ネタバレ注意!
最新話の内容を含みます!
①時系列の整理
そもそもガープvsハチノスはいつの話なのだろうか?
エッグヘッド到着日及びエッグヘッド事件前日のまとめ
- ルフィはエッグヘッドでCP0と交戦し、ヨークとセラフィムの裏切りから逃走中
- 勝者島でローvs黒ひげ
- エルバフでシャンクスvsキッド決着
- 海軍は周辺の海軍支部から徴兵しながらエッグヘッド包囲網を構築している。
- 徴兵を無視してガープがヘルメッポとひばりをドールの制止を無視しして連れ出した
- エッグヘッドに黒ひげ海賊団接近
つまり、ガープvsハチノスはエッグヘッド事件前日より後の話なのではないか?
いくらなんでもルフィ達がエッグヘッドで暴れている中、G-14支部から数時間でハチノスに到着するのはあり得ないだろう。
この描写から海軍G-14支部にガープが来たのはG-14支部がエッグヘッドに向けて出航する直前なのが分かっている。
明らかな過去回想以外、同じ時系列のように描いているから分かりにくいが、ガープがG-14支部に来たのはエッグヘッドに向かう瞬間というのは確定なので、そこから数時間後にハチノスに行けるとは思えない。
やはり、エッグヘッド事件前日より後の時系列だろう。少なくともルフィ達がCP0やセラフィムと交戦している今の時系列ではないと思われる。
つまり、エッグヘッド事件前日に海軍の徴兵を無視してガープがヘルメッポ達を連れてハチノスに向かう。翌日あるいは数日後にハチノスに到着し暴れ回る。このような時系列ではなかろうか。要は1080話の描写は今のルフィ達の時間軸より未来の話なのではないか?と言う事だ。
むしろそうでなければ説明がつかないのだ。
そう、ワンピース世界の規模が小さくない限りは。
ルフィ達の動向を追えば追うほど青色の星のスケールが小さいような気がしてならないのだ。1日の時間が長いという可能性も考えたが、カレンダーや時計、火祭りまで2週間とかそう言ったセリフを考慮すると、1日の時間が長いのではなく、とんでもなく惑星の規模が小さい方がまだしっくり来る。
実際、カイドウとビッグマムが陥落したのは夜だった。当然マリージョアで報告を受けた五老星も夜でないとおかしい。しかし、マリージョアはこの時昼なのだ。
↑CP0がカイドウ、ビッグマム陥落とゾウが離れた事を報告したのは火祭り決戦の日の夜である。ワノ国近海は悪天候のため夜っぽく見えないかもしれないが、花の都を見れば夜なのは一目瞭然だ。
↑しかし、決戦の日の夜、決着のまさにその瞬間にCP0からの報告を受けた五老星のいるマリージョアは夜ではない。
ひょっとするとあの世界ではレッドラインが本初子午線の役割を持っているのかもしれない。
② エッグヘッド事件以前の時系列
コビーが拉致されたのは数週間前というのも分かっている。
この数週間前というのはレヴェリー1週間後以降の話のはずだ。何故ならレヴェリーで七武海撤廃の話が出た後でなければアマゾンリリーに行く用事がないからだ。
↑ハンコックが包帯を巻いている事からアマゾンリリー襲撃後というのが分かる。そこから数週間前に黒ひげや海軍に襲われており過去回想が始まる。
↑過去回想から現在の時間軸に戻り、シャクヤクの説明とエッグヘッド入港と共にコビー大佐拉致が報道された。
つまり、コビーが拉致されたのは数週間前であり、報道が起きたのは数週間後という事だ。
この時、麦わらの一味はワノ国出航した後で手配書と共にロビンがサボによるコブラ王殺害の報道を聞かされていたタイミングである。
このコブラ王やビビの行方不明報道の数日後にルルシア王国が壊滅し、ボニーを拾い、エッグヘッドへ到着したはずだ。
そして数週間前というのはルフィ達がワノ国で火祭りの日まで滞在していた時期だ。
コビーとドレークの会話から七武海撤廃が議決されてコビーがアマゾンリリーに向かっていたのは、火祭りの前で、レヴェリー最終日以降で間違いない。
黒ひげが、レヴェリー解散後にレッドラインを抜けてカームベルトを通る移動時間を考えると翌日にアマゾンリリー到着するのはあり得ないだろう。
最短で2日から3日はかかるはず。そうなるとルフィ達がワノ国に上陸して10日目以降くらいという事になる。
何故ならルフィ達がワノ国に上陸した日とレヴェリーが開催された1日目は同じ日だからだ。
つまり、ガープがコビー救出に向かったのはコビーが拉致されて数週間経ってからという事になる。
そしてそのくらいのタイミングでエッグヘッドへ入港するという描写があったので、エッグヘッド⇄アマゾンリリーは2週間弱の行程という事だ。
アマゾンリリーでセラフィムの強さを知り、同時に青雉とオーガーにHCIでプリンとビッグマムのロードポーネグリフを奪わせた後に、青雉やラフィットなどの黒ひげ海賊団をエッグヘッド向かわせていたと考えれば、アマゾンリリー⇄エッグヘッド⇄HCIの行程は2週間ほどかかることになり矛盾はない。
