spriteの考察日誌

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解と捌 補足

 

 

ネタバレ注意!

最新話の内容を含みます

 

① 結論

宿儺の術式は斬撃であり、名前は御厨子である。

 

根拠は

  1. 同じ時代を生きた万が厨子を斬撃と認識しておりそれを宿儺の術式と言っている
  2. 宿儺が複数の術式を持てるのは宿儺の術式ではなく別の理由

 

前回の記事では宿儺の術式は斬撃であり、複数の術式を所持できるのは宿儺が受肉し浴によって術式の刻まれた器の魂を取り込んでいるのではないか、そして厨子は生得領域を指すのではないかと論じた。

 

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この記事と基本的な考えは変わっていない。

宿儺が複数の術式を所持できるのは、術式が刻まれた魂を取り込んでいるからだ。今回は前回の記事を復習しながら、根拠を補強していく。

 

② 根拠1 万の言動

宿儺の術式が複数の術式を得る事ができるなら、万の言動が不可解である。

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

これを文脈通り受け取るなら、宿儺の術式は御厨子であり、御厨子は斬撃であると考えてよい。

もちろん、万が■開を知らない可能性もある。ファンブックでも「斬撃のほうは文献を漁れば分かります、炎の方は知られていない可能性もあります」と言及されている。平安時代でも知られていない可能性もある。しかし、宿儺は知られていると思っている。

(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

このことから宿儺が複数の術式を使えるのは平安時代では有名だったのではないだろうか。そのため、万の言う御厨子が宿儺の術式であり斬撃であるという認識は確度の高い情報なのだ。

 

③ 根拠2 浴は器の魂を沈める

複数の術式を持てるのは術式の刻まれた魂を取り込んでいるからではないだろうか。それは受肉と浴によってそれを行なうとしたら?宿儺は過去にも浴を行なっている。その目的は魔に近づき器の魂をより深くへ沈める事である。

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

この発言から浴を過去にも行なった事があるのは確定しており、その効果が器の魂を沈めるものということも分かっている。つまり、宿儺は過去にも誰かに受肉し、浴によって肉体の主導権を得ていた事になる。

ここで問題なのはどの程度まで浴を行なえば十分なのかということだ。明確なゴールがあるはず。

  1. 伏黒の魂が死ぬまで
  2. 伏黒の魂を取り込むまで
  3. 伏黒の魂と混ざるまで

 

伏黒の魂が死ぬとさすがに術式も消滅するのではないだろうか。少なくても筆者の理屈ではそうなる。加えて裏梅や宿儺自身が魂をより深くへ沈めるためにと言っているから伏黒の魂を殺すことが目的ではなさそうだ。

 

宿儺と天元は姿が似ている。恐らく人が進化すると一様にあのような外見になるのだろう。

(引用:呪術廻戦/著者芥見)

 

そして天元からは取り込んだ星漿体の声が聞こえるそうだ。つまり魂も共存していることになる。もし宿儺も同じ状態だとしたら?

外見が似ているのだから同じようなことをしていてもおかしくない。先ほどの浴の説明も踏まえて考えると信憑性が高い。

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

天元が自身の中に複数の魂を取り込んでいるのだ、魂の格が違う宿儺が同じことができてもおかしくない。考えてみれば天元に同化できる人物が日本中に数人は存在しているので、虎杖以外に伏黒が宿儺に耐性がある人物であってもおかしくない。つまり、虎杖も伏黒も宿儺にとっての星漿体と思えば違和感はないだろう。

 

もっと言うなら複数の魂を取り込んでいる術式が存在する。それが呪霊操術だ式神は術師の呪力で動いているが呪霊操術は自身の呪力ではなく呪霊の呪力で顕現している。

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

そして呪霊にも魂は存在している事が分かっている。漏瑚自身が陀艮に向かって喋っていた事から確定でいいだろう。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

この事から呪霊にも魂が存在し呪霊を取り込む呪霊操術魂を取り込む術式と言い換える事ができる。

そして呪霊操術は降伏した呪霊格下の呪霊しか取り込めない事が分かっている。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

つまり、宿儺も器の魂を取り込む際は降伏させなければならない。だから伏黒の魂が折れるまで待ち続け、さらに弱らせるために浴を行なってより深く沈めようとしているのだろう。全ては伏黒の魂を取り込むために。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

呪霊操術は取り込んだ呪霊を使役する。それも数千万体も取り込めるのでほぼ上限なしと考えていい。それぞれの呪霊が持つ術式も呪霊を操る事で擬似的に呪霊の術式を使う事ができる。

呪霊を取り込む呪霊操術は呪霊の魂を取り込む術式と言い換える事ができ、この場合は脳のメモリを使わずに複数の術式を所持できるのとほぼ同等のパフォーマンスができるのだ。

つまり、術式そのものをコピーしたり抽出したりすると乙骨や羂索のように脳のメモリに引っかかる。しかし、呪霊操術のように術式の刻まれた魂(呪霊操術の場合は呪霊)取り込む場合は脳のメモリには引っかからず、ほぼ上限なしに取り込んで使える事になる。

