ネタバレ注意!
最新話の内容を含みます
① ノミノミの実
まさかの能力者だったとは。少し残念である。ベガパンクの肥大する脳は本人の生まれついての特性であってほしかったのだが…
しかし、そうなるとまた種族がどうとかそういう説明もする必要があるので、悪魔の実で説明してもらう方が整合性が取れるのだろう。まぁ、単純に突然変異的にそういった特性を持っている人間という設定でいいと思うが。
天才的な頭脳になるわけではなく、記憶力が無限になる能力らしい。なんとも微妙な能力である。ベガパンクだからこそ意味があると言えるが、何となく悪魔の実はゾオン系に限らず、自身と相性のいい人間を選んでいる節がある。悪魔の実の第一人者、黒ひげもヤミヤミは俺を選んだんだよと言っているように、悪魔の実自身にも選ぶ力があるのかもしれない。
② インターネット
肥大化する脳を切り離し、そこを念波で接続する事で今までの知識、サテライトが経験、研究したものが切り離した脳に蓄積され、念波で共有できるらしい。
一つの巨大な図書館に、念波で繋がった者が図書館の内容を共有できる。まさにインターネットである。
そこに、思想が入り込んだら不都合が起きんか?というジンベエは流石である。これは、
① インターネットと違い、人々の脳を共有するから、強い干渉力を持った悪意がアクセスすると、人々に悪影響を及ぼす
② 脳を直接共有するわけではないが、SNSの炎上騒ぎのように、他罰感情が噴き出す事を懸念している
③ 特定の掲示板のように偏った情報や、一つの価値観に縛り付けるような書き込みが可能となるので、人々をマインドコントロールする事に繋がりかねない
こういったデメリットが想像できる。
900年前にこのインターネットがあったとしたら、なぜその片鱗が残っていないか。謎は深まるばかりである。
考えられるのは
① 完全に世界がリセットされた
② 巨大な王国内のみの科学力だった
③ 世界政府発足後、高度な文明を全て自ら捨てた
筆者的には③を推したい。世界が完全にリセットは文字通りあらゆる種族がほぼ全滅し、僅かな生き残りから文明がスタートしていくパターン。当然、高度な文明の姿や思想が受け継がれてはならないため、未開の人間や種族のみが生き残ったパターン。
これは恐らく最も可能性が低い。文明が一から始まったにしては、進む速度が早すぎる。つまり、高度な文明のみを全て消し去り、都合の良いレベルの文明は残して歴史をスタートしなければならない。今のワンピース世界は完全にリセットとは対極の世界である。
巨大な王国のみが高度な文明を持っていたパターン。これも考えにくい。科学技術とは、ある種の競争で育まれるものだ。一国の技術だけでここまでものは作れないだろう。ただ、ベガパンクが一人で作っているので過去にもそういった人物が作り上げた可能性はある。なら何故滅んだのか?ここが解決できない。
やはり自ら高度な文明を捨て去ったように見えてしまう。それ以外では悪魔の実を使わなければ記憶ごと文明の存在と科学力が消える謎が説明つかない。
そして、恐らくインターネットのように、人々が閲覧、書き込みができるというだけで、ベガパンクのように、頭にリンゴのアンテナをつけないと共有できないわけではないだろう。
サテライトにアンテナがないように、サテライトとステラ同士が視覚や聴覚などを共有しているように、何らかの手段で共有できる形を目指しているようだ。
もはや、新しい形の不老不死と言える。
③ 失敗作の悪魔の実
結局、色だけだった。(笑)
筆者はこれを悪魔の実の本当の作り方に気づき、別のアプローチから挑戦した事に対して失敗作だと言ったのだと思ったが、色だけとは…
https://sprite289.hateblo.jp/entry/2022/11/15/005423
(悪魔の実の考察)
しかし、それでも疑問がある。
カイドウの血統因子を使って20年かけて作ったらしいが、だとしたらセニョールピンクのスイスイの実を再現するのは早すぎる。
https://sprite289.hateblo.jp/entry/2022/11/12/235140
この記事でも論じたが、セニョールピンクがインペルダウンに投獄されたとして、そこから血統因子を抽出し、スイスイの実を作るまでに僅か数十日で達成している事になる。
上記の記事の抜粋
ドフラミンゴが捕まってからエッグヘッドまでの時間経過は約40〜45日前後ほど。(ドフラミンゴ戦後3日間ドレスローザに滞在、ゾウ編とHCI編とワノ国に向かうまでの間が約12〜15日間程度と仮定、ワノ国到着から2週間後が火祭りの夜、そこから1週間後に緑牛襲来、数日後にワノ国出航、出航から数日後にエッグヘッド到着)
そしてドレスローザからインペルダウンまでの道程を考えると40日を切るだろう。
僅か数十日で血統因子の抽出から培養、悪魔の実複製までやり遂げている事になる。
つまり、悪魔の実を再現したのではなく、能力だけを再現したのではないだろうか?
