spriteの考察日誌 ONE PIECE考察

ONE PIECE / 呪術廻戦 / 格闘技 / ポケモンの考察ブログ

ひとつなぎの大秘宝は、巨大な金貨である

 

 

ワンピース最大のロマン、ひとつなぎの大秘宝について考察する。

 

 

① ひとつなぎの大秘宝の正体

 結論から言うとひとつなぎの大秘宝の正体は、巨人サイズの巨大な金貨の山である。

 

② バギーの洞窟

 25巻でバギーが真っ暗な洞窟を探検していた事を覚えているだろうか?

あそこには何故か電気があり、親方なる人間もいた。ただのギャグパートとして読み飛ばす所なのだが、ワンチャンなにかあると仮定して深読みしていこう。

 ONE PIECEのストーリーや背景描写、キャラ設定などにディズニーの要素が多いのは考察者の1人であるドロピザさんにより明らかになっている。ディズニーランドにインジャンジョーの洞窟というのがある。このインジャンジョーが手掛かりではないかと筆者は考えた。

 

③ トムソーヤーの冒険

 知っている人も沢山いるだろう。アメリカのトムソーヤー少年による冒険譚である。筆者も小学校1年生前後にハックルベリーフィンの冒険、シンドバッドの冒険と並んで大好きだった物語だ。

 その内容は腕白少年トムソーヤーがハックルベリーといたずらをするのだが、ある時、真夜中の墓地でインジャンジョーが殺人をしているところを目撃した。裁判所でトムソーヤが真実を告げるとインジャンジョーは逃走。

後日、トムと同級生のベッキーが観光用の洞窟を探検していると衰弱したインジャンジョーを発見。この事が報告されると洞窟は鉄扉で封鎖されるが、トムの証言により洞窟の捜索が行われ、餓死ししたインジャンジョーが発見される。

インジャンジョーが洞窟で何をしていたか気になったトムはハックルベリーと共に洞窟を探索する。するとインジャンジョーが隠した財宝が見つかったのだ。この金貨を2人で折半したところで物語は終わる。

 

④ インジャンジョーの財宝

 もし、尾田先生がひとつなぎの大秘宝をこのトムソーヤの冒険からインスパイアされたものだとしたら?このインジャンジョーの洞窟に隠された財宝がそのままひとつなぎの大秘宝かもしれない。

 物語ではインジャンジョーの財宝は十字架の下に隠されていたが、十字架というのも4つのロードポーネグリフに記された地点を結んだ所にラフテルはあるという設定とも繋がるだろう。何故なら4つのロードポーネグリフを繋ぐというのはまさに十字架の形になるからだ。

f:id:sprite289:20240302181941j:image

(引用:ONE PIECE/著者尾田栄一郎)

 

 

⑤ なぜ巨大なのか?

 それは過去の遺物が大体巨人サイズだからだ。マリージョアにある麦わら帽子ポーネグリもエッグヘッドの鉄巨人も、巨大なサニー号の竜骨である宝樹アダムも、過去から連綿と続くものは大体巨大なのだ。これはつまり、ひとつなぎの大秘宝も巨大なものだと考察できる。

 そして極め付けはニカだ。ニカになり本領を発揮する時、大体ルフィは巨大になるか体の一部が巨大化する。もしジョイボーイが過去にゴムゴムの実の覚醒者だとしたら、彼は巨人だった可能性が高い。能力を発動している時だけ巨大化するならあんな巨大な麦わら帽子を被る必要がないからだ。あのサイズの麦わら帽子を被るということは、ジョイボーイもあのサイズだったからに他ならない。だから、彼が残したとされるポーネグリフも巨人サイズなのだろう。作ったのは光月家だが、明らかに人間サイズでない事を鑑みてもジョイボーイは巨大な人物で間違いないだろう。

 もし、ジョイボーイが巨大なら彼が残したひとつなぎの大秘宝も巨大であるはずだ。ロジャーが笑ったのもあまりに大きいサイズの金貨が大量にあるため、持ち運べなかったから笑うしかなかったのではないだろうか?

せっかく財宝を見つけたのに、あまりに巨大であまりに大量にある事から、「こんなの持って帰れねえよ!」「そんなのありかw」的な感じで笑ったのではないだろうか?

 

 

 

⑥ まとめ

ひとつなぎの大秘宝は巨大な金貨の山である。

  1. それは巨大な麦わら帽子や、巨大なロードポーネグリフを残してる事から、ジョイボーイが巨人サイズだったため、彼の残した財宝もまた巨大かつ大量にあるのだろう。
  2. 何故、金貨なのかというと、尾田先生がインスパイアされているディズニーに世界でも有名なトムソーヤーの冒険のアトラクションがあり、それとそっくりなものがバギーの洞窟冒険にて描かれているからだ。つまり、トムソーヤーの冒険に出てくる財宝を、そのままONE PIECEでも採用している可能性がある。
  3. 当初5年で終わる事を想定されて構想された内容と、現在その内容を拡張した物語である空白の100年や世界政府などの設定や物語と齟齬が出ない。つまり、巨大な金貨の山がひとつなぎの大秘宝なら、5年以内に終わる物語としてそのまま走らせる事も可能であり、逆に巨人サイズという点からジョイボーイが巨大である云々のように後から設定を付け加える事も可能なものになる。

 

 筆者は以前に5年で終わる事を想定して物語が始まったという事から、ひとつなぎの大秘宝は、空白の100年やニカなどとは無関係なものであり、様々な設定を後付けできる拡張性のあるものではないか?

現在の物語に登場するひとつなぎの大秘宝は、5年で終わる前提のものから大幅に変わっている可能性があると考察した。

 

「ひとつなぎの大秘宝について考える」

https://https://sprite289.hateblo.jp/entry/2024/01/26/105848

 

 この考察ならこの条件にも当てはまるだろう。つまり、インジャンジョー=ゴールドロジャーが残した財宝という事にすれば、ロードポーネグリフや空白の100年など持ち出さなくてもいいし、逆に後から巨人サイズの人が残したという事にもすればそれを軸にして様々な要素を後付けできる。

そして恐らく今はこの後者で物語が進んでいるのだろう。

 

以上が筆者の拙いひとつなぎの大秘宝の考察だ。