spriteの考察日誌 ONE PIECE考察

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太陽の神ニカ=人の子供

 

 

 

 

太陽の神ニカとはなんなのか?

筆者は子供だと思っている。

 

①太陽の神ニカ

ニカの特徴として

  1. 白い
  2. ゴムの体を持つ
  3. 腕力が凄い
  4. 周りのものをギャグ漫画化させる
  5. 思いつく事は何でもできる
  6. 無邪気
  7. 人々を笑顔にする

 

これらが主なニカの特徴だろう。

白い事やゴムの力、腕力あたりは、神話上の神の要素が入っているのかもしれないが、他のものは別の要素から成り立っていると思っている。

それが子供だ。

 

②子供

子供は、

  1. 自由
  2. 無邪気
  3. 笑顔にする
  4. 何でもできる

 

という特徴をもつ。

つまり、ニカと共通点が多い。

これは子供持つ人にしか分からないかもしれないが、ニカのやってる事、ニカルフィの口調やテンション、ニカを見た者の反応、全てが子供、子供を見ている者の反応と一緒なのだ。

 

無論、筆者の価値観、主観でしかないが、子供とは無限の可能性があり、大人が思いつかないような行動する。そして純粋な心で世界を見ている。その子供の行動を見れば見るほど、ニカにしか思えない。

ニカの行動を見れば見るほど子供にしか思えない。

 

筆者の中でニカのモデルは様々な神話上の神が含まれているのだろうが、最も明確かつ比重が多いモデルは子供だと思う。

ゴムの体や腕力も重要だろうが、それはストーリーの進行において必要なものであり、作者がニカを通じて何を描きたいのか?その部分は子供的なニカで表現しようとしているに思えるのだ。

 

③ニカ=英雄

奴隷を解放したという事から、子供の天真爛漫さ以外にもヒーロー的な側面があるのは間違いない。

 

作中で、神仏系としてセンゴクのヒトヒトの実モデル大仏がいる。

この事から神の実はヒトヒトの実であることが共通している。

そして大仏は仏つまり仏陀である。仏陀とはゴータマシッダールタ、つまり、実在した人間である。

つまり、あの世界では人間が神格化したものが何故か悪魔の実になっているのだ

 

つまり、ニカもONE PIECE世界に実在した人間が神格化したものなのではないだろうか?

 

現実世界でも三国志関羽が神格化し、商売繁盛の神となった。

このようにONE PIECE世界でもかつて奴隷を解放した英雄がいた

それが長い時の流れを経て神格化し奴隷達の子供に会いたいという想い一体化することで、子供の天真爛漫さと、奴隷解放の英雄としての一面を持った神として神格化し、悪魔の実となった。

筆者はこのように考察している。

 

つまり、太陽の神ニカとは

  1. 子供の要素がある
  2. 奴隷解放の英雄である

 

子供の要素があるのは、奴隷達が自分の子供を思い出す事でニカ=子供のような人格という発想ができあがった。

同時に、大昔に奴隷を解放したニカという名前の英雄が伝説として伝わっていた。

これらが組み合わさり、子供のような無邪気さと天真爛漫さを持ち、奴隷解放の英雄ニカのように自分達を解放してくれると信じたことで、悪魔の実が生まれたのだ。

 

逆を言うとあの世界では信じたものが悪魔の実として具現化してしまう。

ベガパンクの口ぶり的に人工的なものではないので、やはり人々の想いが悪魔の実という形で具現化するのだろう。

 

 

 

1092話

 

 

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① 用済みのボニー

確定ではないが、恐らくくまの改造が終わるまでの間、人質にされていたのだろう。

てっきり能力に秘密が関わっていたと思っていたが、むしろ人質として価値があったように思える。

 

② 早い成長

どちらで認識すればいいのだ?

