spriteの考察日誌 ONE PIECE考察

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ペティスvs堀口

ベラトールvs RIZIN

 

かつてベラトールとRIZINで2冠王になった堀口がベルトを取り戻しに来た。

 

対するベラトール王者セルジオペティスは、元UFCライト級王者"ショータイム"アンソニーペティスを兄に持つ実力者。

 

単純な撃ち合いならペティス

寝技も若干ペティス

パワーもペティス

組みは若干堀口

スピードは堀口

打撃力も堀口

 

という印象だ。

 

寝技はペティス兄弟というところもあり、ペティスが優勢かなと思った。

漬ける力はないだろうけど、極める力立つ力は両者共に高いが、特に下からでも上からでも極める力に関してはペティスに軍杯が上がると思う。

 

打撃は堀口だろう。

スピード、間合い共に抜きん出ている。あのスピードについていくのも大変なのに、パンチなのか蹴りなのか読みにくいし、タックルまで混ぜれる。よくDJは完封できたなと毎度思う。

 

ただ、撃ち合いならペティスの方が上手いだろう。

というより、単純なボクシングや蹴りの技術は正直、堀口はそこまで高くない。アルドやピョートルヤン、サンドヘイゲンにディラショーと堀口を上回る打撃技術を持つ猛者は大勢いる。

しかし、堀口はMMAの中で伝統派空手をやっているのでそこが最大の強みである。

単純な打撃技術、要はジャブの鋭さや重さスピード、相手の攻撃を受けて返す打撃、あるいは避ける技術など、単純かつ基本的な打撃技術はペティスの方が上だと思う。

堀口は空手で戦っているので、相手の攻撃をブロックやスウェーで避けるとかそういうことよりも、バックステップしたり、空手特有の出入りで攻撃とディフェンスで一方的に打撃しているため打撃技術が高いように見えるが、よく見ると評判ほど高いわけではない。勿論世界トップクラスの技術を持っているが、その部分に関しては空手に時間を費やした堀口より、単純な打撃に時間を費やしたペティスやアルド、ヤンなどの方が上だと思う。

堀口のスピードについていけるなら、打撃でもペティスが上回る部分もあると思うが、かなり難しいだろう。

そもそも堀口のスタイルに似た選手がいないので練習できないし、伝統派の刻み突きを受けたことある人なら分かると思うが全く予備動作が分からない。気づいたら目の前に拳がある状態なのだ。

つまりスピードもそうだが、それ以前に飛び込みのタイミングがまるで掴めない。伝統派の猛者と練習できる機会があれば掴めるだろうが単純な打撃の練習ではほぼ不可能。ひたすら待ちのカウンターに徹すればできるかもしれないが。

 

もしペティスのレスリング技術がもう少し高ければ勝敗はもっと読みづらくなっていた。

 

堀口の1ラウンドでKO勝ちか、1ラウンドで決着がつかなければ堀口の判定勝ちと筆者は思う。

 

基本的な流れは、堀口がいつもの構えからフェイントをかけながら動いていく形になるだろう。

ペティスはコンパクトな構えで前に詰めてジャブやローキックかカーフキックを狙いながら前に出てくる展開になると思う。

できればペティスはテイクダウンを取って、ポイントを取っていきたいだろうから、堀口の飛び込みにカウンターでタックルを合わせるか、得意の下がりながらパンチのカウンターを入れていくのがペティスのプランかと思う。

逆に堀口は特にやることはいつもと変わらないと思うので、対処する側のペティス、対処させる側の堀口という構図になるだろう。カードゲームでは基本的に対処させる側が強いので、その理屈で行くと堀口が有利と思う。

 

勝敗予想で堀口勝利としたが、ペティスが綺麗にカウンターを決めることも十分ありうる。要はそういう技術は空手に時間を費やした堀口よりもペティスの方が上手いんじゃないかと思うのだ。

ただ、当然堀口もカウンターを警戒しながら飛び込んでくるので簡単ではない。

 

ペティスが勝つとしたら様々な条件を乗り越えてカウンターを決める、カーフで足を潰す、上でも下でも際の攻防でサブミッションで極めるこの辺かと思う。

 

個人的には下馬評で不利なペティスも応援したい。(笑)

でも堀口も応援したいしな〜うーん

 

どちらにせよ、非UFC系で最強のバンタム級選手がこの試合で決まるだろう。