世界最強の刀と言われる黒刀。
黒刀に成る条件について考察していく。
① 結論
結論から言うと黒刀に成る条件とは
- 妖刀を服従させる
- 世界最強の生物、または世界最強の技量を持つ者を倒す
この2つを満たさなければならないと考えている。
② 黒刀に成るとは?
作中で黒刀は2振りしか登場していない。
- 秋水
- 夜
どちらも所有者は当代一の剣豪である、ミホークとリューマ。
明言されてないが、ミホークは世界最強の剣士であるため、恐らく無敗だろう。
リューマは生涯無敗と言われており、明言されてないがこちらも当時世界最強と言われていただろう。
つまり、黒刀になるには最低でも
- 歴戦が必要である
- 世界最強の技量が必要である
と考えられる。
しかし、歴戦が必要なら白ひげやロジャーも黒刀化していていいし、技量が必要ならミホークと同等の技量を持つシャンクスも黒刀になっていていいはず。
③ 根拠の深堀
そこで重要となるのが、
- リューマが竜を切った事
- ミホークが世界最強の剣士と言われている事
である。
ONE PIECEで竜と言えば西洋風のドラゴンを指すようだ。
カイドウが龍になった時は「龍」で表記され、パンクハザードでドラゴンが初登場した時は「竜」の表記だった。
明確に使い分けられている以上、「竜」はドラゴンを指し、「龍」は東洋風の龍を指しているのは明白である。
そして「龍」は世界最強の生物と言われていた。ならば同じカテゴリの「竜」も世界最強の生物であってもおかしくはないだろう。
世界最強の生物が2種類もいるの?という疑問もあるが、ミホークとシャンクスが同等の技量を持ち互角にも関わらず、シャンクスは世界最強の剣士とは言われていないように、既に作中で世界最強が並んで描かれているため最低限の矛盾は解消している。
つまり、世界最強の生物が「龍」と「竜」で2種いてもおかしくないし、大局的に見れば「龍」「竜」も同じカテゴリと考えていいだろう。
人間という種族の中に「黒人」「白人」「黄色人種」がいるように、世界最強と言うのは、「龍族(または竜族)」という種族が最強なのであり、そこに含まれる「龍」も「竜」も世界最強の生物になるわけだ。
そもそもあの世界では「龍」「竜」も空想上の生き物と言われている。だから世界最強の生物として両立が成立するのだ。
そしてこの「竜」を切ったのがリューマ。
つまり世界最強の生物を倒した事になる。
ミホークも同様に世界最強の剣士と呼ばれている事から、世界最強の生物または、世界最強の剣士を倒した事でその称号を手にしたのだろう。
そうでないと同等の技量を持つシャンクスが世界最強の剣士、あるいは世界最強の海賊と言われていないのがおかしくなる。
もし、ミホークではなくシャンクスが世界最強の剣士を倒したならシャンクスが世界最強の剣士と呼ばれていただろうし、白ひげを倒していたなら世界最強の海賊と言われていただろう。
この事から2人とも
- 歴戦である
- 世界最強の何かを倒している
事がわかる。
④ 服従
刀には性格がありそれを服従させるのが剣士だと言われている。
技量があったり、覇気が強かったりしても刀が服従していなければ本領を発揮できない。
そして刀には意志がある。
三代鬼徹がゾロを選んだように、閻魔がゾロを試しに来たように。
つまり、どんな刀でも服従させなければ十二分に力を発揮できないのだ。
そして適当な刀でも服従させれば良いわけではなく、刀に選ばれた剣士が自分を選んだ刀を服従させる事に意味があるのだろう。
⑤ まとめ
このように作中で登場している情報をまとめると、
- 刀の服従が必要である
- 覇気が必要である
- 世界最強の何かを斬る必要がある
このように考えている。
世界最強と呼ばれるものを斬る事で、本当の意味で刀が持ち主を認め、持ち主の覇気を溜め込み黒刀化すると考察できる。