spriteの考察日誌 ONE PIECE考察

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1096話

 

最新話の内容です

未読の方はご注意下さい

 

 

 

 

① ハチノスの宝

ハチノスにある海賊の宝。

恐らく政府がそれを盗み出したか、盗み出した奴から買い取ったかして、先住民一掃大会の景品にかけられていたと考えられる。

 

問題はその宝が何なのかだが、作中で出ている情報で考えるなら

 

  1. ニキュニキュの実
  2. ウオウオの実
  3. ロードポーネグリ
  4. 海賊王の二角帽

 

この辺りではないだろうか。

中でも筆者的には、ニキュニキュの実二角帽が怪しいと考えている。

 

何故なら、ニキュニキュの実は1096話にて「解放の手」というワードと結びつけられたからだ。

これは海賊の成り立ちと関係してくる。史実の海賊は賃金が未払いになった水夫や奴隷、下層階級の労働者だったものが非常に多い。ワンピース作中では賃金を払って水夫を雇っている描写がないので、フィッシャータイガーの太陽の海賊団のように元奴隷から海賊になったと考える方が自然だろう。

 

つまり、海賊島ハチノスには元奴隷出身の海賊が多数在籍しており、その奴隷達が解放され海賊になったきっかけがニキュニキュの実なのではないか?ということだ。

それ故に宝と呼ばれていると。

 

そのように考えると、当ブログでは何度も記事にしているが、ハチノスは海賊が作った自由と平等の理想郷リバタリアに近いのかもしれない。

今にしても思うとハチノスの髑髏岩に千切れた鎖のようなものがあるが、あれはかつてハチノスが奴隷を溜め込む奴隷を貿易の中心地だった名残であり、それが千切れた事により奴隷から解放され海賊となったというサクセスストーリーが浮かび上がる。つまり、髑髏岩の鎖は奴隷を表すものであり、実際鎖で繋がれる事で奴隷の中心地として機能していたのではないか?という考察だ。

もしくは巨大な王国と鎖で繋がれていたが古代巨人族悪魔の実鉄の巨兵ロボにより壊されたとかそういったオーパーツ的な要素もありそうだ。

 

どちらにせよ、

  1. ハチノスの宝
  2. ウオウオの実とニキュニキュの実の登場
  3. ニキュニキュの実が「解放の手」に繋がる

この3つが同じ回で描かれた事を考えるとハチノスの宝は2つの悪魔の実のどちらかであり、「解放の手」と呼ばれるニキュニキュの実が最も可能性が高いだろう。

 

 

② ロジャーの帽子

38年前までロジャーは麦わら帽子を被っていることが明らかになった。そしておでんと会う頃には二角帽子になり、麦わら帽子はシャンクスに預けている。

この事からハチノスの宝が二角帽子の可能性も高い。

 

根拠となるのがロジャーのこのセリフ。

一年だぞ!俺が一体どんな気持ちで過ごしたか

まるで何かを貰える前提での発言だしかも一年とは水先星島に到着した頃だ。

 

可能性として考えられるのは

  1. ハチノスの宝は、水先星島に到着した者が貰えるものだった
  2. 一年以上前から盗まれており行方知らずだった
  3. 一年以上前にハチノスから盗まれた宝を天竜人が景品にした
  4. その事がジニーにより情報が流出し、ハチノスの海賊、及びロックスとロジャーまで動き始めた

 

このような筋書きが考えられる。

「解放の手」と海賊の成り立ちからニキュニキュの実がハチノスの宝というのは濃厚だが、悪魔の実が宝というのも腑に落ちない。

海賊が盗んだなら食べてしまいそうだし、ゾオン系ならまだしもパラミシアの能力がハチノスで転生を繰り返すとは思えない

更にニキュニキュの実がハチノスの宝なら、それを宿したくまはもっとハチノスと濃密に繋がりが描かれていいはず。

つまり、ハチノスの宝が悪魔の実だとすると拭いきれない違和感があるのだ。

 

 

悪魔の実以外となると、二角帽子やロードポーネグリフが濃厚だろう。

だが、景品にかけられるサイズ、持ち出しが可能なサイズを考えると、ロードポーネグリフではなく、二角帽子の方が可能性が高そうだ。

パイレーツオブカリビアンでも二角帽子は海賊の象徴だったように、前人未到の水先星島に辿り着いた者だけがハチノスの創設者が被っていたこの二角帽子を被れると考えれば妙に納得できる。

 

ロジャーが被っていた二角帽子が、もしゴッドバレー事件の際に手に入れたものであり、それは本来水先星島に辿り着いた者が得られるものだったならば、ロジャーの「一年だぞ!」と言ったセリフの意味も、ロジャーが非能力者だった事も、海賊を象徴する二角帽子である事も、そして解散前にレイリーに預けた事も、全て筋が通る

 

 

つまり、ハチノスの宝とは

  1. ハチノスから運び出せるサイズであること
  2. ロジャーの発言から本来は1年前にロジャーが手にするはずだったもの
  3. 1年前とはロジャーの水先星島到達と合致するため、水先星島に辿り着いた者が貰えるものだった可能性が高い
  4. 大会の景品が極秘だった事から、大会が極秘というよりハチノスから盗まれた物が景品になっている事が極秘と考えられる
  5. ロジャーの発言と、景品が極秘だった事と、ハチノスの宝を取り返しに来るという発言から、ハチノスの宝が盗まれたのは1年以上前であり、それが今回景品とされたから極秘扱いされていた
  6. ジニーの盗聴により、1年以上前に盗まれたハチノスの宝が景品に掛けられた事を知り、本来の継承者であるロジャーと取り返しに来るハチノスの海賊、それを手に入れたいロックスがゴッドバレーに集まった
  7. センゴクが言うように本来ロジャーが動くような物ではないはずなのに動いた

