ネタバレ注意!
最新話の内容を含みます!
呪術全盛期最強の宿儺
vs
現代最強術師の五条悟
どちらが強いのか?
筆者は宿儺だと思っている。
① 宿儺の強み
宿儺の強みは
- 術式の多様性
- 呪力量と出力
- 生物的な強さ
- 経験値
- 情報アドバンテージ
- 規格外の反転術式
- 高い戦闘IQ
- 魂を知覚している
(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)
攻撃力に全振りした斬撃と炎の術式に、最高峰の汎用性と適応性を誇る十種影法術に、乙骨以上の呪力量と出力、恐らく真希以上のフィジカルに呪術師としての戦闘経験、死後数時間経っても内臓を治せる反転術式、万戦で見せたIQの高さ、真人や死後の漏瑚と会話できるほど魂に精通しており、まだまだ隠している術式もある。
ハッキリ言って勝ち目がない。特に勝ち目がないと思う部分は戦闘IQの高さと情報アドバンテージ、多様な術式である。
② 五条悟の強み
圧倒的な防御性能。負けなければ勝てるを地でいってる術式が無下限呪術だ。宿儺の術式が攻撃に特化しているなら五条の術式は防御に特化している。
もちろん攻撃にも応用が効くが、紫以外で甚爾に致命傷を与える事ができなかった。言ってしまえば火力に関してはその程度なのだ。
流石に今なら順転青も反転赫も甚爾戦の頃より火力は高いだろうが、それでも術式の性質上必殺とは言えない。
つまり、五条の戦い方は
- 無下限を利用した体術
- 虚式紫
- 領域展開
- 六眼によるロスエネルギーと無下限の防御性能による相手の呪力切れを狙う持久戦
この4つが勝ち筋となる。
恐らく体術で戦いながら紫を放っていき、アドバンテージが取れそうな瞬間を狙って領域展開。
または、体術で戦って隙を作って紫の一撃で屠る。
これは持っているか分からないが獄門疆の中で極の番や拡張術式を会得しているなら、体術と紫を意識させ、隙ができた所に極の番などを放つなどが考えられる。
言ってしまうとこの戦いは最強の矛盾対決なのだ。
(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)
③ 勝敗の分かれ目
格闘技だと分かりやすいが、トップレベルの戦いは一瞬の攻防で勝敗が決しやすい。
では一瞬の攻防は何で決するのか?
- 戦闘IQ
- 情報アドバンテージ
この2つである。
戦闘IQとは、
- 作戦遂行能力
- 修正能力
- 分析能力
主にこの3つである。
IQが低いと戦闘中に作戦を修正できないし、作戦を遂行することすら難しい。
そのため作戦を状況に合わせてアジャストしていく修正能力は必須である。
そして相手の行動パターンや攻めパターン、得意技などの分析をする事で修正していくので、分析能力の高さは勝負において非常に重要である。
人類史上最強と言われる格闘家、ジョン・ジョーンズも恵まれた体格と超一流の格闘技術を持っているが、それを最善の形で駆使できる戦闘IQの高さ故に最強なのだ。
基本スペックがどれほど高くてもバカなら怖くない。まさに髙羽がそうだろう、五条悟に対抗しうる術式を所持していながら自身の術式について知らないし、本人も頭を使って戦うタイプではないため、五条や宿儺には敵わない。
使うべき瞬間に使うべき技を使う。正確に相手の行動を予測して、裏目すらもケアして戦っていく。最強と言われる人間はみな総じてIQが高いのだ。
その点、宿儺は作中で最強レベルのIQを誇る。そして、宿儺には第2、第3の術式があり、分からん殺しが可能である。
一方、五条の無下限呪術は宿儺に熟知されている。伏黒の肉体や虎杖の中にいた事から六眼も含めて知られているだろう。
そして宿儺は対戦相手の術式を看破し、その術式で出来る範囲の事を全て理解する能力が非常に高い。恐らく本人でも思いつかないような術式の使い方や解釈、拡張術式を想像できるはず。
