spriteの考察日誌 ONE PIECE考察

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羂索の策略と内通者

 

ネタバレ注意!

最新話の内容を含みます

 

 

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

 

 

 

① 結論

結論から言うと羂索は内通者を使ってプレイヤー狩りを優位に進めると思っている。

 

タイマンなら羂索は乙骨以外の敵に苦戦しないだろう。天使も片腕がないし、共生関係なので怖くない。

そうなると徒党を組まれるのが一番嫌なことのはず。そして死滅回遊のルールが変更されたらコガネが全プレイヤーにアナウンスをするので乙骨を含めた高専生は羂索が襲ってくる事が分かっている。つまり羂索対策もバッチリなはずだ。

 

一方、羂索もアナウンスにより襲撃対策される事を予想しているだろう。千年間準備と努力を怠らないあの羂索が無策で襲ってくるとは思えない。

となると考えられる策略は

  1. 内通者を使ったプレイヤーの分断
  2. 内通者を使った人質の獲得
  3. 内通者を使った不意打ち

この辺りだろう。

 

② プレイヤーの状況

現在、宿儺と五条は交戦中。

従って羂索は死滅回遊のプレイヤー狩りを気兼ねなくできている状態。

しかし、問題がある

 

強豪プレイヤーの存在だ。

  1. 乙骨
  2. 虎杖
  3. 真希
  4. 鹿紫雲
  5. 日車
  6. 天使
  7. 髙羽

あたりが1ヶ所に集まっている

 

それだけではない。

  1. 一級術師相当の腸相
  2. 冥冥&憂憂
  3. 日下部
  4. 西宮&パンダ&三輪などの高専

までいる。

 

いくら特級の九十九と腸相と天元の連合軍を破った羂索とはいえこのまま死滅回遊を終わらせるのは不可能と言っていいだろう。

 

となると、何らかの策を仕掛けている可能性が高い。

 

③ 内通者

やはりこれだろう。

ここまで来ると考えられる内通者は三輪新田しかいないのではないだろうか?

あるいは2人とも内通者かもしれない。

 

三輪が内通者の根拠

  1. 仙台コロニー編での様子
  2. 現在は普段通り

 

新田が内通者の根拠

  1. 宿儺の指の封印問題

 

両者共通の根拠

  1. 受肉体は器の知識を得られる
  2. 受肉体は見た目を変えないことを選べる
  3. 羂索の術式による催眠

これだけでは弱いが現時点での情報量ではこのくらいしかないだろう。

 

両者に言えるのは、受肉体は器の知識を得られる事と見た目を変えない事を選べる事だ。

そもそも、三輪や新田に羂索と契約した人物が受肉していた場合、受肉体が正体を明かさなければ他人は分からない

家族の伏黒ですら気づかなかったのだ、高専の中での関係性なら尚更気付かないだろう。

 

そして羂索の術式による催眠。これも考慮する必要がある。

羂索については不明な点が数多くあるが一際意味不明な描写があったのをご存知だろうか?

それが以下のシーンだ。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

これは加茂家のご意見番の四乃が現在の加茂家当主を150年前の加茂憲倫と認識していたシーンだ。

最初、筆者は四乃という人物が150歳近い超高齢の人物で、羂索によって認知症を発症させられたと思っていた。

しかし、よく読めば読むほど全く意味の分からない描写である。術式を持たない者でも結界術や簡単な式神は扱えるが、さすがに催眠のような真似はできないだろう。

結界術や式神術などの単純な呪術では説明できないなら、この描写は羂索の4つ目の術式、催眠でないだろうか?

 

九十九の独白によると羂索は4つまで術式を持っている可能性がある。それが催眠なのではないだろうか?

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

加茂家の当主を殺す前に四乃を含めた加茂家の重鎮達に催眠をかけ、自身を25代目当主として指定させてから殺した。作中で明言されてないが恐らくそう言う事だろう。

 

ならば三輪や新田などの実力の低い人間を催眠にかけるなど羂索なら朝飯前だろう。催眠にかけられてるなら今は普段通りの三輪や新田である事も不自然ではない。何せ本人が催眠にかけられてる事すら分からないのだから。

 

④ 三輪霞

仙台コロニー編の最後、目元が隠れた不穏な表情の三輪が描かれていた。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

武器の刀も帯刀せずに。この事から三輪は「闇堕ちしたんじゃないの?」「受肉型のプレイヤーなんじゃないの?」と考察界で危ぶまれていた。

だが、宿儺vs五条の観戦中にいつもの三輪らしく描かれていたのでその心配はなくなったと考察界でも落ち着いているのが現状である。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

果たしてそうだろうか?

受肉していた万は弟の伏黒でさえ見抜けない演技をしていたのだ。羂索の手駒が迫真の演技をしている可能性は捨てきれない。

 

何より三輪が仙台コロニーで何をしていたのか明らかになっていない。メタ的に考えれば、何もしていないならあんな不穏な三輪を描く必要ないはずだ。つまり、羂索の手駒として何かをしていた可能性がある。

 

⑤ 新田明

彼女が内通者の可能性も捨て切れない。

彼女が内通者という考察は有名だが、ここで一度おさらいしておこう。

 

吉野順平の母、吉野凪が宿儺の指に寄りついた呪霊に殺された事件があった。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

この時、現場に残された剥き出しの宿儺の指は高専に回収されたが、これは羂索達の作戦だった。

 

