spriteの考察日誌 ONE PIECE考察

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シャンクスが泣いた理由

 

 

 

ネタバレ注意!

最新話の内容を含みます!

 

 

 

① ラフテルを目指さない

シャンクスはロジャーの死刑の後、バギーに「今は目指す気はない」と語っていた事が1082話で分かった。

 

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(引用:ONE PIECE著者尾田栄一郎)

 

それを聞いたバギーは「次世代の王はお前じゃねえのかよ、お前が海賊王になるのがロジャー船長の望みじゃねえのかよ」と思っていたことも分かった。

 

何故、シャンクスはラフテルを目指す事を延期したのか。

  1. ニカ(ジョイボーイ)が復活するのを待っていた
  2. 時代のうねりが起きるのを待っていた

筆者はこのどれでも無いと考えている。

 

ラフテルから帰ってきたロジャーにシャンクスは何やら質問をして、泣いていたシーンがあった。この時には既にロジャーの夢の果てを知っていた上で質問をして泣いたのだと思っている。

 

つまりシャンクスは

「ロジャー船長!最後の島はどうだった?船長の夢は叶いそう??」

いや、叶わない。叶える為にはラフテルにある宝だけではダメだ。世界の状況が整わないと。俺たちは早過ぎたんだ。そしてそれを待つ時間もない。シャンクス、もし俺と同じ夢を語る奴がいたらそいつが次世代の海賊王だ。その時は手を貸してくれ、そうしたら俺の夢も叶う。」

このようなやり取りがあったのではないだろうか?

ロジャーの夢の果てを見たかったシャンクスは、最後の島に辿り着けば叶うと思っていた。しかし、ロジャーの口から叶わないと聞いたため、泣いたのではないだろうか?

 

シャンクスはゴッドバレー事件当時、1歳である。この時に自身の出生に関する事を知る事はできないので、シャンクスの泣いた理由はある程度大きくなってから認識した事でなければならない。

そうなるとゴッドバレーで親から教えてもらった事が原因で泣いたわけではないはず。出自に関するものかもしれないが、それならロジャーの死刑後にララテルを目指さない理由が説明されない。

その為、ラフテルに到達すれば何かが変わる、あるいは夢が叶うと思ってロジャーに聞いたら、実は叶わないという返答に対して涙が溢れたと考える方が自然だ。

 

恐らく最後の島にさえ行ければ夢が叶うと思っていたから今まで聞かなかったのだ。

 

そう考えればシャンクスがニカを知っていた事も、ルフィに手を貸したり、ゴムゴムの実を奪った事も説明つく。

ラフテルに辿り着いて莫大な富を得るだけではロジャーやルフィの夢の果ては叶わないのだ。それを直接聞いたシャンクスは涙を流し、20年後に俺と同じ夢を語る奴が現れるから手を貸してくれと語ったからルフィの味方をしているのだろう。

 

まとめるとシャンクスが泣いた理由は、

  1. ラフテルに到達すればロジャーの夢が叶うと思ってた
  2. ロジャーの夢はラフテルに行くだけでは叶わない
  3. 夢を叶えるためには20年以上の時間が必要な事
  4. そしてロジャーにはその時間がない

これが分かって泣いたのではないだろうか?

 

ラフテルを目指す事を延期したのは、

  1. ロジャーの夢と同じ夢を持つ者が現れるのを待っていた
  2. 20年後までに力をつける事に専念した
  3. ロジャーから必要なものとしてゴムゴムの実の存在を知ったシャンクスは探していた
  4. ロジャーと同じ夢を語ったものに渡そうと考えていた

このような理由が考えられるなどはないだろうか。

 

今までシャンクスは死ぬんじゃないかと思っていたが、ここまで来るとルフィの夢の果てを見るまで死なない気がしてきた。

いや、しかし、エースのようにルフィとロジャーの夢の果てを見れない事を後悔して死んでいくところも想像できる。

 

果たしてルフィは夢の果てを叶えられるのか?シャンクスは見届けられるのか?

見届けて欲しい。