spriteの考察日誌 ONE PIECE考察

ONE PIECE / 呪術廻戦 / 格闘技 / ポケモンの考察ブログ

ビッグマム生存説

 

 

ビッグマムは生存しているのだろうか。

① ビッグマムの最期

恐らくマグマ溜まりまでカイドウと共に突き落とされたと考えられる。その後、海底噴火が起きたのでどうなったかは分からないが、キャラクター的に死んでいるとは考えにくい。

筆者はカイドウと共に生きていると思っている。両者共に未回収の伏線が多く残されており、ロックスの回想やエルバフ編、ヤマトの絡みもあるので、死亡するにはあまりに多くのキャラクターの物語に、あまりにも深く関わりすぎているのだ。

そのうち扉絵連載なのでひょこっと出てくるのではないか。

謎の巨人族のおばさんと遭遇や、離島に鬼が住み着いたとか、そんなタイトルで出てきそうな気がする。

 

② マム生存説の根拠

① キャラの立ち位置と伏線の多さ

② すぐに噴火したので身体が溶けるよりも速く運良くどこかの島に吹き飛ばされている

③ ゼウスの存在

 

この辺りだろうか。

筆者的には①の理由だけで生きている事の根拠になると思っている。もちろんエルバフとの軋轢などは、過去回想で説明すれば事足りるので死んでいても問題ないが、あれだけ濃いキャラクターを死なせて過去回想のみの登場というのは、作者の性格と読者の期待を踏まえると考えにくい。

 

②は、筆者的に噴火によって死亡したようには見えない。マグマに浸かり続けるより、噴火で吹き飛んだ方が生存率が高いという印象を受けたので根拠に挙げた。

普段のマムはミサイルで攻撃されても傷1つつかないほどの耐久力なのでマグマに落ちても短時間なら大丈夫だろう。(笑)

ミサイルで傷がつかないなら噴火の爆発も当然大丈夫だろう。

 

③は、1055話でゼウスが生存していることが分かった。マムから直接魂を分けられた存在のゼウスが生きていることで、本体のビッグマムが生きていると考えられる。

マムが生きていなければ、分けられた存在であるゼウスは存在できないと考えられるからだ。

 

③ 根拠と前提の考察

これは、マムがカイドウと共に地下のマグマ溜まりに落ちた事が前提である。カイドウは直接説明があったのでその前提で間違いないが、マムの方は明確に説明されていない。

カイドウが落ちた際に、隣にドフラミンゴがつけていたようなモフモフのワサワサの羽の羽織りのようなシルエットが描かれていたので、勝手にそれをマムとして解釈している。しかし、このシルエットがマムじゃないなら、マムはマグマ溜まりではなくワノ国の地下にまだ生存している事になる。

 

さらに、四皇が落ちた時のワノ国の断面図の説明で、マムもカイドウと同じくらいの穴の深さで同じような空間に落とされていそうな描かれ方だったので、こちらで勝手に前提とした。

そのため、マムがマグマ溜まりではなく、ワノ国のどこか地下に落とされたならワノ国内で生存している可能性も高い。しかし、それなら1055話で登場したシャンクスが気配で分かりそうだが、マムについては言及せず去っていった事を考えるとやはりマグマ溜まりに落ちて噴火で吹き飛ばされた線が濃厚か。

マグマに落ちて生きているというのは、本来あり得ないが、マムとカイドウの耐久力なら十分ありえるし、すぐに噴火したので噴火の爆発にさえ耐えられれば付近の島に落下したとしても不自然ではない。

 

ゼウスの生存もこのマム生存説を後押ししている。何故なら本体のマムがいなければ、分けられたゼウスが存在しえないからだ。

しかし、ここで重要なのは魂の定義である。もし、魂が本体とリンクしているなら、ゼウスが受けたダメージがマムに、マムが受けたダメージがゼウスにいかなければおかしいのではないだろうか。

例えばブルックやゾロに切られた時にマムにもダメージが行くのが自然ではないだろうか?

だが、実際にはゼウスやプロメテウスが受けたダメージがマムに返ってきた描写はない。この事から一度魂を分けた存在は本体とのリンクが無くなり、完全に独立した存在となるのかもしれない。

さらに、ブルックの存在も否定的根拠となる。ブルックは一度死亡し、魂として彷徨って自身の身体に宿った状態である。これは、本体の生死と魂の生死は別物であるという証拠に他ならない。もし身体が死ぬ事で魂が消滅するなら、ブルックは魂だけで存在できないことになるのでヨミヨミの実が成立しないし、生きているものとリンクしていないと魂が存在しえないのなら、本体と魂分けをした分身にリンクが見えない以上、無機物に魂を与えるというソルソルの実も成立しない。

つまり、能力者である本体の生死に関わらず魂とは不滅であり、魂は魂として存在できるのだろう。また、ゼウスやプロメテウスに個性があるように本体から切り分けられた魂は本体の性格に依存していない事が分かる。そのため、切り分けられた魂は本体との関わりは完全に断ち切れて独立した1つの生命、1つの存在として成立すると考えられる。

そのため、ゼウスがいるからマムが生きているという保証にはなり得ない。

 

もちろん、あくまで悪魔の実の能力で起きている現象なので、魂は不滅だが能力は能力者の死亡により失わられる事によって、マムが死んでいたら能力が解除されるのでゼウスも無くなる。このように能力が死後も影響を及ばさないと考えるなら、ゼウスが生きている事からマムも生きている証拠になる。

 

実際、死亡したキャラクターが能力によって残した影響が消えた描写も、残っている描写もないため、このゼウス生存によってマムが生きている事の根拠が成立しないと思っている。

また、筆者的には、能力者の影響は死後も残ると考えている。実際に描写があったわけではないが、そう考える方が自然だし、気持ちいいのだ。

例えば、Mr.3がドルドルの実で人形を作ったとして、Mr.3が死亡したらその人形も無くなるのか?筆者は無くならないような感覚があるのだ。

そのため、この記事では能力者の死後も影響は残ると考えて、ゼウスの生存=マムの生存を根拠にしたものを否定したい。

 

④ まとめ

筆者的にはマムもカイドウも生存していると思っている。

それは明確に死亡した描写がない事と、あの2人ならマグマの中でも短時間なら死なないだろうという信頼。

そして、2人に残された伏線とキャラクター性、そして他のキャラクターとの関わりが、これから先物語に登場しないとするには、あまりに深く物語に絡みすぎている。このメタ的な視点から生存していると思っている。

ゼウスがいるからマムが生きているというのは、上述した通りその仮定が成立すると確定的に言えないのが現状である。

それは身体が死んでも魂だけで存在できるブルックの存在と、切り分けられた魂が本体の生死によって左右されるなら、本体と分身が、ダメージをお互いリンクし合わないとおかしいのにその描写がない。つまり、魂は本体の生死と無関係に不滅であり、性格も依存せずに存在できると考えられる。

 

以上の理由から筆者はゼウスが生きているからマムも生きているという根拠ではなく、あくまで残された伏線や物語の関わり、明確な死亡描写がないというメタ的な理由から生存していると考えている。

 

筆者的には本編で出てくると考えているが、ひょっとしたらまずは扉絵連載で登場して新たな設定新たなキャラクター性が付け足されて本編に登場したりするかもしれない。

これほどの展開でも下ごしらえらしいので、再登場はだいぶ先だろうが、今から非常に楽しみである。

 

#ワンピース#考察#ビッグマム