① 26年前のロードポーネグリフ
まず、なぜ26年前という表記なのかについてだが、ロジャーがラフテルについたのが25年前。その1年前におでんと出会っていることからおでんと出会って最後の1年の航海の前は今から数えて26年前であり、その時点でビッグマムの持っていたロードポーネグリフを所持していたため、本記事では便宜上26年前の表記で話を進める。
26年前にロジャーが見つけたロードポーネグリフは誰から手に入れたかが明確になっている。
- ビッグマム
- ワノ国
- ゾウ
- 魚人島
現在は魚人島にあったものだけが行方知らずとなっており、ルフィ達の最大の壁となっている。
そして、1ヶ月の休載期間の間に公開されたロード・トゥ・ラフテルという小冊子では
26年前
- HCIのロードポーネグリフの元々の所在地不明
- ワノ国
- ゾウ
- 魚人島
このように書かれ
現在
- HCI
- ワノ国
- ゾウ
- 所在地不明
となっている
現在、最後のロードポーネグリフ、つまり魚人島にあったものが行方知らずとなっておりそれを考察しているがもう一つ謎がある。
ビッグマムはどこでロードポーネグリフを見つけたのか?
② 結論
結論から言うと、ビッグマムが手に入れたロードポーネグリフは恐らくゴッドバレーにあったと考えられる。
根拠は
- 39年前にロードスター島に到着
- 38年前のゴッドバレー事件
- ロジャーがゴッドバレーにいたこと
おでんの過去回想でロジャーとおでんと白ひげが会話したのが26年前なのが分かっている。
28年前がおでん出航2年目、ロジャーとおでんが出会ったのがおでん出航から4年目。つまり28年前から2年後にロジャーと出会った計算になる。これは、ラフテル到達が25年前であり、その1年前におでんを仲間に入れて航海した方向から計算した数字と一致するので計算上間違いない事実である。
その時にロジャーは「もう13年も前になる、俺たちは誰も辿り着けなかった最後の島ロードスター島についに行き着いた」と語っていた。
つまり、26年前からさらに13年前、今から数えて39年前にロードスター島でラフテルの存在を知りロードポーネグリフを集め始めたのだ。
その1年後にゴッドバレーにたまたまロジャーが居合わせるなんて偶然あるだろうか?
むしろ、ロードポーネグリフを探しにゴッドバレーに行ったと考えた方が自然だと思う。
そしてゴッドバレーにはロードポーネグリフとは別にロックスが向かう理由になる"何か"があり、天竜人も奴隷もいたのだ。
③ロックスが狙っていたもの
ロックスが何を狙っていたのかは分からないが、
例えば
などではないだろうか。
筆者は悪魔の実の源なんてものは無いと思っている。
悪魔の実はあくまで人の想像や願望が突然果実となって生まれたものであり、その不自然さから海に嫌われるという説明があった。
人工物という捉え方もできるが文脈やニュアンス的には突然変異的に発生した自然物であると考えていい。
であるならば、宝樹アダムや天竜人の一族などになるだろう。
ロックスの目的が世界の王であり、ロックス海賊団の結成理由が「ある儲け話」なので、この2つはある程度イコールにならなければならない。
つまりロックスが世界の王になる事で海賊団が儲かるという仕組みだ。そう考えるとロックスが世界の王になるための何かがあったと言える。
- 宝樹アダムは金儲けにはなるが世界の王になる為に必要ではなさそう。
- オペオペの実はドフラミンゴがマリージョアの国宝と合わせれば世界の実権を握れていたのであり得そう。
- ゴムゴムの実も伝説の悪魔の実であり、古い悪魔の実図鑑にはゴムゴムの実の記載がない。つまりヒトヒトの実幻獣種モデルニカがちゃんと載っていたのではないだろうか。それならロックスが狙ってもおかしく無い。
- 同じ天竜人でも位があるはずだ。でなければチャルロスのようにバカ丸出しの言葉違いの奴と五老星のようなまともな人間がいる事に説明がつかない。それを人質として狙った可能性もある。
ふと思ったが、ミョスガルド聖は神だった頃はバカ丸出しの言葉使いだったが、オトヒメによって人間に戻ったあとは我々のような喋り方になっていた。ホーミング聖もまともな喋り方をしていたし、人間に堕ちるとまともに戻るのではないか?つまり天竜人は神という立場になった事で逆にバカに堕ちたのではないだろうか。
そう考えると、神=バカ、人間=普通という図式が成り立つ。
五老星はまともなので、天竜人の中で人間に戻れた者だけが五老星になって世界の均衡を保つ役割を与えられるのではないだろうか。
筆者は五老星が空白の100年から生きているとは思っていない。
それはワノ国編での会話が答えになっている。「世界で最もふざけた能力だと聞いている」や「あの実は我々にとっても伝説だ」や「なぜ世界政府はあの実にゴムゴムの実という名前をつけた?」など、明らかに他人から聞いたかのような表現や、自分の目で見たことないような言い回しをしている。