 

あるいは魂が交じり合えば宿儺の魂に術式が刻まれるのだから器の術式を使えるはずだ。しかし、その場合は魂の格が違う事は説明できても脳のメモリが説明できない。結局、魂が1つしかないためその情報を脳が刻み込んでしまいメモリがはち切れてしまうのだ。だがもしこの問題を解決できれば魂が交じり合うという方向性からも面白い考察ができそうだ。

 

恐らく浴の最終ゴールは沈めた魂を取り込むことだろう。そうすることで脳のメモリを使わずに術式を取り込めることになる。その場合、■開の詠唱なしで使えている十種影法術も■開を唱えないと使えなくなるかもしれない。不便にはなるがそれも縛りなのかもしれない。

 

④ 根拠3 術式は魂に刻まれる

術式はどこに刻まれるのか?筆者は魂だと考えている。魂に刻まれているから肉体にも刻まれるのだ。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

何故なら魂に干渉できる真人が肉体は魂の形に引っ張られると語っているからだ。つまり、魂に刻まれているものは肉体にも刻まれるのだ。夜蛾学長が言うように逆も然りである。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

では肉体のどこに刻まれるのか?それは脳である。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

脳に術式が刻まれるなら羂索が乗っ取る時に色々手を打たなければならない事にも、死滅回遊のペナルティで術式を奪われた際に死に至ることも説明できる。

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

単に身体に刻まれているだけなら脳がなくても手足や心臓があるので術式は消えないはずだ。だが、手足や心臓があるのに術式が消えるのは脳がなくなっているからに他ならない。つまり術式は脳に刻まれていると言える。

順平の場合は脳に術式は刻まれているが、それを発揮するような構造にはなっていない。だから無為転変でイジる事で仕様を手に入れられるのだ。我々の脳も100%使えていないのと一緒で、素養はあるが使えないという事なのだろう。

 

もし、宿儺の術式が斬撃ではなく術式を奪う術式だった場合脳のメモリがはち切れるはず。実際、コピーの術式を持つ乙骨は脳のメモリを保護するためにリカに外付けしている。

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

という事は術式を奪う術式にはストックした術式を脳のメモリを使わずに保存する機能はない事になる。コピーによるストックも、抽出した術式も共に脳に刻まれることが九十九のセリフから証明されている。この事から術式で相手の術式を奪った場合も脳のメモリを消費するのだ。

 

もし宿儺が乙骨や羂索のように脳のメモリを消費する事で術式を複数所持使用しているなら、宿儺と乙骨と羂索の3人に共通点が生まれることになるので、彼ら2人も■開を唱えなければならない事になる。しかし、あの2人は唱えていない。つまり、乙骨と羂索は、宿儺のように術式を2つ以上所持しているが、宿儺の現象とは違う事が起きていると言えるのだ。

 

つまり、術式を奪うにせよ、取り込むにせよ、コピーするにせよ、抽出するにせよ、

  1. 脳のメモリを消費して複数の術式を得ている例は2つあり、乙骨のリカに外付けしたコピーと、羂索の乗っ取り及び抽出である
  2. この2つは術式を切り替える際に■開を唱えずに使用できる
  3. 羂索は術式を外付けしていないので、恐らく脳に刻める術式は3つが上限で、人により4つまで刻めるが、それ以上刻もうとすると乙骨のように外付けが必要である

3人に起きている現象が違う以上、これらに抵触せずに宿儺の術式を証明しなければならない。

宿儺は術式の刻まれた耐性のある器に受肉し、浴によって魂を沈めて取り込むことで、■開を唱えると任意の魂を取り出して術式を切り替えることができているのではないだろうか。器の魂を取り込むたびに体に紋様が刻まれると考えれば紋様も説明できる。

 

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⑤ その他の可能性1 呪縛と蟲毒

異形の身体という天与呪縛によって複数の術式を使えるなら虎杖の身体の主導権を握り身体を元に戻さなければ術式は使えないはずだ。

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

もし、異形に戻らずに複数の術式を使えるなら異形は縛りとして成立していない事になる。

そもそも天与呪縛とは、何かを失う代わりに何かを得るわけなので、宿儺のように手が4本ある場合は呪縛として成立しないのではないだろうか。

 

結合双生児説もいくつか問題がある。2人の人物が1人になっているので2つの術式を所持できることも魂が2つ分あることも説明できるが、この場合は魂を切り替えているわけではないので、乙骨や羂索のように■開を唱えずに術式を切り替えることができそうな気がする。それに術式が3つ以上出た場合、この説は破綻してしまう。なんとなくだが沢山の術式を持っていそうな気がする。しかしこれは筆者の感覚の問題なのでこれが正解かもしれない。

 