この場合、考えるべきは
① 能力だけ再現できるのか?
② 悪魔の実を作って経口摂取じゃないと能力は得られないのでは?
この辺りだろう。
能力だけ再現してしまうと、カナヅチまで克服している可能性があり、その場合は悪魔の実の上位互換になってしまう。そのため、カナヅチはカナヅチのままか、能力の幅が狭い、完成度が低い、覚醒がない、などのなんらかのデメリットがあるかもしれない。
そもそも能力を再現する場合でも悪魔の実として一度作らねばならないのではないだろうか?
何故なら能力者になれる血統因子があるのなら、対象の人物にその血統因子を組み込む、または書き換えれば悪魔の実を作らずとも能力は再現できるはずだ。
にも関わらず悪魔の実を再現したという事は、能力は悪魔の実からしか再現できないのではないだろうか。
その場合は、血統因子を取ってからでは作るスピードが早すぎるので、やはり血統因子だけではなく、何らかの悪魔の実の構成物質が存在しているのではないだろうか。
悪魔の実の能力の再現は、悪魔の実を再現しなくても能力だけ再現できる可能性が高まったようにみえる。
そもそも、黄猿のレーザーなどは再現できていたわけだし、科学力で再現可能な悪魔の実に限定すれば能力の一番再現は可能かもしれない。
そもそも、ベガパンクは悪魔の実固有の何かを知っているに違いない。
同じ成分にならないから色違いだと分かると言う事は、能力を再現する部分の血統因子と、姿や形を司る血統因子と、色を構成する血統因子が別々であり、ベガパンクはそれを知ったから、誰にも食べさせてないのに、色違いだと分かった。
だとしたら、全ての悪魔の実を再現するのは時間の問題だろう。
④ ロボット兵器
200年前にマリージョアを襲ったロボットだが、そもそも本当に襲ったのだろうか?
何となく筆者は襲ってきたというより、迎えに来たような、助けに来たような、故郷に帰ってきたような、そんな印象を受けた。
つまり、200年前に突然現れたのではなく、700年間マリージョアを求めて彷徨っていたのでは?
僅かしか動力が残っていなかったとして、700年間もその動力が残っているのはおかしい。燃料切れだったと言う事は、このロボが動く動力は無限のものではなく、有限のものである可能性が高い。もしかするとマリージョアに動力の源があり、補給しにきたとかないだろうか?
そして、ベガパンクを持ってしてもこのロボの動力源は分からないらしい。とんでもないエネルギーという事で、原子力発電くらいしか思い浮かばないが、
⑤ CP0
これほど役に立たない諜報機関がかつてあっただろうか。
いかにロブルッチといえど、セラフィム複数台とパシフェスタも大量に存在し、なんならカイドウ型や赤犬型も存在する可能性のある島に、四皇が待ち受けている事も知らぬまま、仮面をつけているのにロブルッチとバレる知名度。
もはや仮面など外して大人しく世界政府特殊戦闘部隊などに改名した方が相応しいだろう。ここまでの負け戦は漫画史上類を見ない。
正直、ロブルッチやカクが、カタクリレベルの幹部である、キングやクイーンを倒したゾロやサンジと同レベルとはとても思えない。
加えて、CP0がつれているセラフィムも、シャカの言うことを聞くだろうし、沢山のセラフィムがいる上に、発明品を破壊しないように7人を暗殺とか、無理ゲー過ぎる。
ただボニーについて何か知っているようなのが気になる。
用済みということは、ボニーの能力を再現したか、誰かを若返らせたか、この辺が想像できるが、五老星は老けたままだからイム様だろうか?
そしてシャカが迎え撃つ覚悟を決めた。
ステラは一味に乗せて貰う気満々なあたり、ステラやサテライトを守りながら一味が合流して出航するのがエッグヘッド編の目標となるだろう。
迎撃する理由はCP0の目的が分かっているからだ。ただで死ぬ気はないようだ。
どう考えてもCP0が勝てるとは思えないが。
また、自我を失ったくまが突如どこかへ向かい始めた。十中八九ボニーの下だろう。間に合うことはないが、魂が残っているのが見れて嬉しい。ベガパンクがボニーに渡すものがあるという事とも繋がりそうだ。
次回は休載なのでゆっくり考察できる時間がとれる。情報量の多い回だった。
#ワンピース#考察#ベガパンク