  1. 単に生物として成長を早く感じたのか
  2. 能力の事を指しているのか

 

シャンクスも若者の成長速度を舐めるなと言っていたがどちらの意味でもオジさんである黄猿からすると眩しく、感慨深く感じるのだろう。

 

③古代エネルギー

まさか古代エネルギーがニカと関わりがあったとは。

筆者は全く関係ないと思っていたが、どうやら関係があるようだ。

問題は200年前にもニカの覚醒者がいた事になる点だろう。

 

しかし、ニカは数百年覚醒していなかった。五老星も800年前から今に至るまで未確認だった事から、200年前も覚醒者がいなかった認識は間違いではないだろう。

 

そうなると200年前の巨大ロボによるマリージョア襲撃はニカの覚醒とは無関係であり、そうなると

  1. 魚人差別に動きがあったから活動を再開した
  2. 700年前から動き続けていた

の2択だろう。

 

しかし、魚人差別などの政治的な動きで活動を始めるとは考えにくい

何故ならマリージョアでエネルギー不足で力尽きたからだ。

いくら魚人差別で動くようにプログラムされててもエネルギーがなければ動きようがない。そして現在までニカの覚醒者は存在しない。従って魚人差別がトリガーになりマリージョアを襲撃したとは考えにくいのだ。

 

むしろ空白の100年の頃からゆったり動き続けてマリージョアで力尽きた方が可能性が高い。これは以前も考察したことではあるが。

 

④ニカとエネルギー

今活動を再開したなら、エネルギー不足だったが、ニカが生み出したエネルギーで活動を再開した事に他ならないだろう。

 

つまり、ニカは存在しているだけで何らかのエネルギーを生み出しており、それによりマリージョアエネルギー不足になった巨大ロボが今目覚めたということだろう。

 

しかし、古代文明がニカのエネルギーに頼るだろうか?

私はこれには否定的だ。

何故ならニカの覚醒者はいつか死ぬ

死んだらもう古代エネルギーは使えない。再び覚醒者が現れるまで

つまり、恒常的なエネルギー源になり得ないのだ。

 

もしかすると、ニカの覚醒者が死亡した事によりエネルギー不足に陥り、その結果ニカの悪魔の実を巡って巨大な王国と20の国の連合軍による戦争が始まったのではないか?

 

そしてベガパンクが目指している世界中に散らばるエネルギーは、実現してないだけで古代文明古代エネルギーの発展系なのではないだろうか。

 

融合炉とはまさしく核融合であり、これを超えるエネルギーなんて現状存在しない。

例え古代エネルギーがこれを上回るとしても、それは完全に想像の産物であり、ONE PIECEでそんなものを持ち出すとはあまり考えられない。

 

何らかの形でニカがエネルギーを生み出しても、悪魔の実頼りのエネルギーではいつか終わりがくる。結果世界を巻き込む戦争が起きた。

 

それを終わらせた世界政府は2度とこんな戦争が起きないようにニカの名前を消し去り、消滅させられない悪魔の実を探しだし、封印しようとしていのではないだろうか?

 

⑤くまの行方

真っ先に思い浮かぶのはエッグヘッドだ。

カマバッカ王国がグランドライン前半であり、エッグヘッドは新世界。

カマバッカからエッグヘッドへ向かうにはレッドラインを越える必要がある。

だから一度レッドポートに向かい、ニキュニキュで乗り越えられなかったレッドラインをよじ登り、エッグヘッドへ飛んだのではないだろうか。

 

つまり、くまは最初からエッグヘッドを目指していたのではないだろうか?

 

 

次号は休載ではないので今後が楽しみである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黄猿は四皇より強い

 

 

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① ルフィvs黄猿

四皇カイドウをタイマンで倒したルフィが今更大将に負けるとは思えない。それほどカイドウの敵としての格と圧力は凄まじいものがあった。

 

筆者も含めてルフィが黄猿に負けるとは思ってない。敵としての格も圧力も遥かにカイドウの方が上であり、緑牛もカイドウが抑止力となっていたから海軍はワノ国を攻めれなかったと語っていた。

頂上戦争でもシャンクスの右腕であるベックマンに黄猿は動きを抑えられていた。

つまり、四皇>大将が成立している事になる。

本当にそうだろうか?

