(絵は妻による描き起こし)
本日、ONE PIECEの103巻が発売された。
表紙の作者コメントでのブルートゥースは一見ギャグだが、筆者には次の島、あるいは近々行くであろう島を暗示しているようにしか見えない。
何故ならブルートゥースとはヴァイキングの伝説の王の名前だからだ。
ブルートゥースといえば、誰もがBluetoothを思い浮かべるだろう。近距離無線技術の名前だ。これを開発した会社はノルウェーとデンマークを統一した1000年以上前に実在した王である、ハーラルブルートゥースの名前をこの近距離無線技術に名付けたのだ。
ブルートゥースは、958年にノルウェーとデンマークを統一し、さらに彼には神経の死んだ歯があったがその歯の色がダークブルーだった事からブルートゥースと呼ばれるようになった。
この事になぞらえて、文化の異なる国を統一する事と、異なる会社の技術を統一して近距離無線技術を確立する事を照らし合わせる事に加えて、Bluetoothの名前は誰にも商標として使われてなかったので、この革新技術にBluetoothの名前がついた。
つまり、スカンジナビアという北欧神話発祥の地の伝説の王の名前をこの103巻で急に入れ込んでくるのは、近々、あるいは確実に北欧神話の世界観を持つエルバフに行く事の暗示と言っていいだろう。
103巻の作者コメントを見た時に、昔妻から聞いたこのBluetoothとその由来である、ヴァイキングの伝説の王ブルートゥースの話を思い出した。
ここまで話して思ったのだが、まだシルエットしか出ていない巨人族の王子ロキは、歯が青かったりしないだろうか?
筆者はあまり神話について詳しくないが、ロキという神を想像しながら描くより、歯が青いという特徴があって、国を統一した実績のあるハーラルブルートゥースをモチーフにして描いた方が描きやすい気がする。
というか、作者コメントに青い歯の男性を描いてブルートゥース!のコメントを書いているあたり、作者はBluetoothの由来であるハーラルブルートゥースの事を知っているのは確実だろう。知らなければ描けないのだから。Bluetoothじゃなくブルートゥースとカタカナで書いたのもそういう意味もあるかも知れない。無論商標問題が一番だろうが。
また北欧と言えば音楽のメタルが大変盛んな国々なので、メタルや音楽関係のキャラクターや技名などが出る可能性もある。メタルバンドのKISSのようなメイクをしたキャラが出たら面白い。メタルといえばそういったメイクも特徴なので、KISSのメンバーに似たキャラが出るかもしれない。
話はそれるが特に筆者が遊んでいるMTGというカードゲームでは最近北欧をモチーフにしたカルドハイムというセットが発売されて、そこは北欧神話、ヴァイキング、メタル、戦争をモチーフにしていた。ワンピースにもそういった要素が描かれると筆者的にアツい!(笑)
そういうわけで急遽この記事を書いた。
5年でONE PIECEが終わるという作者の発言によってエルバフに行ってたら5年で終わらないんじゃないかという不安があったが、作者からのメッセージによってその不安は払拭されたと考えていいだろう。
エルバフはとても楽しみだ。
#ワンピース#考察#エルバフ#Bluetooth