羂索は高専保有する宿儺の指を手に入れたかったが、天元の結界内にある忌庫は入り口がシャッフルされるので羂索ですら辿り着くのが困難である。そのため、真人の呪力が籠った札を宿儺の指に貼り、その上から封印を施す事で高専に真人の呪力がバレずに回収させる事に成功。その後、自身の呪力を辿って真人は忌庫に辿り着き宿儺の指を回収した。これが一連の流れだ。

 

つまり

  1. 羂索は高専の持つ宿儺の指を回収したいが場所が分からない
  2. だから真人の呪力が籠った札を宿儺の指に貼り、高専に回収させる
  3. 真人は本人だから場所が分かるので保管場所に辿り着ける

このような流れだったわけだ。

羂索自身も宿儺の指に真人の呪力が籠った札を貼ったと語っている。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

しかし、高専の報告書によるとこの時に見つかった宿儺の指は剥き出しだったそうだ。つまり虚偽の報告がされていることになる。あるいは、報告後に忌庫に保管する前に封印をした者が真人の呪力が籠った札を貼った可能性が高い。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

描写だけ見ると、凪が見つけた指は剥き出しなのでこの報告書は真実であると考えて良い。なのに、羂索は真人の呪力の籠った札を貼っておいたと言っている事から、事件後に報告が上がり忌庫に保管されるまでの間に札が貼られた事になる。

 

そして宿儺の指の封印は補助監督、その中でも封印が可能と言われているのが新田明なのだ。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

つまり、凪が見つけた指が剥き出しである以上、報告書は真実であり、その回収させた指を忌庫に保管する間に新田明を含めた補助監督の誰かが真人の呪力が籠った札を貼ったと考えられるのだ。

 

作中でまともに出てくる補助監督は伊地知と新田明だけなのでこの2人が可能性が高い。

しかし、伊地知は人外魔境新宿決戦で五条に信用されてたので、もはや内通者の可能性は0%と言って良いだろう。

となると内通者は新田明の可能性が極めて高い。

 

⑥ 何ができるのか

正直、大した事できないと思う。(笑)

所詮、術式を持たない雑魚術師と補助監督なので出来ることは無いに等しい。

しかし、手駒としての質を上げる方法が存在する。それは

  1. 無為転変の遠隔発動
  2. 呪物の受肉
  3. 催眠

 

無為転変によって遠隔で脳の構造を弄られたなら、今や三輪や新田も術師になっている可能性はある。

実際、吉野順平は術式を所持して呪霊も見えていたが脳のデザインが非術師だった。それなら三輪や新田も術式は所持しているがそれを発揮する仕様がなかっただけの可能性もある。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

シン・陰流の最高師範も何故か髪の色で三輪の呪術師としての素質を見抜き門下に加えたので、何らかの術式を持っていた可能性はあるだろう。

一応、ファンブックで術式なしとは書かれているが、公式でネタバレするわけにはいかないので、ここは単に今は持ってないとして隠す意味で術式なしの評価であったと考えれるだろう。

 

当然、呪物が受肉しているなら一気に最強格の敵となっている可能性もある。千年前の術師は宿儺といい万といい演技派なので可能性はあるだろう。

その場合、新田と三輪が両方とも内通者でなければならない。何故なら呪物の封印が解かれたのは渋谷事変後だからだ。

吉野凪の事件は渋谷事変前なので、新田しか裏工作できないし、羂索が呪物の封印を解く前から内通者だった事になる。なので受肉していたなら三輪の方で、新田は新田で内通者だったパターンになるだろう。

 

特に三輪は虎杖のように髪の色が特殊である。その髪の色によってシン・陰流の最高師範にスカウトされていたので髪の色にも何か理由があるはず。虎杖と同じように生まれつきカラーの髪の毛という事は虎杖のように器として適合性が高いとは考えられいだろうか?

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

髪の毛と呪いが見える事の両方がスカウト理由だが、髪の毛が特殊な虎杖は呪いが見えてなかった。つまり髪の毛の特殊性は呪いが見える事と無関係といえる。それならば残るのは器としての耐性ではないだろうか。

 

人は脳の30%ほどしか使ってないという都市伝説めいた通説が存在する。これに則れば催眠により潜在能力の解放なんて事もあるかも知れない。

 

⑦ まとめ

高専も羂索側も互いに対策される事が分かっている状態での戦闘が起こる。

いくら特級レベルの呪霊を沢山持っている羂索と言えど徒党を組まれたら敵わない

そうなると高専の戦力分断が最も考えられる。それをするために三輪や新田に受肉させていたり、無為転変で脳をいじったり、催眠にかけたりしている可能性が高い。

 

襲ってくるタイミングとしては、五条vs宿儺決着後が最も可能性が高いだろう。

五条が撃ち漏らした宿儺を狩りに行く事は絶対必要だし、秤や虎杖や、真希のような強豪は宿儺に向かうはずだ。最低でも鹿紫雲は宿儺と戦うはず。

そして宿儺と戦うという事は死を意味する。勝敗は紙一重であるものの内容は常に宿儺を中心に回っている。

五条ですら全開の反転術式と3度の領域展開、焼き切れた術式の回復という無茶をしてやっと宿儺の実力に食らいついてる状況だ。

対する宿儺は十種影法術も◼️開も使っていない。基本技術だけで戦っておりハッキリ言って舐めプ状態である。

 

そんな状況で鹿紫雲が来たところで大したダメージを負わせられないだろう。

何が言いたいかと言うと宿儺討伐に向かった者達は宿儺が殺してくれるので、高専に残った者たちを狩ればいいのだ。

 

そして枯れ木も山の賑わいというように雑魚でも集まれば侮れない戦力になる。そこで自身の味方になる受肉体や催眠などの手駒を使って攻め立ててくるのではないだろうか。