 

② ルッチの行動

大人しくしていたルッチが手のひらを返し、ルフィ達に牙を向いた。

 

黄猿とルッチ自身が揃う事で戦力がひっくり返ると言っている

ルッチ自身が自信家なので自己評価を過信しすぎているようにしか見えないが、彼はCP9からCP0でも恐らくトップクラスの実力者である。こと戦闘という一点においては信頼できる

 

つまり、ルッチの戦力を測る力が正確だと仮定するなら黄猿の実力がルフィより上と判断している事になる。

 

黄猿はカイドウやマムより強い

実はそう仮定して読むと伏線と思われる描写がある。それがこれだ。

 

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(引用:ONE PIECE/著者尾田栄一郎)

 

これはワノ国でビッグマムとカイドウが接触する情報が入った時のシーンだ。

モブカイドウとビッグマムが接写する模様

黄猿わっしが行こうかサカズキ?

赤犬待て、ワノ国には未知の兵力がある

 

この時はワノ国の侍の実力がとんでもなく高い事の匂わせであり、それはパンクハザードでブルックから語られた事でもある。

我々、読者も「おお!やっぱりブルックが言うようにワノ国の侍はめちゃくちゃ強いんや!」と思っただろう。確かにワノ国の侍は強かったが、海軍を跳ね除けられる程ではなかった。

 

そして緑牛の話から正確にはカイドウが抑止力として機能していた事が明らかになった。

つまり、ワノ国が鎖国国家として成立していたのは侍の強さもあるがカイドウの存在が大きかった事が分かる。

 

緑牛ですらカイドウとの戦闘を避けていたのに、黄猿は臆すことなく介入しようとしていた。しかもビッグマムとカイドウの2人の四皇を相手にしてもだ。

つまり、黄猿にはカイドウとマムを相手にしても何とかできるほどの実力があるのではないか?

だからワノ国で2人が接触する際にも介入を辞さなかったし、ルッチも黄猿の到着により麦わらの一味を全滅させられると言ったのではないだろうか?

 

むしろ、そうでなければルッチはあまりにも自分が見えてない。

麦わらの一味を全滅させられると言う事は百獣海賊団を全滅させられる事に他ならないからだ。

 

④ 三大均衡

今まで海軍がワノ国に介入できなかったのは、

  1. 侍の力
  2. ワノ国の地形
  3. カイドウの存在
  4. 四皇としての戦力規模

 

これはビッグマムも同じ事が言えるだろう。

要は個人としての実力は四皇をも倒しうる実力が大将にはあるものの、四皇の海賊団としての規模や縄張りの地形などの問題から滅ぼすとなると多大な犠牲が出るから、四皇を滅ぼすのではなく均衡を保つ方に舵を切った方が被害が少なくなるからであろう。

 

お互い多大な犠牲を出しつつ自身も敗れるかもしれない。とは言え負ける気はさらさらない。だから盗聴など意に介さず自由気ままに海賊をしているのだろう。

 

⑤ まとめ

話はそれだがまとめると

  1. カイドウとマムの接触に介入しようとした黄猿
  2. 黄猿の到着により麦わらの一味を全滅させられると判断したルッチ

 

ルッチ自身の実力は置いといて、黄猿が到着した事で全滅させられると思う何かが黄猿にはあるはず。

このエッグヘッドでこれだけの戦力を集中させているのだから率いる大将も出し惜しみはしないだろう。大将の中でもそれだけの実力者を選んでいるはずだ。

 

これらのことから、実は黄猿は四皇すらタイマンで倒しうる実力者であり、こと戦闘という一点において海軍大将随一なのではないか?そんな仮説が浮かび上がってくるわけだ。

 

 

 

 

 

 

宿儺は過去2度死んでいる

 

呪術廻戦最新234話の内容を含みます

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① 羂索はなぜ知っているのか

少年院編で虎杖が死亡し、復活するまでの間が描かれたこのシーン。

 

漏瑚「死んだのだろう。虎杖とかいうガキは」

羂索「さぁ、どうかな」

意味深なこのやり取りを考察していく。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

 

②宿儺は過去に殺された事がある

このやり取り。

大前提として、宿儺が死後数時間経っても反転術式で復活できる事を知っているからこそ出るセリフだ。

そうでなければ、死んだのに死んでないかもよ?と自信満々、それどころか死んでない事を前提に話を進めている事に説明がつかない。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

この事から、宿儺は過去にも死んだ事があり、数時間後、勝利した者達が祝勝してる所に復活した宿儺が急襲した

このような出来事があったのではないか?

