spriteの考察日誌 ONE PIECE考察

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1060話

 

 

形容詞が見つからないほどの衝撃回だった。

今までの戦闘が無に帰すほどの衝撃である。

今回も話を絞って見ていきたい。

 

 

① 最後のロードポーネグリ

簡潔に言うと前半は、「ルフィの夢の果て」と、世界中で起きた事件、最後のロードポーネグリフの手掛かりの少なさ、この辺がクローズアップされた回だった。

気になるポイントは2つ

① ロビンが語らなかった、ルフィと関わりのある人物

② 手がかりの無いロードポーネグリ

 

ロビンの語らなかった人物でルフィと関わりがあるとなるとかなり限られてくる。

直近の話から考えると

① 黒ひげ

② ハンコック

③ コビー

くらいだろうか。大穴でハチノスに乗り込んだゲッコーモリア、インペルダウンにいるボンクレー、あたりも考えられるか。作者は脈絡のない衝撃情報を唐突に入れてくる傾向があるのでこの辺もなくはないだろう。

 

「関わりのある名前が若干出てる」とはどう言う意味だろうか。

若干というのは記事の扱いが若干少なかったのか、それとも人数が若干少なかったのか。どちらだろうか。筆者は後者の複数名いるパターンに思えたが、前者の捉え方でも違和感はない。むしろ読み返すほど、記事の扱いのことを指しているように見える。

 

関わりのありそうな3人についてだが、

黒ひげについては懸賞金が上がった事件か、ハンコック襲撃のどちらかが記事になっている可能性がある。

ハンコックも同様に黒ひげによる襲撃か、アマゾンリリーを出て新たな拠点を作った事などが考えられるか。

コビーは拉致事件だろう。しかし、ロビンがコビーとルフィの間柄の事をどこまで理解しているのかは疑問である。

エニエスロビー編で、ガープと共に登場した際にロビンがルフィにドラゴンの事を説明していた描写があったので、コビーとルフィの関係性は分かっているだろう。

それをヤベーと判断するかしないかは微妙なところであり、だからこそルフィに説明しなかったとも考えられる。

直近の情報で考えるなら、上記の3人が有力だろう。

 

② ウラヌス

言葉が出ない。エンジェル島の比ではないほどの大殺戮と大量破壊を目の当たりにした。

プルトンの設定である、「島を跡形もなく消し飛ばす」というのはまさにこのことだろう。

 

8カ国革命が起きている世界政府加盟国であるルルシア王国が謎の攻撃によって、まさに跡形もなく消し飛ばされたのだ。

 

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(引用:集英社発行 ONE PIECE著者尾田栄一郎)

 

 

 

世界政府の攻撃であることは間違いなく、たまたま標的に定めて、まさに今攻撃をするという段階のルルシア王国にサボは潜伏してしまったのだ。そのため、五老星は「運の悪い男だ」と言ったのだろう。

今から滅ぼされる国に潜伏したら、それはこの世で最も運が悪いと言える。

 

筆者はこの空から物体が降りてきて行った攻撃を見て、古代兵器ウラヌスを想像した。

しかし、この島を跡形もなく消し飛ばす、この効果はまさにプルトそのものであり、逆にプルトンなのでは?とも思った。

どちらだろうか?

もしこの攻撃がプルトンによるものならば、ワノ国にあることで矛盾が生じ、CPがプルトンの設計図の入手について五老星に奏上していた事とも矛盾が生まれる。

ならば、ウラヌスと考える方が妥当だろうか。しかし、それならばこれほど綺麗にプルトンの設定と同じような光景になるのも違和感がある

仮にこの先プルトンが出てきて攻撃した際に同じような描写だったら衝撃が薄くなる。

 

まぁ、世界を滅ぼす古代兵器は3つあるので、同じような効果になるのも当然と言えば当然なのだが。

やはりウラヌスと考えるのが妥当であろうか。

悪魔の実ではなさそうだ。国民も物体があるというような言い方をしていたので、実体があるものでまちがいないだろう。そうなると考えられるのは古代兵器しかない。

 

③ 消すべき灯火

仮にこの攻撃をウラヌスによるものとして、これは誰が行っているのだろうか?

最初はイム様によるものかと思っていたが、操っているような描写はない。ただ、イム様がズニーシャと同様の目をしてどこか遠いところを一点に見つめるような描写があり、ゴゴゴゴゴという効果音もあったので、イム様が遠隔でズニーシャとリンクしていたモモの助のように、ウラヌスを操っているようにも見える。

またイム様が何か剣というか先端が尖ったものを持っているが、これが例えるならラジコンのコントローラーのようなものなのだろうか?それともルフィや黒ひげの手配書であろうか?手配書の方がしっくりくる気がするが。

 

上記の事からイム様が攻撃を行っているように見るのが自然だが、不自然なのは五老星の発言である。

もしルルシア王国がレヴェリー編で言っていた「消すべき灯火」なら、五老星が消したい人を教えてくださいと言っていたのに、イム様が消す行為を行なっており、矛盾が生じる。

むしろ、まるで五老星がイム様を操っているようにも見える。

 

この事から筆者は、イム様は五老星に祭り上げられいいように使われている存在なのではないか、と考えた。

それこそまるで自我や思考が未発達の子供のような、そんな印象を何となく受けた。

自己判断するというよりは、選択肢を用意されその中から自分が選ぶ事で、選択を自分自身が行っているように錯覚させられているように感じる。

そのため、純粋で力を持った不老の子供が、世界の王と祭り上げられ、本人も王として扱われているから下の者の言うことをすんなり受け入れてしまっている。

しかし、本人は花の部屋で軟禁状態だったりするのではないか?

