呪術廻戦の最新話の内容です
未読の方はご注意下さい
① 適応
摩虎羅の適応は、適応しても完結することなく、更なる適応を続ける。
この力により、宿儺にもできる無下限バリアの突破法を摩虎羅が見せるまで宿儺は待っていた事が明らかになった。
筆者は以前の記事で、宿儺の斬撃は術式や呪力などを対象として、切断出来るのではないか?だから五条の不可侵も破れるのではないか?と考察したが、実際は筆者の想像の上をいくものだった。
まさか、空間や世界ごと存在を分断する斬撃とは…
術式対象の拡張という方向性こそ合っていたものの、その拡張性が筆者の乏しい想像力では辿り着けなかった。
まさに天晴れである。
ここで気になるのは、摩虎羅の適応は不可侵を破るために摩虎羅が自身の呪力を変質させていたという点である。
五条の腕を切断した後に、摩虎羅は斬撃ではなく打撃で五条にダメージを与え、宿儺も影から登場し、そして顎吐は順転青で潰されてしまった。
この事から
- 世界を斬る斬撃は、摩虎羅と言えどホイホイ出せるものではない
- 呪力の変質と斬撃、2つの適応を併用できている
と言う事がわかる。
つまり、摩虎羅の適応が、呪力の変質から世界を斬る斬撃に変化したわけではなく、依然として呪力は不可侵を中和無効化するように変質しているし、それに加えて世界を斬る斬撃まで手に入れたという事だ。
摩虎羅の呪力は青と止める力の呪力に対応するように変質しているなら、紫のダメージも破壊される程ではないのではないか?
何故なら五条自身も、無制限紫を喰らった時に、自身の呪力だからダメージは大きく無かったと語っている。
(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)
つまり、無下限呪術を構成する呪力に近しい成分の呪力であるならばダメージは抑えられると言う事だ。
実際、摩虎羅の法陣が消滅する際、摩虎羅自身は描かれてない。
つまり、法陣の消滅前に解除されたか、影の中に隠れているかしている可能性もある。
そして上記の呪力の伏線からまだ摩虎羅が生きている可能性は十分あるだろう。
問題は宿儺にそれを使役できるだけの呪力があるかどうかだが。
② 天使と髙羽
ここから宿儺が負けるところは想像つきにくい。
だが、高専側にも宿儺にメタを張れる人物がいる。天使と髙羽だろう。
正直、
- 不死身の秤は瞬殺。
- 頭が弱い真希は相手にならない
- 乙骨も呪言無効、ドルゥブの式神は切断、鳥鷺の術式は世界斬、と手札が全て攻略される
などなど、高専の主力はほぼ宿儺の相手にならない。それほど手札の相性が悪い。
しかし、天使と髙羽は違う。
もし、乙骨が天使の術式をコピーしてるなら勝ち目はあるだろう。
そしてここまで登場してない髙羽。
彼がここまで出てきてないのは術式がバランスブレイカーだからだ。
無いとは思うが、髙羽が全部ギャグにするとかいうオチするあり得る。
宿儺を倒せるかどうかはともかく、髙羽の術式による漫才オチか、天使をコピーした乙骨に苦戦して虎杖にトドメを刺される。
最後の一本を虎杖が取り込んで自殺エンド、なんてこともあるかもしれない。