 

上記のような事があったのかは分からないが、死んだ後に復活した事があったから、羂索も「宿儺(虎杖)は死んだのだろう?」という問いかけに、「さぁ、どうかな」と返したはずだ。

そうじゃなければむしろ説明つかない。

 

ハニトラを仕掛ける宿儺ならやりかねない。

死んだふりをするくらい躊躇なくやるだろう。

同時に宿儺を倒せる人間としたら、呪いに対する絶大な攻撃力を誇る天使だろう。

天使はヤコブの梯子により一度宿儺を殺す事に成功するものの、数時間後に復活。

不意を突かれた天使はそのまま惨殺され、死の間際に羂索に呪物にしてもらった。

このような経緯があったのかもしれない。

 

③ 人外魔境新宿決戦

では最強対決はどうなるのか?

恐らく宿儺の勝利だろう。

五条敗北のフラグが立ちまくっている以上

勝つ事はありえない。しかし、五条が死ぬかと言うとそれは考えにくくなった

なぜならこのセリフ。

五条さんは、自分が秤や乙骨レベルに弱ったら介入していい

要は状況次第では高専の介入も十分考えられるわけだ。しかし、五条が弱る=五条の敗北と等しいので、介入する意味は宿儺を殺す事ももちろんあるが、それより五条救出のために介入する形になるだろう。

 

つまり、タイマンには負けてしまうもののトドメを刺される直前に乙骨が登場し五条を救出するのではないか?

それをするためにこのセリフを差し込んだと言っていい。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

④ 天使の実力

相当なものだろう。術式が。

術式を消滅させるのだから五条の無限すら攻略可能。

しかし、そんな天使ですら殺せなかったのが宿儺である。

天使の術式を正攻法で切り抜けるにしても使えるのは、

  1. 領域による術式の中和
  2. 反転術式による術式の中和
  3. 展延による術式の中和

 

この程度だろう。

仮に中和したとしても、術式を消滅させると言う事は、脳に何らかの作用を引き起こす事に他ならない。

つまり、無為転変と似た系統の術式である可能性がある。

もし、脳に直接作用するなら死滅回遊のペナルティとして術式の剥奪によるプレイヤーの死と、本質的には同じ事をしていると考えられるだろう。

中和しきれなかった分だけ、脳にダメージを負う可能性がある。

 

そして乙骨のコピーにより、実質天使2人分状態になりかねない今は千年前よりかなり厳しい戦いなのではないだろうか?

整羂索の介入もリアリティを帯びてくる。

 

そして羂索自身もかなりの反転術式の使い手である。従って宿儺のように死後復活できる可能性もあるだろう。千年の間にそんな技術を確立していてもおかしくない。

 

かつてこの天使を含む千年前の術師を返り討ちした宿儺。

死後復活する以外にも何か秘密がありそうだ。

 

 

 

 

宿儺の最後の指

 

 

呪術廻戦の最新234話の内容となってます。

未読の方はご注意下さい。

 

 

① 宿儺の指

少年院編で宿儺は「断るお前の中の俺が終わろうと、切り分けた魂はまだ18もある」と語り、虎杖の要望を断り、一度死亡した。

その後、宿儺の超人的な反転術式の精度で復活したが、宿儺としてはあそこで死んでも問題なかった事がこのセリフから分かる

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

 

そして現在、最後の一本は五条が持っている。

何が言いたいかと言うと、最強対決の決着後、高専側の介入と同時に羂索が最後の指を届けにくるのではないか?と言う事だ。

 

そもそもの話、最強対決で五条が宿儺の指を肌身離さず持っているとは考えにくい

何故なら

  1. 宿儺の斬撃により、指をしまってある巾着袋かポケットを切られ、盗まれる可能性がある
  2. もし、万が一自分が負けたら最後の指を奪われ、パワーアップさせてしまう

 

これらの理由から五条がこの最強対決に、いや宿儺と戦う可能性のある者に、宿儺の指を預ける事は考えにくいのだ。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

では、どこに保管しているのか?

