ネタバレ注意!
最新話の内容となってます!
① 状況整理
宿儺
- 無下限呪術を展延以外で攻略できてない
- 伏魔御厨子は凌がれる
- 領域展開1回と反転術式1回、赤を喰らったので反転術式をもう1回分の呪力消費
五条
- 展延で術式を使えない宿儺と互角
- 領域勝負では負ける
- 伏魔御厨子は凌げる
- 領域展開と簡易領域2回、常時全開の反転術式の使用による呪力消費
このような状況になっている。
② 疑問
- 領域内は術式が中和される
- 呪力の自己補完範囲の問題
226話の最終ページで五条の無下限呪術が回復したが、本来領域内では術式が中和されるので五条の無下限も貫通するはずである。
実際、漏瑚の攻撃も当たっていたし(恐らく落花の情で受けた)、225話でも再度説明があった。つまり、宿儺の領域内で回復したところで依然として無限に斬撃が降り注いでいる状態のはずである。にも関わらず回復が追いついているのは、宿儺の領域外に瞬間移動したからだろう。
次に呪力の自己補完の範囲の問題がある。五条の過去編で、「自己補完の範疇で反転術式を回す、いつでも新鮮な脳をお届けだ」と語っていた。
これは止める力を常時発動し、焼き切れた脳を治すくらいの反転術式は六眼による自己補完の範疇ということを意味しているのだろう。
止める力を常時発動して同時に反転術式を発動しているわけではなく、恐らく1時間に1度とか半日に1度とか、天内の護衛で沖縄旅行から帰る時まで出しっぱなしだったことを考えると週に1度くらいかもしれない。
そのレベルの反転術式なら呪力の消費を実質0にできるのだろう。
しかし、今回はどうだろうか?
明らかに反転術式の使いすぎである。いくら自己補完できると言ってもここまで全開で発動させたまま簡易領域を2回も展開し、順転の倍の出力である術式反転赤まで使っている事からかなり呪力を消費しているはずだ。
筆者的には前回のブログで、五条の残りの呪力は70%から80%ほどではないかと考察したが、それ以上減っていると考える方が妥当だろう。残っていても70%から80%くらいではないだろうか。
③ 展開予想
前提として
- 五条は術式が回復している
- 恐らく伏魔御厨子の範囲から脱出している
- 宿儺は反転術式で回復する
と仮定する。
展開予想は
- もう一度領域展開する
- 224話のように術式と体術をメインに戦う
- 宿儺の御厨子と■開の解禁
- 魔虚羅召喚
- 反転術式のアウトプット対決
宿儺の御厨子は凌げる事が分かったいま、もう一度領域を展開してなんとか無量空処を当てるのが一番の勝ち筋だろう。
六眼によって閉じない領域を見た五条なら、この死闘の刺激によって閉じない領域を展開する事も可能だろう。
そうなれば必中効果の押し合いは互角なのだから呪力効率の良い五条がやがて競り勝つだろう。当たってしまえば御厨子と違って勝ち確なので、もう一度領域展開したなら閉じない領域を五条も使う形になると思う。
あるいは、「最強対決に常識は通じない」の煽り文を回収するなら、宿儺の神業領域と五条の反転術式による術式の治癒を対比として真似できない物として描かれるかもしれない。
シンプルに考えれば領域展開前のように、宿儺は展延と斬撃を使って戦い、五条は無下限を使って戦う流れもあるだろう。しかし、漫画の展開上、以前と同じ流れは描かないと思われる。
宿儺の次の手札、御厨子の詳細と■開が解禁される可能性が高いだろう。
ただ、御厨子や■開が解禁されたところで無下限を攻略しなければ当たらないので、解禁されるとしたら炎以外の術式だろう。
一番可能性が高いと思われるのが魔虚羅の召喚だ。舵輪を付与して適当に五条の無下限に触れば攻略できてしまう。400年前の御前試合の再現という意味でも激アツな展開である。
しかし、これは伏黒に受肉できなければ宿儺は五条に勝てない事になる。五条の術式や領域展開を知った上で殺すと言っているので無策とは思えない。
そのため筆者の希望を含めて魔虚羅以外で攻略して欲しい。
反転術式のアウトプットによって術式を中和する。これはやってきそうだ。万戦で明確に新たな設定として伏線として貼られているので回収されるだろう。
特にファンブックによると反転術式のアウトプットができるのは、家入、乙骨、宿儺の3人のみであり、その中でも宿儺は死後数時間経過した虎杖をも蘇生させるほどの使い手である。
出力の高い五条の無下限呪術を反転術式によって中和するくらいの事はやってきそうだ。
問題は何故、今までしてないのか?
反転術式は通常の消費量の倍であるため、呪力消費を抑えるために使わなかったのだろう。宿儺にしてみれば領域を展開するより燃費が悪いのだろう。
五条が負けても憂憂の術式で高専生全員で袋叩きにすれば宿儺には勝てるだろう。
そうなると羂索を誰が止めるかという話になってくる。恐らく呪霊操術でここまでの戦いを見ているだろうから、最強対決決着前後での羂索の動きにも注意したい。