近頃、「俺が付き合う女はメンヘラばっかなんだよね」という男の感想に対して、「メンヘラは男が作るんだよ」という意見が散見されるようになった。
本当だろうか?
今日はこのメンヘラは男が作る説について論じていく。
【目次】
① メンヘラとはなにか
まずメンヘラを定義する。メンヘラには様々な定義や特徴があるが、ここでは大きくまとめて
- 自分で自分の機嫌を取れない
- 不機嫌で相手をコントロールする
- 本筋ではない所に突っかかってくる
- 泣いたり怒ったりするなど感情表現が極端
他にもあるが本記事ではこれらを持ち合わせたものをメンヘラと定義する。
② 結論
結論から言うとメンヘラは男が作るものではない。
まず、その根拠を述べていこうと思う。
- 具体性がない
- 甘やかさられるのと自分を甘やかすのは違う
先ず①から見ていくが、メンヘラは男が作ると主張する者の意見を見ると、具体的な論理は見当たらない。
「メンヘラは男が作るもの」という情報を得たなら「どういう理屈で女性がメンヘラになるのだろう」という思考をせずに「そうなんだ!メンヘラって男がつくるものなんだ!」と結論付けている人が多い。
「メンヘラは男が作るもの」と主張するのはいい事だと思うが、「どういう理屈で女性をメンヘラ化するのか」を、具体的に論理的に再現性を感じられる理屈で提示されなければ納得できない。
次に②について論じていく。
多くのサイトに男がメンヘラを作る工程が記載されている。その詳細はサイトによって千差万別なのだが、いくつか共通点がある。
- 優しい
- 女性の要望を全て受け入れる
- LINEなどの返事がマメ
- 元カノがメンヘラ
- 男性自身もメンヘラ
などが散見される。
一つ目と二つ目の内容はほぼ一緒だ。優しいと甘やかすは紙一重である。女性の全てを受け入れていながら見返りを求めていたりするし、優しくするうちに女性側が無意識に依存するようになっていたりする。上ふたつの「優しい」「女性の全てを受け入れてくれる」などはこれに該当する。
要は男性が優しくするうちに女性側が感謝を忘れてしまい、男性をぞんざいに扱ってしまうという事だ。
次の三つは良く分からない。「LINEがマメ」がどう女性をメンヘラ化させるのか分からないが、恐らく女性に「ずっと私のことを気にかけてくれる」と思わせてしまうからだろう。
四つ目の元カノがメンヘラだからこの男はメンヘラ製造機なんだというこの主張は良く分からない。それはただの経歴だろう。恐らくメンヘラと付き合っていた=この男はメンヘラ製造機かもしれないという理屈だろうが、それは結果であって過程ではない。
「元カノがメンヘラでさぁ」と男が言うと「それ、あんたがメンヘラにさせたんやない?」というレスバを見かける。筆者も目の前で見たことがある。
そしてこの後に具体的で論理立った、再現性のある仮説は聞こえてこない。「あんたがメンヘラにさせたんやない?」の後に男性がする返答は「いや、そんなことないと思うけど」である。それに対する女性側の返答は「あんたが作ったんよ」に類する言葉である。これは男の経歴をみてメンヘラ製造機か判断する材料とされているだけだろう。
五つ目の男自身がメンヘラというのは納得の理由だろう。自分が他人に依存されることで自己価値を見出す人間だから、他人に優しくしLINEをマメに返し、依存させ、女性を情緒不安にさせる。これに関しては納得できる。再現性のある論理だからだ。
ここまでのメンヘラ製造機の特徴をまとめると、女性に優しくして、女性に依存させて、LINEをマメにすることで女性を安心させるような男は、女性を依存させることで自己価値を見出している男だと考えらえる。それがメンヘラ製造機というなら納得できる論理である。
しかし、それらは女性がメンヘラ化するのとは別の話ではないだろうか?
