呪術廻戦の最新234話の内容となってます。
未読の方はご注意下さい。
① 宿儺の指
少年院編で宿儺は「断る。お前の中の俺が終わろうと、切り分けた魂はまだ18もある」と語り、虎杖の要望を断り、一度死亡した。
その後、宿儺の超人的な反転術式の精度で復活したが、宿儺としてはあそこで死んでも問題なかった事がこのセリフから分かる。
(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)
そして現在、最後の一本は五条が持っている。
何が言いたいかと言うと、最強対決の決着後、高専側の介入と同時に羂索が最後の指を届けにくるのではないか?と言う事だ。
そもそもの話、最強対決で五条が宿儺の指を肌身離さず持っているとは考えにくい。
何故なら
- 宿儺の斬撃により、指をしまってある巾着袋かポケットを切られ、盗まれる可能性がある
- もし、万が一自分が負けたら最後の指を奪われ、パワーアップさせてしまう
これらの理由から五条がこの最強対決に、いや宿儺と戦う可能性のある者に、宿儺の指を預ける事は考えにくいのだ。
(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)
では、どこに保管しているのか?
五条家の宝物庫だろう。
羂索の襲来により、天元の結界が破られた事から、高専の忌庫にあった呪物は全て奪われていてもおかしくない。それに宿儺の指が保管されていたなら、真人に全て盗ませるはず。
従って高専忌庫にある可能性は低い。
つまり、
五条が所有し、
最強対決に持ち込まず、
宿儺と戦う可能性のある者にも預けないなら、
五条家の宝物庫に保管されている可能性が極めて高いのだ。
決戦までの1ヶ月間、羂索が宿儺から離れられなかった事もこの説を後押しする。
(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)
宿儺と五条が戦うまで、羂索は宿儺の指が五条家にある事を推察していても侵入したら殺されてしまうため、盗めなかったのだ。
だから今になって動きだしたと考えられる。
そして五条家は悟のワンマンチーム。
歴戦の術師である羂索からすれば、五条悟のいない五条家など侵入壊滅は容易いだろう。
この最強対決の間、プレイヤー狩りと並行しながら五条家の宝物庫から宿儺の指を盗み出し、届けようとしてもおかしくはない。
そこで重要になるのが冒頭のシーンだ。
受肉体が死亡し、取り込まれた宿儺が完全に死んだとしても、指は18本あるから大丈夫と言っているわけだが、これは言い返すと、伏黒に受肉している宿儺を殺しても最後の一本がある限り復活できる事に他ならない。
もし、受肉体が死ぬ事で受肉していない他の指に宿る宿儺の魂を死ぬなら、虎杖の自殺で済むはずだ。それをしていない時点で、宿儺をこの世から完全に消し去るためには宿儺の指を全て取り込ませて受肉体が死ななければならない。
そのために五条も全ての指を取り込ませてから殺せばいいと言っていたわけだ。
(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)
つまり、最後の指を受肉していない現時点で宿儺を殺しても、いずれ復活する可能性がある、逆を言うと誰かに受肉させてもう一度殺さなければならない。
伏黒に受肉した宿儺を殺して19本分の宿儺が消えて、伏黒も死んでいるなら受肉できるのは1人しかいない。
(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)
これまでの仮説が正しいなら羂索が呪霊に預けて渡すなり、裏梅に渡してもらうなりして宿儺がパワーアップ。
身体以外、完全体宿儺になり、領域は展開できず、摩虎羅も使えないが呪力消費は補った状態で、史上最強呪いの王と術師の総力戦が起こるだろう。
最強対決だけでなく、残る宿儺の指は必ず出てくるだろう。出てこなければ、再び呪いの王が復活するのだなら。
もし、登場しないならそれはそれで呪いが廻っていると言える。
筆者はこの因果を断ち切る戦いを指して
「呪術廻戦」と思っている。