spriteの考察日誌 ONE PIECE考察

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古代兵器プルトン

最新話でプルトンがアラバスタではなく、ワノ国に眠っていることが明らかになった。

 

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(絵は妻による描き起こし)

 

 

 

 

プルトンを知る

プルトンとは、アラバスタ編で登場した神の名を持つ古代兵器。プルトンについて分かっている事は

・戦艦である

・ウォーターセブンで造られた

・1発放てば島を跡形もなく消し飛ばせる

・ワノ国に眠っている

・設計図があり、造ることが可能

以上の5点だ。

 

② 巷のプルトン説

巷で様々に考察されている。

① ナミ説

② エネル説

③ モモの助説

④ ワノ国そのもの説

⑤ ズニーシャ説

⑥ 方舟マクシム説

ザッと上げただけでこんなにある。探せばもっと出てくるだろう。

 

② 巷の考察の掘り下げ

①のナミ説だが、ナミは肌で天候を感じとり、古代兵器ポセイドンであるしらほし姫と初めて会った感じがしないと言っていたので、それが伏線として貼られている。また天候や、雷を操ることから、プルトンないしウラヌスとして雷系の技を使う事で、プルトンの島を吹き飛ばす事が可能なのではないか。これが根拠だ。

 

②のエネル説もナミと同様に、雷そのものであることからプルトンの島を消し飛ばすという設定として使える。

 

③のモモの助説は、ズニーシャと会話できることから、しらほし姫と同様にズニーシャを操ることでプルトンないしウラヌスとして古代兵器と呼べるのではないか。

 

④のワノ国そのもの説は藤山の形が砲台に見える事や、アラバスタでもそうだったが、土地そのものがプルトンだから探しても見つからないという事を根拠としている。また、それほど巨大であるため、一度攻撃すれば島を吹き飛ばしたり、動かすのにズニーシャが必要だったりすると考えれば何となく納得できそうな事が根拠になっている。

 

⑤ ズニーシャ説

ポセイドンが生き物であったことから、古代兵器が無機物ではなく、有機物の可能性もある。作中で随一の巨体であり単独での破壊力からズニーシャがプルトンなりウラヌスなりと考察される事が多い。

 

⑥の方舟マクシム説は、船ということでプルトンの設定と一致しており、エンジェル島を消しとばした事から、島を一撃で消し飛ばすという設定とも矛盾しない。

 

③ 巷の考察の弱点

そもそも設計図がある事から有機物や島ではない。ナミならナミの設計図が、エネルならゴロゴロの実の造り方と手に入れ方が、ズニーシャであればズニーシャを複製でき、ワノ国やアラバスタそのものであれば島を作れるということになる。

つまり、これら巷の考察は全て設計図があり、抵抗勢力として造れるという設定により否定される。そもそも候補に上がる必要すらないのだ。

⑥の方舟マクシム説だが、筆者的にこれも可能性は低いと思う。確かに作中の描写で島が消し飛ばされたが、あれは雲でできた空島が消し飛ばされたに過ぎず、アッパーヤードは消し飛ばせなかった。ただ雷迎をアッパーヤードに放っていなかったので実際にどうなるかは分からないが、恐らく消し飛ばすのは難しいだろう。何故ならワイパーの大地は負けない発言の感動が弱くなるからだ。さらにこの説の致命的な弱点として、黄金とゴロゴロの実が必要ということがあげられる。

設計図があり、抵抗勢力として造れる戦艦ということは、技術面はともかく材料的にはどこにでもあるもので造れるという事になる。そうでなければ設計図と共にその材料も残しておかなければ古代兵器の暴走を止める意味をなさないからだ。

黄金が必要なマクシムなら希少性を考えると設計図だけでなく黄金まで残さなければならなくなる。なので黄金都市と呼ばれていた、ワノ国やジャヤでしか造れないという事になる。

しかし、ワノ国でしか造れないものなら設計図と共にワノ国で継承されるべきだし、製造にワノ国の黄金や海桜石などが必要だとして、プルトンをそんなところに眠らせてしまえば政府に設計図と材料に、プルトンそのものまで奪われてしまうことになる。

