ネタバレ注意！
最新話の内容を含みます
① ベガパンクの夢
世界中に無償でエネルギーが行き渡る世界。それが天才の夢。
加えてジンベエが補足する所によると、資源は戦争のタネという。そしてエネルギーは至る所にあり、視認できないだけですでに世界はエネルギーに満ちている。そしてそのエネルギーを追い求める事が歴史を解明する事に繋がり、政府から消される事になったと語っている。
ここに来て、まさかのベガパンクの夢の果てが明かされてしまった。流石に仲間にはならないとは思ったが、これはひょっとすると仲間になる可能性あるぞ。今までここまで明確に夢を語った人物が乗船を希望した事があっただろうか。
ここで思いつくのは
- 空白の100年の戦争はエネルギー資源を巡った戦争
- 政府が今もエネルギー資源を所持している
- 火種となったエネルギー資源を政府は破棄した
空白の100年も巨大な王国が資源を独占しており、それを狙った20の国が戦いを挑んだ。これが考えられるシナリオである。
筋は通っているが肌感覚として違う気がする。アラバスタが参加している事が最大の違和感なのだ。あの国が資源を巡った戦争に参加するとは考えにくい。当時は悪い国王だった可能性もあるが、ポーネグリフを持っているので聞き分けのある人物だった可能性が高いため、コブラのような名君と考えられるからだ。
単に空白の100年とは関係なく、戦争を見てきたベガパンクが、エネルギーさえ無限に入れば戦争が減ると思っているから語っただけかもしれない。
筆者は以前、政府は巨大な王国がマリージョアにあり、その国土と古代兵器の１つが政府が戦争で勝ち取ったものと考察した。
しかし、それは国土ではなくエネルギーの可能性が出てきた。となると問題なのは、今も政府がエネルギーを所持しているかどうかだ。
ルルシアを滅ぼした兵器を見る限り所持していると考えた方がいいだろう。そしてそれがマリージョアにあったとするなら、マリージョアを襲った機械兵は政府が所持しているエネルギーを狙ったと考えられる。
うーん、筆者が先日考察した内容がすっかり否定されてしまった。(笑)
ただ、疑問も残る。あれだけの兵器とあれだけのエネルギーがあればむしろ公開した方が実行支配に効果的ではないだろうか？
あそこまでの破壊力があるなら少々敵対されても木っ端微塵にできる。仮に海軍が反乱を起こしても政府のやり方に賛同する赤犬や、海軍以外の軍隊、CPもいるのだから問題ないと思うのだが。
支配のための大量破壊を達成するために兵器とエネルギーと軍隊を所持しているから政府は兵器やエネルギーを公開してもいいのに、非公開にしてレヴェリーという民主主義で世界を治めている。つまり、世界平和のためにエネルギーはいらないと考えているのではないか？
むしろあのエネルギーを巡って100年に及ぶ戦争が起きたからエネルギーを破棄したのではないか？こっちのパターンも十分考えられる。これは先日の筆者の考察を肯定するために考えたことではあるのだが。(笑)
② VS CP0
とうとう始まったCP0との戦い。
気になるのは
- ベガパンクに濡れ衣が着せられてること
- ステューシーの存在
まず、何故かベガパンク側がエッグヘッド失踪事件を知らないのがおかしい。
2ヶ月前、1ヶ月前、2週間前、エッグヘッドに来た政府の船は一隻も帰還していない。しかし、ベガパンク側は出航を確認している。つまりエッグヘッドを出て、シービーストウェポンも通り過ぎた後に政府の船は沈められている事になる。
何者かが意図的に起こしたこの事件、誰が何のためにという所で考えると
- ベガパンクの罪状
- CP0を真実を伏せて行動させるため
- 第4勢力の存在
エッグヘッドへの訪問はセラフィム返却で動機は十分である。むしろ粛清するための罪状としてこじつけた感はある。
どちらにせよベガパンクとCP0の知らないところで政府の船が沈んでいるのは間違いない。
つまり、CP0はベガパンク抹殺の命令を、歴史を知りすぎたからではなく、エッグヘッド失踪事件の首謀者として抹殺しに来たのだ。
だが、ベガパンク本人は何故消されるのかを理解している。歴史を知りすぎたからだ。こんなもの本人以外、情報が漏れようがないのだが、なぜ政府は知っているのだろうか？内通者がいるとは考えにくいし、サテライトが裏切っているわけではなさそうだ。
となると、イム様が実は何らかの悪魔の実の能力者でベガパンクの研究を遠隔で盗み見ているとか。あるいはベガパンクがそう思っているだけで、本当は用済みになったから消そうとしているのかもしれない。
ひょっとして、イム様は空白の100年に存在したベガパンクのような天才なのではないか？