蠱毒によって作られた存在というのは、宿儺の浴がまさに呪霊を使った蠱毒のようなものなのであり得るかもしれない。

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

そうなると人間で蠱毒を行なった人物が1000年以上前に存在した事になる。そんな人物は羂索以外に考えられないが、羂索の口ぶりからその可能性は低いだろう。

そしてファンブックでも「天災に近かった」と言われている事から突然変異的に生まれたと考える方が自然に思える。

または現代の五条のように強大な存在が生まれる事で時代の平均値が上がる、もしくは徐々に上がる平均値の最高到達点として宿儺や五条のような存在が生まれたという事が書かれている。

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

以上の事を考えるとどれも宿儺が複数の術式を持てる事に繋がらない。

 

⑥ その他の可能性2 術式反転

羂索の重力術式が、虎杖母の反重力機構を術式反転させて重力を起こしていたことが分かっている。

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

宿儺の斬撃も術式反転の可能性はないだろうか?

遥か前から考察されている通り宿儺の術式は結合や調理だった場合について考えてみよう。

調理は宿儺の趣味やセリフに調理関連のワードが多いからだが術式反転で斬撃になるとは思えないし複数の術式を保管するというのも微妙なラインである。1000年前に冷蔵庫はないが、台所の土間に穴を掘って食材を保管していたのでそこを考慮すれば可能だろう。しかし、術式反転が違和感となる。

 

結合なら斬撃は解釈できる。術式によって他者の術式を取り込めるならこれが一番可能性が高いのではないだろうか。術式反転が解となるのも納得である。一方で捌の存在がネックになる。術式反転赫のように現在、術式反転は一種類しか確認されていないからすでに分解の作用がありながらもう一つ似たような作用が働くとは思えない

 

宿儺の斬撃が術式反転の可能性はあるものの、その術式を順転にした時に複数の術式の所持に結びつかないのだ。

 

⑦ 宿儺の術式は斬撃である

やはりこう考えるのがベストではないだろうか。

  1. 宿儺の術式は斬撃であり、厨子という文字が術式名に入っている
  2. 複数の術式を所持できるのは浴によって器の魂を沈めて自身の生得領域に保管しているから
  3. 複数の術式を所持している乙骨や羂索は、■開を唱えずに術式を切り替えられるが脳のメモリに引っかかっている
  4. 乙骨と羂索はコピーや乗っ取りと術式の抽出という手段で術式そのものを対象にしている。その場合は脳のメモリを消費する
  5. 脳のメモリを消費して複数の術式を所持している乙骨と羂索は、術式を切り替える際に■開を唱えない
  6. 宿儺は■開を唱えて術式を切り替えているので、■開を唱えずに術式を切り替えられる乙骨や羂索とは違うやり方で術式を獲得している
  7. 呪霊操術に上限がないように、取り込める魂の上限も大きいので複数の魂を取り込める
  8. 呪霊操術の人間版だった場合、浴という行為が術式とは関係ない行為なので、人の魂を取り込むという術式ではない。万の言動とも食い違いがおこる
  9. 術師を殺すと魂も死ぬ成仏する呪霊になるので取り込めなくなる
  10. 天元のように宿儺専用の星漿体が存在しそれが虎杖や伏黒であり、彼らに受肉し魂を取り込むことで術式を手に入れている。

結局、宿儺の術式が術式を取り込むものなら万の言動で矛盾してしまうし、乙骨や羂索のように術式そのものを、取り込むにしても脳のメモリがはち切れてしまうし、彼らは■開を唱えずに術式を切り替えているので、宿儺の切り替え方と矛盾してしまう。さらになんのために浴をして器の魂を沈めているのかわからなくなってしまう。

宿儺が術式を複数所持できることを術式で証明することは解決できない問題が多すぎるのだ。

 

⑧ 宿儺の斬撃は釈魂刀

話は変わるが、宿儺の術式が斬撃というのは最強格の五条と比較した時に若干弱い気がしないだろうか?しかし、もし魂を切断できるなら話は変わるだろう。

魂を観測できれば魂ごと切り裂ける釈魂刀で回復不能な傷を与えられる。そして宿儺は魂を観測できている。真人と魂の状態で会話できるし、魂のみになった漏瑚や花御、陀艮とも会話ができる。魂の専門家である真人と比較しても一線を画しているほど魂に精通している。

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

そして無機物の魂を観測している真希のように、空中ジャンプも簡単に行なっている。筆者は無機物の魂を観測する事と、空中ジャンプは別物と捉えているが、少なくても宿儺は空気中の湿度や密度を面と捉えていることは間違いない。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

この事から宿儺も虎杖や真希や甚爾のように魂を捉えた攻撃ができるのは間違い無いだろう。つまり、宿儺の斬撃は釈魂刀に斬られた時と同じようなダメージを与えられるはずだ。

そして魂を切り裂く攻撃は魂を知覚できなければ防ぐ事はできない。つまり防御不能の攻撃と言える。そう考えれば無下限呪術に比べて地味な斬撃も強いように見えてこないだろうか?

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

これもある意味、宿儺は自身の生得領域に今まで取り込んできた器の魂があるから知覚できるのかもしれない。