そもそもウォーターセブンで造られたものなら海列車を必要とせずにウォーターセブンに搬入可能な材料で造られる戦艦と考えるべきだ。

ましてゴロゴロの実やナミのように特殊なアイテム、特殊な人を必要とするものであるなら、まさに仏像作って魂入れず通り、物だけ作って使えないのと同じ事になる。

 

④まとめ

プルトンの条件を満たすものとして

 

① 設計図で造れるもの(恐らく無機物)

② 戦艦であること

抵抗勢力としての意義がある以上、悪魔の実やしらほし姫、ミンク族のような特殊なアイテム、特殊な人は必要としない

④ 設計図さえあれば造れる(裏を返すと材料などはありふれたものである)

⑤ 希少な材料を大量には使わない

 

多少の希少な材料は必要であっても、一つの国の資源がなくなるほどの希少な材料は必要ないはずだ。またウォーターセブンで造られたということからウォーターセブンに海列車なしで搬入可能な材料で造られるものということになる。

 

「人間に造れるのか」という発言があったが、「人間では無理」という伏線にも捉えられるし、「とても人間に造れるものには見えないほど度肝を抜かれるもの」という捉え方もできる

フランキーが挑戦したがっていたので、恐らく人の手でも製造可能なのではないだろうか。というより人の手で造れなければ抵抗勢力を造れないので、魚人族じゃなくても造れるのではないだろうか。時間はかかるかもしれないが。

 

さらに抵抗勢力としての存在意義もあることから、動かす事にも特殊なアイテムや人種、人物や能力も必要ないのではないだろうか。誰にでも扱えるからこそ暴走の危険があり、誰にでも扱えるからこそ抵抗勢力が成立し得ると言える。

例えば悪魔の実であれば同じ物は無いので、プルトンを使うのにゴロゴロの実が必要ということはないし、例えばミンク族などの特殊な人種のエネルギーを使う場合、それは奴隷のような扱いになるのでこれも考えにくいし、光月家と兄弟分のミンク族がプルトンの暴走に協力するとは思えない。まぁ、捕らえられて無理矢理エネルギーを搾取される可能性もなくは無いが、それは抵抗勢力を残す意味とはイコールにならない気がする。

なので、プルトンに乗って動かすのにゴロゴロの実を使う、ナミのクリマタクトで雷を集める、ミンク族のエレクトロ(そもそも火力不足な気がする)を利用するなどは、可能性が低いように思える。筆者の感覚では、造る事も動かす事も特殊なアイテムや特殊な技術、特殊な人物などは必要ないと思われる。

 

つまりプルトンとは、設計図さえあればウォーターセブンで造れる物であり、暴走の危険があるということは誰でも暴走させる事が可能という見方ができるものである。そのため、材料にも動力にも特殊なアイテムや人物などは必要ないものでなければ、暴走させることも止めることもできないので、特殊なアイテムや特殊な人物は必要としない戦艦である

 

恐らく、尾田少年の「ぼくのかんがえたさいきょうせんかん」なのだろう。現実世界でそんな戦艦といえば、戦艦大和や現代風の戦艦なのだろうか。それとも想像すらつかないような戦艦なのだろうか。筆者にはぼんやりとした想像すらつかない。

黄猿のレーザーを再現できる世界なので900年前にその技術があった可能性もなくは無い。そのため島を跡形もなく消し飛ばす破壊力を説明する兵器が存在するかもしれないという匂わせはすでに作中に登場しているので、登場済みの兵器のスケールアップ版、または新規のぶっ飛んだ兵器であっても不自然さはないだろう。筆者的に戦艦というと船を連想させる分、想像を超える戦艦のイメージが全く湧かないので、むしろ作中に出てこないのでは?と思ってしまう。それほどまでにプルトンを想像できない。

 

連載再開後でもすぐにプルトンの描写は無いかもしれないが、必ずどこかで描かれると思うので筆者はその時が待ち遠しくてたまらない。

 

https://youtu.be/OSJeydWRYRk

筆者の考察を動画にしてみました