ネタバレ注意!
最新話の内容を含みます
① 旧友の前提
- 現在エルバフにいる
- 互いに死んだと思っていた
- ロジャー海賊団解散後の25年間で出会える人物
- 旧友が死んだと思える現場にシャンクスが居合わせないといけない
これら3つ全てを満たしている必要がある。
エルバフ近海の島で語っていた事から、少なくとも巨人族のテリトリーにいる事は間違いない。
互いに死んでいたと思っていたという発言。文脈で考えるなら旧友側もシャンクスの事を死んだと思っている必要がある。しかし、シャンクスは四皇であるし、四皇の前からなの通った海賊だったためこれは無理がある。
となると、旧友自身が自分自身を死んだと認識し、シャンクスもあの状況じゃ助からないと思うほどの何かがあった可能性がある。
ここでの可能性は
- ワノ国などの鎖国国家であればシャンクスが四皇でも情報は入ってこないので、過去にお互いが死んだと思うような事件があれば成立する
- 旧友自身とシャンクスが旧友だけ死んだと思える事件があった
これらの可能性も考えていく必要があるだろう。
そしてロジャー海賊団解散後に出会っていないといけないし、死んだと思った瞬間に立ち会ってなければならない。
例えばサウロが旧友だとした場合、サウロがオハラのバスターコールに巻き込まれた事を知らなければならない。しかし、冷静になって考えれば我々は読者だからロビンの過去回想によってサウロの事を知っているが、当時17歳のシャンクスがその事実を知る事はできないだろう。もっというならオハラのバスターコールの3年前までロジャー海賊団で14歳だったシャンクスが当時海軍中将だったサウロと友達になれるとは考えにくい。(シャンクスの年齢は現在39歳、ロジャー海賊団解散は25年前、1年後の24年前にロジャー死刑。オハラのバスターコールは22年前で、39歳から22年前を引くと17歳)
もちろん、ルフィが冒険に出た年齢と変わらないし、ルフィとスモーカーやコビー、エースとバギーの関係性を考えれば、若いシャンクスと中将サウロが友達でも違和感はない。というかシャンクスが友達してるところは簡単に想像つく。
これまでの本誌の流れから考えると旧友はサウロと考えるのが自然なのだが、そのためには海軍中将であったサウロと友達関係になる必要があり、オハラのバスターコールに立ち会うか、巻き込まれた事を知らなければならない。
しかし、バスターコールを命令されたサウロは政府を裏切り海軍から追われていたので、そんな政府の大失態であり汚点であるサウロの報道をするとは思えない。全力でモルガンズに情報操作するだろう。
こんな報道をしたら海軍の恥を晒すどころか、信用が失墜し、政府の関係者がポーネグリフの研究に関与していると知られたら、研究しようとするものが続出するだろう。
さらに政府を裏切り、ポーネグリフの研究者を保護し、しかも海軍自身のバスターコールで始末するなど、エニエスロビー並みの大事件だろう。まさに口封じであり政府の信用問題どころの話では無い。
これらのことから、サウロがそのため、仮にシャンクスとサウロが友達だとして、サウロの死まで知っていたかはかなりの疑問が残る。
つまり旧友がサウロの場合、
- 当時17歳のシャンクスと中将のサウロが友達になってなければならない
- ロジャー海賊団解散後からオハラのバスターコールまでわずか3年しかない
- バスターコールを命令されて裏切った政府の汚点であるサウロがオハラでバスターコールに巻き込まれたという報道がされるとは思えない
これらの事から可能性は低いのでは無いだろうか。というかこの辺の辻褄を合わせるのは不可能と言っていい。
しかし、前回もあったがこれらのロジカルな考察はONE PIECEではハズレやすい。唐突に辻褄を合わせるのを放棄したり、あえて描かなかったり、無理矢理描写不足で辻褄合わせたりしてくるので、やはりサウロかもしれない。
しかし、筆者的には上記の理由から可能性は低いだろうとしめさせてもらう。