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ポケモン考察④ ボーマンダ

筆者がよく使うポケモンボーマンダがいる。

 

 

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ボーマンダ

種族値

95、135、80、110、80、100

身代わり、龍の舞、燕返し地震

持ち物 ラムの実

 

水、炎、草、格闘、虫、地面に耐性があり、特性の威嚇で無理やり交代に行く事もできる。

 

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ボーマンダを使うということ

 

・タイプ耐性の優秀さ

地面無効、虫・格闘半減に加え特性威嚇により、パーティにハピナスや鋼タイプを採用しやすくなる。

むしろ、メタグロスレジスチルハピナスカビゴン、ケッキングというバトルタワーで採用されやすいポケモンは上記のタイプが弱点である。

それを自然に対策できるのだから補完として優れている。

 

・龍の舞の存在

第3世代最強の積み技。

これにより、先頭をメタグロスボーマンダ地震読みで交代し、積んで無双するというパターンが取りやすい。

またハピナスカビゴン、ケッキングの弱点を補える上に、格闘に対して先制で抜群技を叩き込めるのも長所。

一度舞う事ができれば素早で負けてるダグトリオなどにもう一度舞ったうえで3タテを狙えるのは強み。

 

この技の強い部分はなんと言っても素早さも上がる点。

決定力を高めつつそれを先制で打てるようになるのだから弱いはずがない。

 

他の積み技では、勝てない相手や耐久と両立できない事が多い。

素早さを最速にしないといくら決定力を高めても先制で打てないのだから素早さに努力値を割くため耐久に振れない。

レジスチルカビゴンなどの余程耐久が高いポケモン以外ではのろいが強く使えない事もあり、さらに積み技がのろいのせいで勝てないシチュエーションが生まれてくる事がある。

バトルタワーに挑戦している人は何度か体験した事があると思うが、後攻になったせいで、相手の絡め手に引っかかったり、一撃技に沈んだりする。

特に一撃技を使われる事が多いので、後攻で戦うということは、積んだ時間分だけリスクが高まっているという事なのだ。

 

・攻撃技のバリエーションが豊富

物理では、タイプ一致の燕返し地震、岩雪崩、瓦割り、捨て身タックル

特殊技では、ハイドロイポンプ、大文字、ドラゴンクロー、噛み砕くなど、パーティ全体でバランスを整えやすい。

 

何より積み技との相性抜群の必中技をタイプ一致で撃てるというのが優秀すぎる。

 

・特性威嚇

岩技を覚えていそうでも威嚇のお陰で3発以上耐える場合もあるので、無理矢理龍の舞を積むという動きができる。

 

特に格闘タイプを相手にする場合はカウンターの存在があるので龍の舞を一度でも積むプランが取れるのと取れないのでは勝率が変わっていくだろう。

 

威嚇により、ハピナスが物理を相手にできる展開も視野に入るため、対応力があがる。

 

③ 技構成

バトルタワーでは、龍の舞はほぼ必須。パーティによっては両刀型でも面白いかもしれないが、基本は龍の舞は採用しよう。

 

筆者が使っているのは身代わりとラムの実を使って交代から安定して龍の舞を積んで無双していくスタイルである。

どちらにせよ攻撃技として燕返しは必ず採用しよう。

というよりバトルタワーでは、パーティ内に最低1体は必中技を採用すべきである。

後は、地震なり火力の捨て身タックルなり自由に選択しよう。

 

④ 育成

筆者は素早さと攻撃に全振りはせず、耐久にある程度振ってある。

これはASぶっぱしたボーマンダを使っていたところ、耐久が弱すぎて交代するのが難しい場面が多く、他のメンツで対応できないポケモンに対する解答として機能しにくかったのだ。

そこで素早さも攻撃もそこそこに耐久に多少振ることで安定して龍の舞や身代わりを採用できるようになった。

欲を言えばもう少し素早さに振りたかったが。

 

⑤ ここが微妙なボーマンダ

 

・まず4倍弱点。

3世代最強タイプの1つ、水タイプに何もできない。

水タイプはほぼほぼ冷凍ビームなりを搭載しているのでまともには戦えない。

もちろん、龍の舞を積んだ後に出てきてくれる分には関係ないのだが、メタグロスを一緒に採用していると処理が大変になる。

メタグロスでは水タイプに決定打がなく、水タイプは受け切れないので他に特殊受けを用意する必要があるのだ。

 

・素早さが微妙

絶妙に相手に抜かれる。

筆者のボーマンダは素早さに全振りしていないため、抜かれるのは仕方ないのだが、有利な相手にも抜かれた挙句、絡め手に引っかかる事があるので油断禁物。

かと言って素早さに全振りすると交代出しや、積む時間が無いため、ボーマンダを強く使えない。

 

これらがデメリットである。

 

⑤ 結局強いボーマンダ

弱点が多いが、それらは他のメンツでカバーできるのでボーマンダを使うなら彼を中心に考えた方がいい。

 

特殊受けとしてハピナスはほぼ必須。

カビゴンでも良いのだが、ボーマンダの弱点である氷技を使う水や氷ポケモンは一撃技を持っている個体が非常に多く、中にはのろいや龍の舞を覚えていたり、状態異常技と高い耐久力を持つポケモンが多いため、対応するためにある程度の素早さは必要。

となるとハピナスが使いやすい。

 

他のメンツで弱点を補い、他のメンツの弱点を補いながら、龍の舞を積んで無双していく。

 

特に積み技を使っていると分かってくるが、本当に素早さが欲しくなる。

元々、耐久力のあるポケモンが好きで、耐久力と決定力を上げれるのろいを好んで使っていたのだが、後攻ゲーになるため、エースとして安定せず負け筋につながる事が多かった。

 

バトルタワーでは、状態異常などの絡め手に加え一撃技を持つ敵も多く、気合の鉢巻からのカウンターや先制の爪と一撃技や状態異常、光の粉などの運ゲーアイテムに負け筋を突かれやすい、もしくは強引に負け筋を作られてしまう事が非常に多い。

先制の爪に関しては仕方ないが、他の要素に関しては、積み技と必中技で解決できる。

爪に関しても身代わりを貼っていれば一度は安全に動けるのだから勝率が良くならはずだ。

 

そのため積みエースで求められるものは、

① 元々の素早さが高い。s173以上。

② 決定力と共に素早さを上げれる事ができる。

③ 積み技を使う時間を稼げるだけの耐久力やタイプ耐性。

④ 積みエースに身代わりやラムの実などを持たせても大丈夫なパーティ構成。

 

これらの要素のうちいくつかは欲しい。

そしてこれらを持つポケモンは非常に限られてくる。

①に関しては現状、高い素早さを持ち、決定力を上げれるポケモンはラティ兄妹やライコウフーディンなどでそれほど多くない。

②は、ほぼ龍の舞一択。

④は構成次第でもなんとでもなるが、③まで行くとほぼ選択肢が絞られてくる。

 

まともに積もうとしても、害悪ポケモンに抜かれたり、一撃技をもらったり、殴り負けたりするだけだ。

 

結局、高いすばやさとそこそこの耐久力に龍の舞と必中技を覚えるポケモンとなるとボーマンダに行きついてしまう。

 

弱点は多く、中途半端な素早さのため相手の絡め手にかかる場合があるが、慣れてくればその強さに使いやすさを覚えるだろう。