spriteの考察日誌 ONE PIECE考察

ONE PIECE / 呪術廻戦 / 格闘技 / ポケモンの考察ブログ

休載明け

1ヶ月の休載が終わったONE PIECE

感想を書いていく。

 

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(絵は妻による描き起こし)

 

① 緑牛

緑牛がモリモリの実の森人間ということが明らかになった。そして思想が危険なものということも。差別を良しとするその思想は、ルフィやロジャー、革命軍とは相反するものだ。しかし、「外の世界を知ってるのか?世界を憎むなよ、これが世界」と言っていることから、緑牛自身が過去に差別を良しとする、差別なしでは救われない事を体験したのかもしれない。

赤鞘達と共にヤマトも駆けつけて緑牛にダメージを負わせるが、モモの助がヤマトに戦うなと言った所でこのシーンは終わる。恐らく「麦わらの一味に入るお主がここで戦ってはならぬ」といった感じだろうか。ヤマトが戦ってはダメという理由を考えると、現状これくらいしか思いつかない。

 

② シャンクス

なんとワノ国近海にシャンクスがやってきていた。幹部達は「ルフィに会おうぜ!」と大喜びだが、本人はどうだろうか?ルフィの成長を喜んでいるし、会いたそうだが、目的はどうやらルフィに会うことではなさそうだ。縄張りに関することと、バルトロメオにケジメをつけないと示しがつかないようなことも言っていたので、バルトロメオをシメに行くことで麦わら大船団が起こす大事件に繋がるのだろうか?

しかし、本人はONE PIECEを「奪りに行く」と言っていたのでバルトロメオをさっさとシメて奪りに行くのか、奪りに行く過程に自然とバルトロメオをシメる事ができるのか、この辺が気になる所だ。

 

さらに、「ONE PIECEを奪りに行く」というのも気になる。まるでいつでも奪りに行けたけど行かなかったかのような口ぶりである。そして字も気になる。「取りに行く」で良いはずなのに、「奪りに行く」とわざわざ言っているあたり、まるで誰かのものを奪いに行くような字面に感じる。

ルフィの手配書を見て、あの時の悪魔の実が覚醒して、ニカになる事を察し、ようやくONE PIECEを「奪りに行く」準備が整ったと思ったのだろうか。

それともルフィがニカに覚醒したと分かったことでルフィにONE PIECEを取りに行かせてルフィから「奪りに行く」のだろうか。もしくは、覚醒したルフィを見て、ルフィやこれからの世界のために、黒ひげよりも先にONE PIECEを奪る必要があると判断して奪りに行ったのだろうか。

 

作中でONE PIECEに近い人物の1人がシャンクスだ。彼はラフテルに行くためにおでん達が海図を広げてるシーンにもいたので場所も分かったそうだ。もし見てなくてもロジャー達からロードポーネグリフの写しを貰えればあとは解読するだけなのでニコ・ロビン確保するためにワノ国にいるのだろうか。だとしたら交戦中の緑牛を退けたり、あるいはルフィ達と衝突することもありそうだ。

緑牛といい、シャンクスといい、今までの描写だけで判断するなら、どちらかというとルフィ側のような、政府に疑問を抱くような思想を持っているように描かれていたが、最新話で敵側になったり、不穏な空気を感じさせたり全く安心できる気配がない。

 

ルフィから奪りに行くにせよ、バルトロメオをシメに行くにせよ、ONE PIECEを奪りに行くことは確定しているし、バルトロメオが衝突することも確定している。つまりルフィと衝突する可能性もあるということだろう。

昔、五老星が「赤髪は暴れさせれば手に負えないが自分から世界をどうしようという者ではあるまい」と言っていたのを筆者は思い出した。今まではルフィの恩人であり道標のような存在だったが、ルフィがニカになり四皇になった今はライバルの1人であり、「ここからは手加減しねぇぞ」と思ってるようにも見えた。金獅子のシキが「本物の海賊の恐怖を教えてやる」と言っていたが、これからはそういう海賊としての恐ろしさと強さとカッコよさを見せてくるのかもしれない。よく考えればキッドの腕を切断していたりするので、やはり残虐な一面も持っておりそういう態度で今後はルフィ達とも対峙するようにも受け取れる。

 

あと、「妙なのが入り込んでんなぁ」と言ったのは誰のことだろうか?描写だけ見るとワノ国で交戦中の緑牛の気配を感じ、緑牛の事を指してるように見える。最初、筆者は四皇に入ったバギーの事かと思ったが、バギーならバギーと言いそうだし、妙なのがって言い方はしないだろう。ワノ国に向かって喋ってそうだからやはり緑牛と考えるのが自然か。

 

そしてニカとなったルフィの手配書を見て、「これが」と言っていた事からやはりシャンクスはニカのことを知っていてゴムゴムの実の真実も知っていたのだろう。ニカに覚醒したのを見てからONE PIECEを奪りに行くと言っていたので、ロジャーができなかった世界をひっくり返すために動き出そうとしているのかもしれない。しかし、それなら世界の均衡を保とうとする五老星と謁見していた謎も深まるが。

 

果たしてシャンクスは味方なのだろうか、敵なのだろうか。今回の描写はどちらの視点に立つかで見方が大きく変わりそうだ。

 

③ 革命軍

サボ生きてて良かったー。(笑)