つまり、獄門疆の中で五条が極の番や拡張術式を密かに身につけていても、宿儺は無下限呪術の拡張術式や解釈の幅広さを想定できており、五条の初見殺しすら捌いてくる可能性がある。
(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)
④ タイマンの推移
戦闘IQが仮に互角だとしたら後は相手に知られていない術式や技が勝敗を決める。
五条はどこまでいっても無下限呪術しか使えないので、宿儺の想像の域を越えることができない。
宿儺は受肉してすぐさま伏黒以上に十種影法術を使いこなしていたくらいだから、詳細を知っている無下限呪術の極の番や拡張術式についても察しているだろう。
一方、五条は宿儺の術式は文献を漁って出てくる斬撃しか知らないだろう。
伏黒の十種影法術は五条も知っているのでアドバンテージになりにくいが、■開は完全に初見殺しなのでこの覆しようのない情報量の差が決め手となりそうだ。
⑤ 無下限呪術攻略法
とは言え、無下限ガードを突破しなければ攻撃は当たらない。
攻略法としては、
- 魔虚羅の適応
- 円鹿の反転術式による中和
- 宿儺自身の反転術式による中和
- 領域展延
- 斬撃の拡張術式
最も簡単な手段が魔虚羅の方陣を使って適応させる事だ。しかし、これは万戦でも見せた事だし面白くない。それに規格外の五条なら対策してきそうだ。
円鹿による反転術式の中和はやってきそうだ。式神の同時顕現も可能だから円鹿と魔虚羅と宿儺による怒涛の攻めが繰り出されるかもしれない。とは言え所詮式神。破壊されればそれまでなので円鹿や魔虚羅を顕現するのは王手が見えてからだろう。
戦闘開始直後は魔虚羅の方陣や、円鹿を顕現させずに魔虚羅の方陣のように自身に円鹿の反転術式の中和を付与できるかもしれない。
宿儺も作中最強の反転術式使いなので、自身の反転術式で中和も可能だろう。しかし、反転術式はそもそも攻撃に向いていないとファンブックに記載があるので、反転術式を使いながらの攻撃はそれが術式反転でない限り出来ないかもしれない。
そうなると円鹿の力を自身に付与して戦闘する方が得策かもしれない。ただ、完全に顕現していたところを見ると円鹿は完全顕現しなければ反転術式を使えないのかもしれない。
(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)
領域展延はあまりカッコよくない。(笑)
術式を使えなくなるし、何よりも我々は術式のぶつかり合いが見たいのだ。なので展延は希望としてやって欲しくない。(笑)
ただ、五条も「やっぱりな、展延中は術式を使えない」と独白があったが、宿儺なら展延中でも術式を使ってきそうだ。
宿儺の斬撃は解と捌の2種類あり、捌は呪力のあるものを切り刻む。これは見方を変えると呪力を切り刻むと捉えられないだろうか?
つまり、無下限という術式そのものもを切り刻むのだ。
無下限の奥にいる五条本人には攻撃は届かないだろう。しかし、無下限呪術そのものもは触れる事ができる。ならばその無下限呪術そのものを対象として切り刻むのだ。
千年最強の宿儺ならこれくらいはやってきそうだが果たしてどうだろうか?
⑥ 数話で決着
恐らく数話で決着するだろう。呪術廻戦のテンポの良さは、早すぎるくらいだ。普通ラスボスとの戦いは数巻に渡って描くはずだが、恐らく数話で終わる。万戦はわずか3話ほどだし、鹿紫雲戦も4話ほどだった。
本来ならそれらの倍である8話、あるいは単行本一冊分くらいは描きそうだが、先ほども言ったようにトップレベルの戦いは、いかに相手の行動を正確に予測し、どれだけ裏目のリスクを正確にケアしながら、こちらの攻撃や初見殺しに嵌めるかが勝敗の分かれ目となる。
そして勝敗が傾きかければそこから捲り返すのは至難の技だ。まして宿儺の術式は攻撃に全振りしているような術式である。斬撃も炎も1つでも入れば無傷ではいられない。
見開き1ページ目から五条の首が落ちていないことを祈る。