ただ、この時系列は非常に難しい問題で、火祭りの夜をルフィがワノ国上陸後からどう数えるかによって変わったりするし、朝晩の描写まで考慮すると最適解を導き出すのが非常に難しい。
④ 黒ひげ海賊団の動向
ガープvsハチノスがエッグヘッド事件当日、現在の時間軸で言うと翌日の未来と仮定しよう。黒ひげ本人が勝者島から1日でハチノスに戻ってきているとは考えにくい。実際、ピサロもティーチに怒られると言っている事から少なくてもハチノスにいないのは確定でいい。逆に勝者島からエッグヘッドに到着というのも難しいはずだ。
そうなるとやはりエッグヘッドに向かっているのは、青雉+ラフィット+デボンだろう。この場合、黄猿との大将対決が起きるのは面白いので可能性は高い。
しかし、ワンピース世界では行程の矛盾が多い。そのためなんらかのショートカットする方法があるのかもしれない。ルフィ達がクジラに連れ出されたように、ホワイトストロームというワープ的な役割を持つ海流の竜巻があるように。
特殊な地形によってハイスピードで移動ができるのかもしれない。あるいはワプワプの実で少しずつ飛んできていれば黒ひげの神出鬼没も説明つく。その場合、赤髪海賊団のハチノスにはいないようだというセリフをから考えるとエッグヘッドに黒ひげ本人が来ている可能性もある。
- 青雉+ラフィット+デボンがエッグヘッドに向かっている
- ワプワプの力で勝者島にいた黒ひげ海賊団がエッグヘッドに向かっている
- 赤髪海賊団の発言とピサロの発言からハチノスに黒ひげがいること、帰還するというのは考えにくい
もし、ガープ滞在中に黒ひげが戻ってくるなら赤髪海賊団にハチノスに黒ひげはいないと発言させる意味がない。
ガープがハチノスに到着した日の黒ひげ本人の動向としては
- 勝者島から帰還中
- エッグヘッドへ向かっている
この2択しかないだろう。
筆者の考察ではガープがハチノスに到着したのは、現在エッグヘッド事件前日の時間軸ではなく、エッグヘッド事件当日としている。
そのため、勝者島でのバトルは決着がついており、勝者島から帰還しているか、エッグヘッドに向かうしか残されていない。
しかし、エッグヘッドには青雉+ラフィット+デボンがエッグヘッド事件前日である現在の時間軸で向かっていたと考えられるので、ハチノスへ帰還中が濃厚か。ワプワプの実ですでに帰り着いているかもしれない。
⑤ まとめ
現在の時間軸はエッグヘッド事件前日である。
エッグヘッド事件前日では、
- ルフィvs CP0やセラフィム、
- シャンクスvsキッド
- ローvs黒ひげ
が行なわれており、同時に
- 海軍がG-14支部などから徴兵して包囲網を敷いている
- ガープがG-14からヘルメッポ達を連れ出している
- エッグヘッドに黒ひげ海賊団が向かっている
が起きていると考えられる。
そしてエッグヘッド事件当日に
- ガープvsハチノス
- 世界にショックを与える出来事
が起こるのだと思う。
つまり、1080話未来の時間軸で描かれているのだ。
ただまぁ、作戦自体は3ヶ月前のヨークの密告から始まっているので、ガープが現在の時間軸より前にに連れて行った可能性もなくはないが、G-14支部はエッグヘッドと近い事が分かっているし、今から出航する言っている。
例えばエッグヘッド包囲作戦がエッグヘッド事件前日より数週間前にG-14支部に告知されていて、ガープが数週間前に来ていたなら、ドールの今から出航という言葉が嘘になってしまう。支部の戦力の大半をエッグヘッドに向けるわけだから、周辺の治安維持が難しくなる。そのためエッグヘッド集結ギリギリまでG-14支部にはドールやプリンスグルスを含めた戦力は存在しなければならないだろう。
つまり、どう考えてもエッグヘッドから近いG-14支部には直前まで戦力が駐在し、現在の時間軸であるエッグヘッド事件前日にG-14支部を出航したと考えていい。そのため、未来の時間軸と考えるのが自然なのだ。
そうなると過去の時間軸で描かれていた描写もあるかもしれない。
過去の記事で書いたがエッグヘッドに黒ひげが来る方がインパクトがある。その場合どうやって短時間で勝者島からエッグヘッドに来たのかという疑問が残るが、1080話が未来の時系列を描いている可能性がある以上、ローvs黒ひげが過去の時系列の可能性も十分ある。
黒ひげがエッグヘッドに来たならそれは、
- ローvs黒ひげが過去の時系列だった
- ローを速やかに倒してワプワプで速攻きた
この2択しかあるまい。
そして1080話が未来の時間軸なら勝者島から黒ひげが帰還してくるかもしれない。そう考えればピサロがやたらティーチが怒るだの言っていたのもダブルミーニングでスッキリする。
普通に読めばこれからガープが破壊しまくってピサロが怒られるという事だが、破壊しまくってる最中に黒ひげが帰ってくるからこその発言でも成立する。
果たして今後どのような流れになるのだろうか。