spriteの考察日誌

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サンドヘイゲンVS TJディラショー

今週末行われるUFCバンタム級マッチ。

 

UFCバンタム級2位 コーリー・サンドヘイゲン VS 元UFCバンタム級王者 TJ・ディラショー。

 

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(写真はコーリーサンドヘイゲン選手のInstagramから。)

 

 

ドーピング違反で2年間の出場停止処分を受けたディラショーの復帰戦は2連勝で勢いにのるサンドヘイゲンとの試合。

 

非常に楽しみな一戦だ。

 

 

① 選手のスペック

 

 

バンタム級2位 コーリー・サンドヘイゲン

 

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(写真はUFC公式Instagramから。)

 

 

キックボクシングをバックボーンに持つストライカーで、長身の長いリーチを活かした打撃で勝利を狙う。

現在のバンタム級でピョートル・ヤンに勝てそうなストライカーはサンドヘイゲンくらいだろう。

 

スタイルはスイッチとステップを多用しながら遠い間合いから打撃戦を仕掛けるスタイルだ。

飛び膝や後ろ回し蹴りなど、トリッキーな技をありえないタイミングと間合いから放って来る上にしっかり当たれば倒れる打撃なのが強みの選手だ。

 

UFCバンタム級王者 TJ・ディラショー

 

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(写真はUFC公式Instagramから。)

 

 

大学時代ディビジョン1で活躍したレスリングエリート。

試合ではレスリングより打撃で試合を進めていくタイプで、そのスタイルからバンタム級初代王者ドミニク・クルーズのコピーと言われている。

 

試合ではスイッチを非常に多用し、右構え左構えを頻繁に入れ替えながらステップを刻み、独特の間合いとタイミングと角度で蹴りやパンチを入れて来る。

ドミニクが要所要所でテイクダウンを織り交ぜるのに対してディラショーは打撃の比率が高い。

特に低い構えやパンチの打ち終わりに頭を下げながら打つハイキックは的中率が非常に高い。

ドミニクのファイトスタイルからテイクダウンを取った代わりに打撃をより変則的にしたスタイルと言えるだろう。

 

バックボーンは違えど両者ともストライカーと言える。

 

 

② 予想

2年現役から退いていたディラショーの実力が未知数なため、はっきり読めない。

 

ただ展開としては打撃戦になると思う。

両者ともストライカーで、ディラショーはレスリング出身だが、同じスタイルのドミニクと違い、自分からテイクダウンに行く事は少なく、テイクダウンした後に相手を漬けるタイプの選手じゃないので、今までのディラショーであれば打撃戦になる可能性が高いように見える。

 

サンドヘイゲンもスイッチを繰り返しながらステップするのでディラショーのスタイルに似ているが、リーチが長いためその分で若干サンドヘイゲンが有利な気がする。

もちろんバックボーンはキックボクシングなので、基礎技術も高いだろう。

 

予想としては2ラウンド、3ラウンドまでにサンドヘイゲンがKO勝ちするだろう。

長引けばディラショーが判定勝ちすると思う。

 

③ まとめ

復帰戦に挑むディラショーの力が未知数なのが不気味だ。

基本的にはディラショーの方が総合力が高いと思っている。

 

しかし、ディラショーが最も得意としている部分と勝ちパターンの部分でサンドヘイゲンが凌駕しており、サンドヘイゲンは直近の対戦相手は全てトップランカーで、最近の2試合は全てKO決着して勝ち癖がついていることから、コンディション的にはサンドヘイゲンが有利と思う。

 

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(写真はUFC公式Instagramから。)

 

自力ではディラショーが上と思うが、ディラショーの勝ちパターンの部分、最も強い武器の部分でサンドヘイゲンに負けていると思うし、勢いと2年のブランクの不安を考えたらサンドヘイゲン勝利だろう。

あっさり1ラウンドでサンドヘイゲンがKOしてしまう可能性もかなり高いと思う。

 

 

ディラショーが勝つとしたらテイクダウンを上手く織り交ぜて判定勝ちが1番可能性が高い。

ディラショーも打撃力がかなり高いのでKOする可能性もなくはないが、判定勝ちの可能性の方が高いだろう。

 

もちろん、ディラショーが全盛期の力そのままだったらかなり面白い試合になるだろうし、ここでディラショーが勝つとバンタム級戦線が一段と面白くなる。

そしてそれを予感させる程のファイターであることも事実だ。

 

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(写真はUFC公式Instagramから。)

 

 

混迷を極めるUFCバンタム級

いまライト級と並んで最も層が暑い階級で、最強と言われる選手の戦いから目が離せない。