しかも無事などころかくまを奪還して全員逃げおおせているのが凄い。大将2人を相手にして目的を達成して帰還するというのは、やはりサボを始めとする革命軍幹部の力が高いことを証明しているのでは無いだろうか。一応、大将も本気を出せなかったとは言っていたが、それでもこの結果を見ると革命軍幹部は相当強そうだ。そう考えるとやはり、大将がきた所で今のルフィやカイドウを倒せるとは思えない。そもそもタイマンなら大将すら大して苦戦せずカイドウやビッグマムなら倒してたんじゃ無いだろうか。まぁ、大将達もマリージョアに隕石降らせるわけにもジャングルにするわけにもいかないから本気を出せないだろうが。

 

しかし、この内容ならサボについてあれほどみんなが「ウソだろ」「まずは事実確認だ」って言っていたのは腑に落ちない。サボの安否とみんなの「信じられない内容」はイコールでは無いと考えられる。ならばサボが国王コブラを殺害した事に動揺していたのだろうか。しかし、革命軍の総司令官ともあろうものが、それくらいであれほど動揺するだろうか他にもまだ何かあるんじゃないか?と疑ってしまう。

そして、本当にサボはコブラを殺害したのだろうか?ここも腑に落ちない。レヴェリー編で、五老星と謁見したいと言っていたコブラに対して五老星は「何かに気づいたか?ここらで大掃除をする必要がある」と言っていたので、やはり五老星がコブラを消し、それをサボに擦りたと考える方がより自然な気がする。ビビも行方不明になっているので、シンプルに考えるなら革命軍と一緒にいるだろう。コブラを殺害した者の手からサボ達がビビを守り革命軍で保護している。これならだいぶ安心できる。

 

そして結果的に五老星のコブラ殺害の濡れ衣は五老星の予想とは離れた方に進んでしまう。コブラ殺害を受けてクーデターが起きていた国で大規模な革命が起きつつあり、反政府側ではサボが神のように崇められている。

恐らくコブラ暗殺の濡れ衣を着せる事で、アラバスタの国民や他の国々の国民にも、革命軍は名君コブラを殺害するような悪人なんだと、認識させたかったのだろうが全く逆でむしろ革命の火種に火をつけたといえる。やっぱり無能としか思えない。(笑)

 

ここで気になるのは、火を使い、炎帝と呼ばれるサボが神のように崇拝されつつある事だ。しかも革命軍なので奴隷解放にも連想させる。これはニカの伝説がルフィではなくサボとして復活することを暗示しているのではないか。ひょっとすると、今後ジョイボーイ復活やニカの登場を待ち望んでいた、アルベルや奴隷達はルフィではなくサボをニカやジョイボーイ、解放の戦士と認識して接触を図ったりしてきそうだ。

 

④ 海軍

何やら新しい部署に新しい幹部、様々な単語が登場し、全て説明がないままである。

天竜人の居住地「神々の地」

・神の騎士団

・8カ国革命

・海軍犯罪捜査局

事件そのものもあげればとんでもない数の情報が出ている。

 

犯罪捜査局が、賞金首の賞金額を決めているのだろうか?何やら他の闇にも通じていそうな機関である。何となく赤犬黄猿とは同期のような口ぶりであるが、ハッキリした説明がされていない。海軍のような武闘派ではないだろうから、敵というよりかは敵の中の説明役に使われていきそうな気がしている。

 

神々の地には天竜人も沢山いるだろうから、実力を発揮するには広範囲攻撃をするしかない大将達と居住地で戦った革命軍の作戦勝ちに見える。

周りに大量の天竜人がいる以上、大将達からすれば隕石降らしたり、禁憎森々を使うことができない。言わば人質を取られている状態と言える。そういった状況でこそ有利に戦えると判断した革命軍は流石だろう。一見敵の本拠地に少数で勝負を挑むのは不利に見えるが、自ら飛び込む事で有利対面を作り出している事から、今後革命軍の戦いはこう言った部分も注意して見ていきたい。

 

神の騎士団。これは全く新しいワードだ。CP0や以外で天竜人が動かせる部隊があるとは。むしろCP0は五老星の管轄で騎士団は天竜人が独自に動かせるのだろうか。何にしろ武闘派の匂いもする組織である。

 

8カ国革命。どんな国があるのだろうか。まずは、クーデターの絶えない町、ヴィラ。革命軍が潜伏していたテキーラウルフ、カイドウの故郷ウォッカ王国、他にもくまの故郷ソルベ王国なども怪しい。これも今後の展開を待つしかなさそうだ。

 

⑤ まとめ

・緑牛の危険思想と能力。

・シャンクスがゴムゴムの実の真実をしり、ニカ覚醒を知った後にONE PIECEを奪りにいくこと

・サボが生きていて、コブラ暗殺により反政府側の神になっていること。

・神の騎士団などの重要ワードが出ている事。

 

こんなところか。

次の週で描かれるかは分からないが、いくつか展開や今後にどこかで起きないとおかしい展開を考えていこう。

 

① 緑牛撤退

赤鞘なのかクザンなのかシャンクスなのか分からないが、赤鞘の力だけで緑牛を追い払うのは難しそうなので、助太刀が入りそうだ。

ここで追い払わないとワノ国や赤鞘たちも命を失いなので、援軍が来てくれるといいが。

② PIECE争奪戦

シャンクスが動き出した事からONE PIECEを狙う者同士での争いが予想される。そして立派な海賊になったのに会いに行かない事からどこかでルフィ達と衝突しそうな気がする。しないならバルトロメオにどうケジメをつけさせるのかが気になる。

③ くま奪還後の再手術

人格を奪われている事からそれを取り戻す工程が生まれるだろう。革命軍がベガパンクのところに行く必要が出てきそうだ。

 

こんなところか、次号で明かされることはないかもしれないが、描かれないと先に進めないものをピックアップしてみた。

次号もとても楽しみである。