シャカが言うように天才すぎると自分や世界の未来が見えると。イム様もベガパンクと同じ、あるいはそれ以上のレベルで未来や世界が見えている。
だから、ベガパンクの科学技術がある一定の水準に達すれば、必ず古代のエネルギーに辿り着くはずだ、欲するはずだ、ならば政府にとって有意義な研究が済んだ段階に達したら殺してしまおう。こう考えたのではないか？
加えてベガパンクは空気中にあるエネルギーを感じていた。天才過ぎれば、未来も既に実在しているものも違うように見えているし、目には見えないものも見えるのかもしれない。
ちょうど、呪術廻戦でも似たような概念がある。大道鋼というキャラクターは作中で唯一、呪霊が見えず、術式もなく、異能も持っていない。しかし、それ以外の全てが見えているので呪霊の姿は見えなくてもそこに何かいる事は理解している。
つまり、目に見えない物もそれ以外の要素が全て見えていれば、自分の目に見えない物がなければ、今目に見えている現象が起こり得ないので、そこにもここにもエネルギーがあると理解できるのだ。それを感覚として感じているのだろう。
そもそもこんな失踪事件を起こしたとしても、ベガパンクを抹殺するためにしては少々強引な気もする。ベガパンク側に証拠があれば破綻してしまう。となると、本当にベガパンクもCP0も知らない所で政府の船が消されている事になる。実際リリスも疑ってるのか？と言っている事からベガパンク側が起こした訳ではないのは確実だ。
CP0がベガパンク抹殺の罪状を作るために、自分達の下部組織を沈めた自作自演も考えられるが、描写的にそんな感覚はなかったし、流石にそこまではしないだろう。
となると革命軍か機密部隊ソードの関与が疑われるが、革命軍はベガパンクの不利になることはしないだろうし、機密部隊ソードはCP0とワノ国の癒着を知らないレベルの諜報力しかないのでこれも考えにくい。
これは五老星を始めとするCP0、革命軍、機密部隊ソード以外の第4勢力が存在するのではないか？
そんな内容の記事が以下のものである。
https://sprite289.hateblo.jp/entry/2022/11/11/220928
「緑牛=イム様のスパイ説」
(この記事では緑牛の正体共に、イム様のスパイか第4勢力に所属しているのではないかという考察。)
この時の第4勢力の考察が真実味を帯びたと言えるだろう。
そしてステューシーの存在がおかしすぎる。いくらなんでもベガパンクの内情に詳しすぎる。まるで自身が開発に携わったかのような情報量だ。歓楽街の女王の側面もありながらエッグヘッドにも研究員か何かとして潜入していたのだろうか？実質CP0の裏のトップと言っていいのではないか？実力ではルッチだろうが。
もしステューシーが潜入していたのではないとしたら、エッグヘッド内部にCP0に情報を売った奴がいる事になる。何となくそんな奴が内部にいるようには見えない。やはりステューシーの潜入経験が濃厚だろう。
③ くまとセラフィム
くまが自身の能力でエッグヘッドへと向かった。シャボンディで一味が散り散りになった時、ルフィがルスカイナ島に行った時は数日間飛んでいた。今回もそれくらいの日数がかかるのではないだろうか？
展開的に数日間もエッグヘッドでCP0とバトルをするとは思えないが思ったよりエッグヘッド編は長くなるのかもしれない。
このままベガパンクを守るバトルを少し続けて、次の伏線が登場し、別の編になるのかと思っていたが、まだまだ波乱がありそうな内容である。
加えて、くまのセラフィムもニキュニキュの能力が備わっている事が判明した。やはりパラミシアも再現できている。くま本人のクローンと考えるならむしろ悪魔の実を一度再現して食べさせるより簡単と言えるか。
④ 消えるベガパンク
戦場になるからボニーを上に連れて行けという話だが、お前が連れていけよって話だろう(笑)
本人しかイリュージョンできないのだろうが、どういう技術なのか。ワープは失敗したようだし、実物なのかホログラムなのかもハッキリ分からない。自在に存在を移動できるならもはやCP0の攻撃すら何とかなりそうだが。
⑤ ルフィvsルッチ
今更勝負になるわけないだろう。ルッチなど秒殺である。というかサンジやゾロ、ジンベエにも敵わないだろう。
となると鍵になるのはステューシーだ。ルッチをルフィがカクをジンベエが止めるとなるとステューシーがチョッパーだが、少々荷が重いだろう。加えてステューシーはベガパンクの迎撃システムに詳しいので隙をついてくるだろう。
非常に多くの考察ができる回だった。
実際、第4勢力がいる可能性は上がったと思う。過去の記事もご覧いただきたい。
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