 

このような筋書きが考えられるだろう。

 

 

 

このハチノスの宝が何かを考えるときに2つのパターンに分けて考えなければならない。

 

  1. 「解放の手」と関係あるのかないのか
  2. 関係ないならロジャーの発言から考察しなければならない

 

「解放の手」と関係あるならハチノスの宝とはニキュニキュの実である。

しかし、これには

  1. 悪魔の実が宝なら海賊は食べてしまいそう
  2. 能力に興味のないロジャーが動くとは思えない

これらが矛盾点となる。

一方で、

  1. ビッグマムの「おれがいただく!」、カイドウの「お前は無意味だろ」発言が回収できる

このように既に能力者のリンリンが手に入れても無駄と言われてる事から、ロックス海賊団の目的は悪魔の実である事が濃厚だ。

同時に白ひげが「目的を見失うな」と言ってる事から、本来の目的は別にありそれと同じくらいに価値あるものが景品に掛けられている事が分かる。

 

 

「解放の手」がハチノスの宝と無関係なら、二角帽子がハチノスの宝である。

根拠は

  1. ロジャーの発言
  2. 白ひげの発言
  3. 悪魔の実だと海賊が食べそう
  4. ロジャーが麦わら帽子であること

これらを説明できる。

一方でリンリンが手に入れても無意味である事を考えると悪魔の実を取り返しに来たとも考えられる。

 

端的にまとめるとハチノスの宝とは

  1. 最近盗まれた物ではなく、1年以上前に盗まれて極秘に景品として掛けられた
  2. 盗聴していたジニーが宝の意味も知らないまま、混乱を作るために情報をばら撒いた
  3. 本来動くはずのない非能力者であるロジャーが動くものである
  4. 白ひげの発言から、悪魔の実とは別に目的があり、それがハチノスの宝の奪還である
  5. 景品に掛けられるサイズであること

 

これらを考えると浮かび上がるのは次のようなストーリーだ。

  1. 海賊島には創設者の二角帽があり、それは海賊の象徴と同時に水先星島に辿り着いた者が手にできる物だった
  2. しかし、1年前にロジャーが水先星島に辿り着いた時に、ハチノスで二角帽子が盗まれ、行方不明となる
  3. その後、海賊達の奪還を恐れて極秘に景品にかける事になった
  4. だが、盗聴によりゴッドバレーからの脱出を可能とする悪魔の実、ニキュニキュの実とウオウオの実の存在を知り、混乱を作るためにジニーが情報をばら撒く
  5. ジニーの蒔いた情報により、ロックスとロジャーが動いた
  6. ロジャーが動くと思ってなかったセンゴクはガープに救援を要請
  7. ゴッドバレーに着いたロックス海賊団は、リンリンやシキは悪魔の実を欲しがり白ひげは冷静に奪われた二角帽子を取り返しに動いた
  8. ロックスとの戦いを制したロジャーが二角帽子を手に入れた

 

これが筆者の考えるストーリーだ。

逆を言うと

  1. 景品に掛けられるサイズであること
  2. ロジャーが「一年だぞ!俺が一体どんな気分で過ごしたかこの発言から本来ロジャーが手にするはずだったものが1年に渡り行方不明となっており、それがゴッドバレーにあることがわかる
  3. リンリンがニキュニキュをくまに食べられてもチッ!」と舌打ち程度で諦めていること
  4. 白ひげの「目的を見失うな」という発言からリンリンやシキが欲しがる悪魔の実以外に目的があること
  5. ロジャーの帽子が麦わら帽子であること
  6. 非能力者のロジャーが動くほどのものであること
  7. センゴクが動くはずがないと思っていたロジャーが動いたこと

これらを全て説明できなければならず、その場合、それほど選択肢は多くはなく、ほぼこれ一択と言える。

 

③ ガーリング聖

この当時に既に子供が複数人いるそうだ。

その中には紛れもなくシャンクスもいるだろう。

 

ここから宝箱にいられる展開があるとは思えないが、以外にも子供想いなところがかっこいい。

 

④ だから消えるんだ

人々をニカのように解放したいという発言の返しに、「だから消えるんだ」と発言したサターン聖。

この事からかつてバッカニア族は何かを解放し、それが罪になっていると言える。

しかもサターン聖は我々が決めたのではなく歴史が決めたのだ」と言ってる事から、バッカニア族の罪とは、世界政府が君臨する、いや空白の100年よりも前に起こった可能性が高い。

 

やはり、バッカニア族の解放が罪ならば例えばそれがきっかけで悪魔の実が生まれたとか、異星人が侵略してきたとか、争いが生まれたとか、そう言った事なのだろう。

このセリフを見るに、確かに今の政府は悪逆非道だがかつては世界のために動いていたようにも見える。

 

⑤ 教会

何と教会の出身という事が明らかになった。

ここから国王になるということは、良い行ないを沢山する事で人望を集めて王になったのだろう。

ただ、それでは少し弱いので、良い行ないを沢山する事で人望を集めリーダー的存在になっていた所を海賊とか盗賊が襲撃しバッカニア族の力と悪魔の実で撃退する事に成功。その結果王様となった

このように考察できる。

 

 

このボリュームで来週も掲載されるという事で情報過多な展開となるだろう。