE PIECEやラフテル到達の目標と重なる事で、ロビンの考古学者という役割が正式に割り当てられるようなイベントがあるのではないだろうか。
③ ヤマトの役割
最も考えられるのが、書紀としての役割だろう。おでんの日誌を読んでいるので記録を残すことの重要性を理解しているはずだ。
ただ、これはあくまでヤマトにできることの一つであり、ルフィが望んでいる役割ではない。もっと言うなら誰でもできる事ではあるのでヤマトである必要はなく、ロビンやナミでも可能だ。
となると、ゾロが副船長に繰り上げになれば戦闘員が空くのでその枠に収まる可能性がある。
どちらにせよ、役割としては書紀か空席になった戦闘員かなと思う。副船長でも似合わなくはないけど、流石に最古参のゾロを置いてそれはないだろう。
④ 光月おでん
ヤマトはおでんの航海日誌を読んでおでんに憧れた。そして世界をひっくり返す様を見るために、ひっくり返すために海に出たいと思っているキャラクターである。むしろ誰よりもおでんに近しいキャラクターである。
なのでヤマトは光月おでんのように、ロジャーの船にゲスト乗船するのではないだろうか。
おでんも、レイリーやロジャーからしたら仲間だろうが、客観的に見ると白ひげから1年という条件で借りた人材であり、心情としては仲間だろうが実際はグランドライン制覇のためのゲストである。この立ち位置は今のヤマトに凄く似てないだろうか?
⑤ ゲスト乗船
筆者はこうなるのかなと思っている。ヤマトは好きだし、仲間になるやろとずっと思っていたが、役割が不明瞭でゾロの副船長話も筆者の妄想に過ぎないので可能性は高くない。となると、世界がひっくり返るまで乗船しているゲストになるのではないか?ちょうどロジャーにとってのクロッカスやおでんのように。
これならば役割も関係ないし、おでんの航海日誌を読んでいる事からネタバレ嫌いなルフィとの齟齬も何とかなる。
⑥ ヤマトの人気
ただ、ゲスト乗船の一つ問題点はヤマトの人気が高い事だ。これだけあからさまに自分から麦わらの一味に乗りたいというキャラクターはいなかったので、仲間になるフラグが立つゲストキャラだと思ったのだ。実際、話の脈絡はなんとなくそう思わせる部分も多かった。しかし、これだけ人気が出ると作者が話の路線を変更する可能性も大いにある。そしてそれを肯定する伏線もばら撒かれているので、すんなり加入できるだろう。
⑦ まとめ
恐らく麦わらの一味に正式加入するだろう。役割は戦闘員か書紀。それ以外にもモモの助と共にワノ国に残り支えるパターンもあるが、筆者はそれよりはロジャーにとってのおでんやクロッカスのようなゲスト乗船の方が可能性は高いと思っている。