要は男性が優しくしたり、甘やかしたりするのと、それに甘えて感謝を忘れたり、横柄な態度を取ったりするのは女性側の問題ではないだろうか。

③ 自分を甘やかす人たち
確かに、女性の要望を受け入れて、尽くしてくれて、LINEもマメな男性がいたら、つい男性の優しさに甘えてしまい、男性をぞんざいに扱ってしまう事もあるだろう。そんな男性がいたら他の女性に取られるんじゃないかと怖くなってしまう事もあるだろう。
だが、その優しさに甘えて感謝を忘れたり、男性を束縛したり、ヒステリックを起こすのは別の話だ。
男性から優しさや献身性を享受しておきながら、自分の感情のコントロールまで男性に責任を求めるのはやりすぎだろう。それならば優しさや献身性も放棄して初めてフェアと言えるだろう。
要は男性に優しくされることを望んでおきながら、自分は自分を甘やかしており、その責任を男性に求めているのだ。そしてそれをヒステリックな感情表現で発散させている。
加えて男性が何か相談をした時や頼った時にぞんざいに扱ったりする。これまで男性に優しくされたから無意識に男性を良いように扱っていいという風に思っているのだ。
④ 遺伝する情緒
そもそも彼女たちのメカニズムは決まっている。「自分の思い通りにいかない場合、泣く、怒る、本筋と違う話を喋りだすことで相手をコントロールする」これに尽きる。
彼女たちはプライドが高いため、謝罪や反省より先に言い訳が出る。自分たちの自分に甘い所や至らなさを指摘されると、言い訳や理由を感情的に喚き散らす。
結局のところ、彼女たちは男性側が相談や要望を告げた時に「自分のいう事を聞く彼氏が反抗してきた」と思って感情的になったり、「こんなにキツイなか頑張ってる私が何でこんなこと言われないといけないの」と被害者になったりする。
これらは男性によって引き起こされているのではない。彼女たち自身の問題なのだ。もし、本当に男性がメンヘラを作るのであればなぜメンヘラでない女性も存在するのか。男性が行なった優しさや甘やかしがあったからと言ってそれに甘えて自分を甘やかし、自分の機嫌の責任を男性に求めたりするのは別の話だ。
だが彼女たちは自らが不機嫌になったり、怒ったり、泣いたりすれば機嫌を取ってもらえると思っている。それこそがメンヘラが本人の資質に依る所以なのだ。
子供を持つと分かるが、性格は遺伝する。生まれた瞬間から自我が強い子は自我が強い。そして自分が不満に思うポイントも似通っている。
加えて子供は親の背を見て育つ。親がどういうタイミングで発言をするか、どんなことを言っているのか、どう行動するのかを良く見ている。それらを見る事で、「このタイミングで発言するべきだな」「こういう伝え方じゃないといけないんだな」「こんな行動をするということはこう考えてるんだな」と逆算式に物事を子供なりに組み立ててみている。
つまり、メンヘラとは本人の気質+家庭環境で発生すると言える。元々、そういう性質を備えている人が、甘やかされた環境にいたり、逆に不機嫌で周りをコントロールする親がいたり、不機嫌になった時に機嫌を取ってくれる人に育てられると、途端にメンヘラ化する。
要はメンヘラとはプライドが高く、自分に欠点があると信じたくない弱くて、嫌われる事を極端に恐れる臆病な本質から生まれているのだ。
⑤ まとめ
メンヘラ製造機とは、メンヘラ女性が自身の感情の責任を男性に当てつけているに過ぎない。男性の優しさはもらいながら自身のご機嫌どりすら男性に求めている。
確かにメンヘラ製造機の特徴を読むと、メンヘラ化しそうな事ばかり書いてある。しかし、それと女性側が自分の機嫌のコントロールを放棄するのは別の話である。
いかに男性が優しく、甘やかしてくれたとしても、自分の情緒は自分しかコントロールできない。
優しくされたり、甘やかされたりしても感謝を忘れたりしてはならない。「○○してもらったんだからお返ししてあげよう」という、この人付き合いの基本を忘れてしまうから、男性が離れていくし、その離れた男性に対して「私はこんなに愛してるのに捨てるなんてありえない!」などヒステリックに騒ぐからメンヘラと言われてしまうのだ。
よく男性が「自立した人がいい」「自分の機嫌は自分でとれる人がいい」と主張するのはここに原因がある。
男性のいう自立してる人や機嫌が取れる人というのは、
- 男性に対するリスペクトや感謝を忘れない
- 相談中に泣いたりして被害者にならない
- 本筋とは関係ない話を始めない
- 過剰に逆上して相談を有耶無耶にしない
これらのことを指している。極論、どれだけ我儘で感情的であったりしても、「そんな自分を許してもらえてる」という男性に対するリスペクトを忘れなければ問題ないのだ。それを忘れて自分の感情のコントロールまで男性に求めて男性のせいにしているから嫌われるのだ。
そして、それらは元来の性質である。女性をメンヘラ化させているのではなく、元々そいう性質の人が男性に甘えて自分を甘やかしてリスペクトを忘れるからメンヘラ化していくのだ。
元々、メンヘラ気質ではない人を作り変えるほどの力は男性にはない。元々、メンヘラなのだ。それを男性のせいにして心の平穏を保ちたいのだ。この説を信じている女性を男性はパートナーに選んではならない。絶対に。