ワンピースの最新1097話の内容です
未読の方はご注意下さい
目次の③日曜とモテ女から呼んでください!
① 扉絵
くまが鮭を取ってる。(笑)
熊とくまをかけているんだろうが、後ろの元いじめっ子2人組もいるのが可愛い。
しかし、この2人はボニーの海賊団のクルーにそっくりである。何かの関連性があるのだろうか?
あと話は変わるがジニーは良いお尻をしている。筆者はお尻フェチであり、形より大きさを重視しているのだが、ジニーは素晴らしいお尻である。
② 奇跡の手
先週の考察通り、人望を集めている。老人がくまになら献金したいと言っている事から、ここから人望を集めて悪い国王に代わり国を治めていくだろう。
「1096話」
古い時代の集団を治める者はリーダーシップはもちろんの事、こう言った神と結びつけられる事が非常に多い。
最たる例が卑弥呼だろう。
いくら力のある者が主権や権力を主張したところで人々はついてこない。集団を治めるには3つの条件のうち最低1つを満たさなければならない。
- 集団の納得
- 集団を救う
- 神託
集団がくまをリーダーとして認めればくまは国王となれる。当然の理屈だ。これを最も直接的に反映しているのが民主主義だ。
都度都度、民意を取りリーダーを決めるわけだから、この集団の納得性によるリーダーの選出は言わば集団に主権がある事に他ならない。
それを集団が納得すれば主権をリーダーに譲る事ができる。
くまはこの部分に関してはクリアしていると言っていいだろう。
1つ目に通ずるものだが、集団を救えば集団の納得を得られる。そのため人々を救う、救って見せる、いわゆるパフォーマンスは「救ってる。様に見せている」だけでも重要な要素だと言える。
最後は神託だ。いくらくまが「俺が今日から国王だ!」と主張しても国王にはなれない。先程までの2つの条件のような工程がないからだ。
しかし、「神が国王をくまにする」といえば話は変わる。
何故なら人智を超えた神がそう命じているのだから拒否しようがない。それを象徴する様に国の境界には古来より神が置かれる事が非常に多い。
その最たる例が、宮崎県延岡市の高千穂だ。
大分県と宮崎県の県境にある高千穂には、天孫降臨の伝説があり、神が舞い降りたという伝説があり、延岡市もこれに全乗っかりしているが、これは本当に神が降臨したわけではない。
元々、日本を大規模に支配していた政権と隼人の国の境がこの高千穂であり、隼人の国の者にその境界の正当性を主張するために、国造りの神がこの地に舞い降りたという伝説が生まれたのだ。いや作られたと言った方が正しいか。
同様に国の境には国家神である八幡神が置かれる事が非常に多かった様に、境界の正当性を主張するため神が置かれる事が多くなる。
つまり、くまも神が国王にすると言えば国王になれるのだ。しかもくまの場合、慈善活動をしているため、くまを支持する土壌もしっかりと存在している。
③ 日曜とモテ女
毎週日曜に慈善活動をしているのはキリスト教のミサの習慣を採用しているからだろう。
まぁ、建物にも十字架が散見されるし、牧師やジニーの服のシスターという文字を鑑みるに、キリスト教があの世界でも世界宗教として普及しているのは間違いないだろう。
ただ、気になるのはジニーがモテるという点だ。確かに美人でお尻もデカいからモテるのは間違いないだろうが、ジニーのクローンか子供と考えられるボニーに、モテエピソードは聞かない。
単に端折られてるだけの可能性もあるが、これはやはりベガパンクの発言と合わせて考えると、やはりボニーはクローンであり、クローンとして誕生してまだ間もないからモテエピソードが描かれていないのだろう。
つまり、暖水渦から出た子供の姿が本来のボニーの姿であり、子供だからこそジニーのようにモテエピソードが描かれていないので。そのための伏線だろう。
血筋のせいで父と母を亡くし奴隷となっていたくまにとってジニーとの結婚はジニーと子供に負の歴史を与える事と同義であるため断るのは当然だろう。
そしてジニーのプロポーズを断った事から、筆者の考察が当たりそうだ。
「コニー王太后は存在しない?!」
④ べこり王と天上金
べこり王という国王が悪政を行なった事が分かった。
何と国を南北に分けて南部を国から切り離す事で天上金の負担を軽くすると言う暴挙にでた。
ここで分かった事が2つ
- 天上金のシステム
- 悪政ではない
まず1つ目に天上金の仕組みだ。
以前からモブが「これは天上金なんです!」と発言していた事から何となく個人から収集していた事が匂わされていたが、今回個人から収集しているのが明らかになった。
いや、個人に納税が義務付けられるようなものなのだろう。そしてその額は国民の数によって決まるという。
しかし、この制度よくよく考えるとおかしい。まるで国を多くしたいかの様だ。この制度があるならむしろ国は小国の方が都合が良く、小国が乱立する。つまり、対立と弱体化が進む事になる。
これが政府の狙いなのではないか?
