spriteの考察日誌 ONE PIECE考察

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世界政府は倒れない

 

ONE PIECEにおいて麦わらの一味に立ち塞がる世界政府。彼らは打倒されるのだろうか?

筆者は打倒されないと考えている。

 

 

① 敵は天竜

そもそもルフィ達は世界政府と敵対していない。

もちろん、戦う事は多いが明確に倒すべき敵とは認識していない。それというのも自分達が海賊で悪者という自覚があるからだ。

 

では革命軍はどうだろうか?

彼らが倒すべき敵として認識しているのは天竜である。倒すべきは世界政府ではなく天竜人と明言しているので彼らも世界政府は敵視していない。

 

唯一、ロビンを助ける時にだけ世界政府の旗を撃ち抜き明確に敵対したが、その後は世界政府を倒す素振りなど一切見せていない。

ロビンを捉えて、ロビンをがんじがらめにしていたのが世界政府だったから敵対しただけで、同じような事が起こらない限り敵に回す事はないだろう。

 

つまり、今後起こるであろう麦わらの一味vs世界政府という構造は成り立たない事になる。

 

② 誰と戦うのか

イム様や五老星をはじめとする天竜だろう。

ルフィは本質を見抜く力に秀でている。

友達が奴隷になっても、腹一杯飯が食えなくても、目先の敵ではなく黒幕に必ず辿り着く。

そしてそのルフィの父親が敵と見定めているのが、天竜人である。

 

つまり、ルフィが世界政府と戦う事になったとしても、麦わらの一味の真の標的は天竜人だと必ず見抜くだろう。

 

天竜人の戦力に、CP0や神の騎士団、海軍などがいるから必然的に世界政府が所有する戦力と戦うわけだが、標的はあくまで天竜人。

そう考えると、海軍やSSG、CP0と戦うのは麦わら大船団やキッドやローなどの最悪の世代かもしれない。

 

③ 世界政府なき世界

仮にここまでの仮説が間違っていて、ルフィが世界政府を倒したとしよう

その場合、赤犬黄猿やコビーはどうなる?

海賊になるのか?自警団になるのか?

いずれも想像つかない。

 

というかあの世界観に海賊を取り締まる存在がいなくなるというのが全く想像できない。

ルフィ自身も海軍から逃げる事を鬼ごっこのように楽しんでいる節がある。

そのため、海軍や世界政府がなくなるというのは、ルフィ本人の望みではないだろう。

 

あくまで今の世界制度はそのままに、諸悪の根源である天竜人だけ倒そうとするはずだ。

 

それにルフィが世界政府を倒してしまったらコビーはどうなる?一生大将になれないままだ。

 

④ 革命軍が作る世界

もちろん、世界政府が倒れそのまま革命軍が新しい世界政府のようなものを作る可能性は十分ある。新しい世界政府にも当然海軍は必要だなので、コビーが大将になる事もできる。

 

しかし、その場合世界政府を倒したいわけじゃなく、天竜人を倒したいとする革命軍の目的と合わない。

それに革命軍が天竜人の位置に着くというともあり得ないだろう。

支配者が天竜人から革命軍になっただけで、今は清廉潔白な革命軍でも時が経てば腐っていく。それが分からないドラゴンではないはずだ。

 

従って革命軍は天竜人を倒しても政権は握らずに、新しい世界制度を確立し、権力の座につかないと筆者は考察する。

 

⑤ 世界政府は存続する

天竜人を倒し、諸悪の根源を断ち切った新たな世界政府はドラゴンやサボ、ロビンやベガパンク、ジンベエやリク王などが協議して新たな世界制度を定めて新生世界政府を樹立するだろう。そこには当然海軍も存在し、変わらず元帥や大将もいるだろう。ルフィも鬼ごっこもずっと楽しめるわけだ。

何となくONE PIECEの最後は次のロマンを追いかける船出と共に追いかけるコビーや赤犬が描写されるシーンを想像してしまう。

 

話はそれだが、世界政府の斜め上に位置する天竜人は滅び、本当の意味で横並びの組織となると考察している。

敵はあくまで天竜人であり、物事の本質を見抜くルフィなら、天竜人、イム様や五老星などを敵と認識し、戦いを挑むだろう。

 

この物語は世界政府と戦う物語ではなく天竜人と戦う物語になっていくのだ。