太陽の神ニカとはなんなのか?
筆者は子供だと思っている。
①太陽の神ニカ
ニカの特徴として
- 白い
- ゴムの体を持つ
- 腕力が凄い
- 周りのものをギャグ漫画化させる
- 思いつく事は何でもできる
- 無邪気
- 人々を笑顔にする
これらが主なニカの特徴だろう。
白い事やゴムの力、腕力あたりは、神話上の神の要素が入っているのかもしれないが、他のものは別の要素から成り立っていると思っている。
それが子供だ。
②子供
子供は、
- 自由
- 無邪気
- 笑顔にする
- 何でもできる
という特徴をもつ。
つまり、ニカと共通点が多い。
これは子供持つ人にしか分からないかもしれないが、ニカのやってる事、ニカルフィの口調やテンション、ニカを見た者の反応、全てが子供、子供を見ている者の反応と一緒なのだ。
無論、筆者の価値観、主観でしかないが、子供とは無限の可能性があり、大人が思いつかないような行動する。そして純粋な心で世界を見ている。その子供の行動を見れば見るほど、ニカにしか思えない。
ニカの行動を見れば見るほど子供にしか思えない。
筆者の中でニカのモデルは様々な神話上の神が含まれているのだろうが、最も明確かつ比重が多いモデルは子供だと思う。
ゴムの体や腕力も重要だろうが、それはストーリーの進行において必要なものであり、作者がニカを通じて何を描きたいのか?その部分は子供的なニカで表現しようとしているに思えるのだ。
③ニカ=英雄
奴隷を解放したという事から、子供の天真爛漫さ以外にもヒーロー的な側面があるのは間違いない。
作中で、神仏系としてセンゴクのヒトヒトの実モデル大仏がいる。
この事から神の実はヒトヒトの実であることが共通している。
そして大仏は仏つまり仏陀である。仏陀とはゴータマシッダールタ、つまり、実在した人間である。
つまり、あの世界では人間が神格化したものが何故か悪魔の実になっているのだ
つまり、ニカもONE PIECE世界に実在した人間が神格化したものなのではないだろうか?
このようにONE PIECE世界でもかつて奴隷を解放した英雄がいた。
それが長い時の流れを経て神格化し、奴隷達の子供に会いたいという想いと一体化することで、子供の天真爛漫さと、奴隷解放の英雄としての一面を持った神として神格化し、悪魔の実となった。
筆者はこのように考察している。
つまり、太陽の神ニカとは
- 子供の要素がある
- 奴隷解放の英雄である
子供の要素があるのは、奴隷達が自分の子供を思い出す事でニカ=子供のような人格という発想ができあがった。
同時に、大昔に奴隷を解放したニカという名前の英雄が伝説として伝わっていた。
これらが組み合わさり、子供のような無邪気さと天真爛漫さを持ち、奴隷解放の英雄ニカのように自分達を解放してくれると信じたことで、悪魔の実が生まれたのだ。
逆を言うとあの世界では信じたものが悪魔の実として具現化してしまう。
ベガパンクの口ぶり的に人工的なものではないので、やはり人々の想いが悪魔の実という形で具現化するのだろう。