つまり、こうだ。
空白の100年以前は巨大な王国と20の国の連合軍と、数十カ国で世界は構成されていた。
世界政府樹立後、海軍や政府の維持のため天上金が必要となった。日本の参勤交代のように国たちの弱体化も視野に入っていた天上金は、国民の数、即ち国力に対して課せられるようになった。
結果、大国は重い天上金で豊かにならず、中途半端な国は分裂しても争いが起こるようになり、滅んだり分裂した国同士での争いも起こり始めた。
むしろこんな中でもべこり王は人口の多い北部だけでも守って豊かにしようとしていたので、筆者的には明君だと思う。
やり方が悪かったのと天竜人に唆されただけで、基本的に国を思っての行動をしているからだ。
⑤ 天上金と先住民一掃大会
天上金が国民の数=国力によるならば、国は小国の方が都合がいいが、分裂するため国同士の対立が生まれやすくなり、小国になる事で経済発展もしにくくなる。
例えば北部は人口が多いがそれはベッドタウンとして機能しているためであり、資源や工場は南部に集中しているなどの地政学的な要因があれば、国は分裂し、対立し、紛争が生まれ、みるみる国力は弱り、やがて天上金が払えなくなり、非加盟国に落ち、3年に1度の先住民一掃大会で国民は狩り尽くされ、資源は奪われていく。
この国民の数による天上金の負担増減とはこの惨事を意図的に生み出すものであり、それを回避するために行動したべこり王は悪政と断じられると共に、政府の思う壺にハマっていた。
政府は何とも恐ろしい政策をしている
天上金による弊害
- 国の東西南北で資源や産業の偏りがある国は、資源や産業が豊富な地方は独立したがる(例:ソルベ王国)
- 資源の少ない地方は天上金を払えないため無法地帯となる
- 非加盟国に落ちる事で3年に1度の先住民一掃大会の地に選ばれやすくなる
- 一方、資源が豊富な地方も、切り捨てた地方から恨まれて侵略戦争されるだろうから、紛争が生まれやすい
- 紛争が頻発すると言うことは、資源があっても国力は低下しやすい
- 紛争が多いため、生産人口が紛争に回されるため国力は落ちる
- 国力が落ちると言う事は天上金を払えなくなる
- やがて非加盟国に落ち、先住民一掃大会で資源を奪われる
恐らくこれが政府の狙いなのだろう。
そしてべこり王が何故か天竜人からの入れ知恵を受けていた事を考えると、CP0の影がチラつく。
恐らくべこり王は直接、天竜人や五老星とやりとりしていたわけではなく、CP0を通していたのだろう。
つまり、CP0は諜報活動や表に出したくない五老星の仕事の他に、資源の豊富な国を非加盟国に落とすための活動も含まれているのではないか?
資源の豊富な国の王に、ソルベ王国と同じ事を仄めかす事で、国を分裂させ、まさにくまが行なったような反乱を招く事で、生産人口を紛争や反乱や治安維持に裂かせて、国力を低下させ、天上金を払いにくくさせる事で非加盟国に追いやり、先住民一掃大会の地を作り上げているのだろう。
そうしなければ3年に1度の先住民一掃大会など、800年も続けられない。どこかで人為的に非加盟国を作らない限りは不可能なのだ。
⑥ 考察的中
やはりジニーも革命軍に参加していた。
そうでなければジニーの謎の窃盗・盗聴のプロという特徴が意味をなさない。この力で東軍の軍隊長になったのだろう。
そしてこのジニーを攫えるとしたらCP0のような実力と諜報技術を持つものか、規格外の戦力を誇る人間だろう。
筆者は真っ先に赤犬を連想した。
何故ならジニー拉致の少し前にドラゴンが海軍にいた事が明かされたらだ。
年齢的にも時期的にも赤犬と同期である可能性が高く、赤犬や天竜人に服従しているコングを見て正義があると感じないだろう。
つまり、ジニー拉致の前に海軍に在籍していた事を明かした事から年齢的にも同期に赤犬がいるよ、それが拉致したんだよ、察してね、という尾田先生からのメッセージに感じたのだ。
それにこの後のジニーとくまに起こった悲劇を考えると赤犬やCP0のような非情な人間が関わるのが濃厚だろう。
- 海軍から赤犬
- 政府ならCP0
- 海賊ならクロコダイル
ではないだろうか?
イワンコフとの繋がりが見えないクロコダイルを考えるとジニーの拉致に何らかの形で関与しており、その際にイワンコフに弱みを握られたとも考えられる。恐らく男性化してもらうための交換材料としてのジニー拉致などが考えられるだろう。
⑦ ドラゴンの刺青
革命軍結成時でも顔に刺青がない。
てっきり革命軍結成時に入れたものと思っていたが、革命軍を結成した22年前からジニー拉致の14年前の間に入れた事になる。
これはもうルフィの誕生が原因ではないだろうか?
ドラゴンのルフィへの想いは紛れもなく父親のそれであり、それを考えるとルフィの出生時に革命への想いを更に強める事が起きたか、あるいはルフィが友達が腹一杯飯を食える世界にするために戦った様に、ドラゴンもルフィを含めた子供達が腹一杯笑える世界。これを誓うために顔に刺青を入れたのではないだろうか?
ルフィと同じ様に腹一杯飯を食える世界ではなく、腹一杯笑える世界。
ルフィは飯だが、ドラゴンは笑顔。これが信念なのではないだろうか?