純真な子供の心に大人が漬け込んでいいように操っているように見えるのだ。

 

なんにせよ、今回のことで回収されたことの一つに、「消すべき灯火」の一つが8カ国革命だったことだろう。

てっきり、ルフィや黒ひげしらほし姫、ビビかと思っていたがそうではなかったようだ。または、ルフィ達もだが8カ国革命も標的に入っているのかもしれない。要は「消すべき灯火」というのは、一つではなく複数あるのだろう。

 

いや、もう少し深読みすると、今回の攻撃はイム様が行い、それとは別に「消すべき灯火」は五老星が行うのかもしれない。

と言うのも、消すべき灯火はレヴェリーの最中に発言されたことであり、その時点ではサボがコブラ王を殺害した事件は起きておらず、そのためサボが炎帝として8カ国革命の国々で崇められる前だからだ。

つまり、レヴェリー編時点で8カ国革命は起きておらず従って「消すべき灯火」の候補に挙げることができない。

そのため、レヴェリー編でイム様が決めた「消すべき灯火」は五老星が処理し、それとは別に革命活動が目障りになったルルシア王国はイム様が直々に滅ぼした。こう考えると矛盾が無いと思う。

まぁ、これはレヴェリー編時点で8カ国革命が起きていない事を前提にしているわけだが。

さっきの話と逆説的だが、元々8カ国革命自体はアラバスタ編の頃から起きており、より過激により革命が大きくなったのがサボが炎帝として祭り上げられるようになってからだと筆者は考えている。

実際、「ビラでまたクーデター」とアラバスタ編で語っていたので、クーデターや革命自体は革命軍の動きとは別に各国であったのだろう。それにさらに火がついたのが、コブラ王殺害だった。こう考える方が自然な気がする。

それならばレヴェリー編の時点で「消すべき灯火」に8カ国革命を候補に入れることができる。

 

④ ジュエリーボニー

何とボニーと遭遇。ボニーの他の仲間はどこに行ったのだろうか?

さらに水の中から出てくるとは。

筆者はあまり他作品や神話に詳しく無いが、何となく何かのオマージュや神話などになぞらえてるように見えた。

 

ともかく謎の自然現象の中からボニーが登場し、煽りの一文が邂逅となっていた事からこの出会いが今後の運命を左右する事になるのは間違いない。

この姿という煽り文も意味深である。

ボニーは年齢を操作できるが、出会った時は水の中で、口に水を含んでいるようにも見えた。この事から能力は使えない状況だったと考えられる。つまり、ボニーの本当の年齢は子供なのではないだろうか?

 

さらに、ルルシア王国滅亡後から数日後のサウザンドサニー号での出来事がこのボニーとの遭遇であるが、その事と同じくらい重要なのが方角である。

ジンベエが「島はまだか?」といい、ナミが「島の気候に入ってる」と発言していた事から島の影響下にあるようだが、一向に島が見えない。これはルルシア王国が滅亡したことによって島がなくなったからだろう

ルルシア王国が沈んだ時、「南東沖で海震!」といつ報告があったようにルフィの向かう先と一緒である

そのため、ルフィ達は自然とルルシア王国に向かっていたが、島が沈んだので辿り着けずにいた。そこでボニーと出会った。このようなストーリーになるのではないだろうか。

 

もし、上記のストーリーが正解なら沈んだルルシア王国にボニーもいた事になる。つまり、サボもどこかで水の中に閉じ込められているかもしれない。そしてサボと同じルルシア王国にいたと言うことは無関係ではあるまい。

くまを取り戻したいサボ。

くまを取り戻したいボニー。

共にマリージョアに居た。

 

共通した目的があるので、手を組んでいてもおかしくないし、パンゲア城から脱出するのにボニーの能力は有用である。そのためお互い協力してパンゲア城を脱出しルルシア王国に亡命した。

しかし、そこであの悲劇が起き、結果的にボニーはルフィと出会うことができた。出会うことになった。このように考えてもいいのではないだろうか。

 

 

⑤ まとめ

情報過多だったが、新たに謎が追加された回だった。

 

・ウラヌスらしきもの

・五老星のレヴェリー編の発言とウラヌスの攻撃の矛盾

・サボの安否

・南東とルルシア王国

・ボニーとサボとルフィ

 

ウラヌスによるあの攻撃は、ゴッドバレーや巨大な王国でも行われたのだろう。

ゴッドバレーの時は、ロックス海賊団やロジャー達、ガープもあの攻撃を見たのではないだろうか。その時何を思ったのだろう。

筆者的には、あんな大量破壊兵器が出てきたら正直、今までの海賊バトルは何だったんだ?と思ってしまう。全く太刀打ちできないではないか。

まぁ、国よりも強力な個人を滅ぼす方が遥かに難しいので単純なことは言えないが、バジュラングガンなんて比じゃないほどの破壊力だった。

 

あんなのと正面から戦う所は想像できないので、何らかの形で封印するか、プルトンで交戦するか、何がしか対策は必須だろう。

むしろプルトンはプルトン自身が暴走するのではなく、他の2つの古代兵器が暴走した時のために必要なのではないか?

そう思えるほどの圧倒的な存在感であった。

 

 

 

引用:集英社発行ONE PIECE著者尾田栄一郎

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