それに不老不死だったら流石に各国の王達も何か言うだろうし、他の天竜人も不老不死の秘密を狙って内紛を起こしたりするだろう。
つまり、五老星は現実世界で言うところの役職の名前であり、代々人間に戻ったまともな天竜人だけが受け継ぎ世界の均衡を保っていたと考えられる。
ひょっとするとロックスは38年前にまだ若かった現在の五老星を狙っていたと考えられないだろうか。イム様を知らないロックスからすればコイツらさえ押さえてしまえば世界の実権は握ったも同然なのだから。
天竜人から人間に戻す際にゴッドバレーに行く必要があるのか、それとも何か別の理由があるのか分からない。
しかし、ロックス→世界の王になりたいという野心があり、ロックス海賊団→ある儲け話の為に集められたのでやはりロックスが世界の王になる事が海賊団にとっての儲け話であると考えていいだろう。
話が逸れたが、ロックスが狙うものとしては
- オペオペの実
- ゴムゴムの実
- 次期五老星の身柄
これらがゴッドバレーにあり、そこにロードポーネグリフを狙ってきたロジャーが居合わせたと考えられる。
④ いつロードポーネグリフを取ったのか
恐らくゴッドバレーの戦いの最中、ビッグマムが船に運びこんだあたりで写しを取ったのでは無いだろうか。
あるいは、ゴッドバレーでビッグマムがロードポーネグリフを運び込むのを見ていたのでゴッドバレー撤退後にHCIで写しを取ったか。
このどちらかだろう。
冷静に考えればロックスとの死闘の後に写しを取るのは難しいだろう。
しかし、筆者は観ていないが映画REDではロジャー達はシャンクスが入った宝箱を奪った時、元々の目的を達成したかのような発言をしていたらしい。と言う事はやはり1年前から集めてきたロードポーネグリフをゲットしたからだろう。
⑤ エルバフ
巷では、エルバフにあったのでは無いかと言われている。
確かに巨人族と空白の100年の関わりは深いし、ビッグマムとの因縁もあるので可能性は大いにあるだろう。
ビッグマムが奪ったロードポーネグリフかゴッドバレーにあったものじゃないならエルバフ以外にないだろう。
しかし、エルバフとビッグマムは対立関係にあり、ビッグマムが幼少期に起こした事件を考えればもう一度エルバフに足を踏み入れるのは考えにくい。そのため筆者的にはゴッドバレーにあったものを奪ったと考えている。
⑥ 最後のロードポーネグリフ
誰が移動させたのか。
考えられるのは
- 白ひげ
- 元ロジャー海賊団
この2択だろう。シャンクスも怪しいがむしろサポートしているシャンクスがここに来てそんな妨害をするだろうか。
それにロジャーがラフテル到達した後にロードポーネグリフの必要性が広まったと考えられるわけだが、仮にそこから10年経ったとしても、カイドウやビッグマム、王直などの方がロジャー海賊団解散して10年後のシャンクスより影響力は強く、何度も魚人島を通っているだろうからロジャーのように心当たりを覚える人物は多いはずだ。
世界の真実と20年後の世界の夜明けのために順番したロジャー海賊団からすれば、ワノ国やゾウ、ビッグマムが守るロードポーネグリフは入手しにくいが、海賊の往来の激しい魚人島は目につきやすく魚人島が荒れる原因になりかねない。そのためどこかへ移したと考える方が自然だろう。恐らくオーラジャクソン号に乗っているのではないだろうか。もしくはロードスター島。この2択だと思っている。
魚人島は白ひげの縄張りだったのでロジャーから真実を聞いた白ひげはロードポーネグリフを移した可能性もある。しかし、それならマルコは知っていそうだからロジャー海賊団に比べれば可能性は低いか。
しかし、白ひげも間違いなくロジャーの意志を受け継いでいる1人であることから、何らかの予防線を引いている可能性自体は極めて高いだろう。むしろ、魚人島を縄張りにする理由が荒れた魚人島を守るためだけとは思えないのだ。読者にそう思わせるダブルミーニングのように思えてならない。ロードポーネグリフを別の場所に移しておけば、それを狙う海賊や戦争も減るから移すのは至極当然のことに思える。
というか巨大な王国は何故魚人島に置いたのか?あれだけ科学技術が発達していたなら、レッドラインを塞がれたら真下にある魚人島を通ることになるので狙われやすくなるのは自明の理だ。もしかしたら世界の形が大幅に変わったのだろうか?シャボンディ諸島なんてものは存在せず、またあんな諸島が生まれるなんて想像つかないほど世界が様変わりしたのではないだろうか?
話はそれたが、
ゴッドバレーには何があったのだろうか
何故、五老星はまともな言葉遣いなのだろうか
最後のロードポーネグリフはどこにあるのか
考える時間が一番楽しい
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