spriteの考察日誌 ONE PIECE考察

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ベガパンクが死期を悟れた理由

 

 

ネタバレ注意!

最新話の内容を含みます!

 

 

 

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(引用:ONE PIECE著者尾田栄一郎)

 

① 結論

筆者はずっと以前から何故ベガパンクは死期を悟れたのか疑問だったが、答えは1086話で分かった。

結論から言うと五老星がマザーフレイムの実験でルルシアを消したからだ。

 

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(引用:ONE PIECE著者尾田栄一郎)

 

当時の情報量では、「サテライトの誰かが裏切って空白の100年の研究のことを政府にばらしたのでは?」というところまでしか考察できなかった。

それで筋が通っていたが、この考察では当時から矛盾点があった。

それは、

  1. 自分自身しか漏れようがない研究を、なんの証拠も心当たりもないのに政府にバレたと思っていたこと

これだけは当時から不可解だった。サテライトがどうやって同期を掻い潜ったのか、とかそういった話ではなく、自分自身が政府にバラす意味もない状態で、バラしてもパンクレコーズの同期で分かるから、「歴史に深入りしすぎた、私は消される」と言ったという事は、通常誰がバラしたかまで分かっていなければならない。なのに裏切者が誰かわかっていなかった。

これが当時からの矛盾点だったのだ。しかし、それも1086話で解決した。

 

 

sprite289.hateblo.jp

 

② 状況整理

CP0が襲撃した後に歴史に深入りしすぎた!私は消される!」と語っていたがこれは明らかにおかしい。

 

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(引用:ONE PIECE著者尾田栄一郎)

 

空白の100年の研究はベガパンクしかしていないのでバレようがなく、バレている事もヨークに捕まるまで知らなかった。なのに、CP0が襲撃する前に死期を悟っていた。

つまり、空白の100年の研究以外でベガパンクには死期が来ることに心当たりがあったのだ。

 

状況と時系列をまとめると

  1. 麦わらの一味がエッグヘッドに到着する数日前にルルシアが消滅
  2. ルルシア消滅から数日後にエッグヘッドに麦わらの一味が到着
  3. 麦わらの一味が到着した直後にドラゴンに「私はもうすぐ死ぬだろう」と発言(1065話)
  4. その後、CP0がエッグヘッド失踪事件について問いただす(1067話)
  5. CP0が襲撃
  6. 襲撃後にステラが「歴史に深入りしすぎた。私は消される」と発言
  7. ヨークに監禁され、裏切りと目的を知る

 

この事から、麦わらの一味が到着した時点で彼はエッグヘッドでサイファーポールが行方不明になっている事も、ヨークが裏切ってる事も知らず、政府に空白の100年の研究がバレてることも知らないのが確定している。

なのにCP0が来る前からベガパンクはもうすぐ死ぬと思っている。

これは、麦わらの一味がエッグヘッドに到着する数日前にルルシアが滅んだのを知ったからだろう。

作った張本人のベガパンクならルルシアの滅び方を聞けば自身が作ったマザーフレイムが使われたと理解するのは至極当然の事だろう。

 

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(引用ONE PIECE著者尾田栄一郎)

 

もちろん、「いつか空白の100年の研究がバレるかもしれない、そうなったら殺されるだろう」と思って「私はもうすぐ死ぬだろう」と言った可能性もある。というか普通に読めばそれが濃厚だが、先ほど言ったようにバラす意味がなく、バラしても分かる状態で、誰もバラしてないと同期によって分かってるのに、何故バレたと思ったのか。この疑問が解決できない。

そのため、「いつか空白の100年の研究がバレるかもしれない、そうなったら殺されるだろう」説は瓦解したと言っていい。

③ ベガパンクの目的

ベガパンクはマザーフレイムの実験を政府が行なったら、自分は用済みとなり消されると最初から分かっていたのだ。

それを理解した上でマザーフレイムを渡していたと考えられる。研究費という足元を見られている状態なら仕方ないのかもしれない。

もっと言うならベガパンクの性格上、政府に渡して政府が自分を消しに来るまでに古代エネルギーを解明して世界から戦争の火種を1つでも消そうとしていたのだろう。

 

④ 考察

これまでの状況整理によりこの死期を悟っていたからこそ麦わらを招き入れて助けてもらおうとしていたのだ。

その死期を悟った理由はマザーフレイムによるルルシア消失だろう。

自身の作った兵器の破壊力を目にした時、「政府がこれ以上の兵器を作る前に消しに来るかもしれない。」「十分な兵器が手に入ったから用済みと判断するかもしれない」このように考えたのではないだろうか。

 

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(引用ONE PIECE著者尾田栄一郎)

 

しかし、不可解なのはバレるはずのない研究なのに何故バレたと思っているのだろう?

それはパンクレコーズがバグを起こしているからではないだろうか。エッグヘッドではキャラの発言に齟齬が非常に多く、読んでいて気持ち悪い部分が多かった。

 

特におかしな点は以下の4つの矛盾

  1. シャカは「空白の100年の研究は内密に受け継いできた」と語っていること
  2. ステラはヨークによる監禁前に空白の100年の研究がバレたから消されると思っている
  3. しかし、ヨークに監禁された後にバレるはずないんじゃと言い出す
  4. 自分自身からしかバレようがないのだから、サテライトを疑うべきなのに疑っていない

 

研究がバレたから消されると言っているのに、急に「あの研究はバレるはずない」と言い出している。

では何故、最初に研究がバレたと思ったのか?バレるはずないと思っているのに、何故バレたから消されると最初に言い出したのか?

これはもうパンクレコーズにバグが起きているとしか言いようがない。

 

  1. 研究がバレたから殺される!
  2. 何故バレたと思ったか心当たりがない
  3. 捕まってから「そう言えばバレるはずないよな」と言い出す

何となく認知症を思い起こさせる言動である。恐らくパンクレコーズがバグを起こしており、ヨークの記憶がほんの一部分だけ混ざっているのではないだろうか?

だから、何の心当たりもなく、何の脈絡もないのに、「心当たりは全くないが空白の100年の研究がバレたから消されるんじゃ!」と言い出した後に「何でバレたんじゃろ、バレるはずないんじゃが」と言い出したのだ。

 

そしてこのヨークがこのような発想に至ったのはパンクレコーズに良からぬ思想が入ったからだろう。それがバグによりヨークの記憶だけ一部分を除き同期されなかったからバレなかったのだ。

 

⑤ まとめ

  1. CP0到着前から死期を悟っていた
  2. その理由は数日前にマザーフレイムによってルルシアが消えたから
  3. マザーフレイムを使ったと知らなくても滅び方を聞けば作ったベガパンクならマザーフレイムだと分かる
  4. これにより用済みと判断され殺しにくると悟っていた
  5. CP0の到着後にエッグヘッド失踪事件を知る
  6. CP0は空白の100年の研究について何も喋ってないのにそれが原因と何故か思い込んでいる
  7. バレるはずないと自分自身で分かってるのに何故かバレたと騒ぎ出す
  8. パンクレコーズのバグにやってヨークの記憶が混ざっているから、心当たりゼロなのにバレたと思い込んでいる

このようにまとめたい。