五条家の宝物庫だろう。

羂索の襲来により、天元の結界が破られた事から、高専の忌庫にあった呪物は全て奪われていてもおかしくない。それに宿儺の指が保管されていたなら、真人に全て盗ませるはず。

従って高専忌庫にある可能性は低い。

 

つまり、

五条が所有し

最強対決に持ち込まず

宿儺と戦う可能性のある者にも預けないなら

五条家の宝物庫に保管されている可能性が極めて高いのだ。

決戦までの1ヶ月間、羂索が宿儺から離れられなかった事もこの説を後押しする。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

宿儺と五条が戦うまで、羂索は宿儺の指が五条家にある事を推察していても侵入したら殺されてしまうため、盗めなかったのだ。

だから今になって動きだしたと考えられる。

 

そして五条家は悟のワンマンチーム

歴戦の術師である羂索からすれば、五条悟のいない五条家など侵入壊滅は容易いだろう。

この最強対決の間、プレイヤー狩りと並行しながら五条家の宝物庫から宿儺の指を盗み出し、届けようとしてもおかしくはない。

 

そこで重要になるのが冒頭のシーンだ。

受肉体が死亡し、取り込まれた宿儺が完全に死んだとしても、指は18本あるから大丈夫と言っているわけだが、これは言い返すと、伏黒に受肉している宿儺を殺しても最後の一本がある限り復活できる事に他ならない。

 

もし、受肉体が死ぬ事で受肉していない他の指に宿る宿儺の魂を死ぬなら虎杖の自殺で済むはずだ。それをしていない時点で、宿儺をこの世から完全に消し去るためには宿儺の指を全て取り込ませて受肉体が死ななければならない。

そのために五条も全ての指を取り込ませてから殺せばいいと言っていたわけだ。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

 

つまり、最後の指を受肉していない現時点で宿儺を殺しても、いずれ復活する可能性がある、逆を言うと誰かに受肉させてもう一度殺さなければならない

伏黒に受肉した宿儺を殺して19本分の宿儺が消えて、伏黒も死んでいるなら受肉できるのは1人しかいない

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

これまでの仮説が正しいなら羂索が呪霊に預けて渡すなり、裏梅に渡してもらうなりして宿儺がパワーアップ。

身体以外、完全体宿儺になり、領域は展開できず、摩虎羅も使えないが呪力消費は補った状態で、史上最強呪いの王と術師の総力戦が起こるだろう。

 

最強対決だけでなく、残る宿儺の指は必ず出てくるだろう。出てこなければ、再び呪いの王が復活するのだなら。

もし、登場しないならそれはそれで呪いが廻っていると言える。

筆者はこの因果を断ち切る戦いを指して

「呪術廻戦」と思っている。

 

1090話

 

ネタバレ注意!

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① 扉絵

久しぶりのキャプテンクロ。こいつ見た目かっこいいよな。(笑)

象徴する三日月とヘリテージ?と表紙に書かれた本を読んでいる。

調べるとヘリテージとは遺産とかそういう意味らしい。世界遺産を都市風景に描くワンピースらしいチョイスと言えるだろう。

 

② 宣戦布告

この盗聴のされやすさは何とかならんのか?

これのせいで、もはや盗聴防止用の電電虫などまるで意味をなしてない。

モルガンズに全て筒抜けである。世経のスパイや協力者云々の前にまずは諜報力を強化したなければならないだろう。

 

加えてルッチはCP0としての任務を真っ当中のようだ。どのようにして政府側へ情報を送ってるのかは不明だが、鳩に何かそんな機能や能力があるのだろうか?

この独り言を電報のように伝える技術でステューシーとベガパンクも通信してたのだろうか?

 

黄猿が乱入する事で戦闘が始まるが、光人間はフロンティアドームに入れるそうだ。

これは一味やベガパンクを逃すためにルフィが黄猿と戦闘し、捕まる流れが目に見える。

エルバフでシャンクスとサウロと合流し、ルフィ救出に向かう流れになるのだろうか?

そうなったとしても恐らくその辺を読むことになるのは早くても半年から1年後になるだろう。

 

どちらにせよ黄猿vsルフィは間違いなく起こるだろう。それも一味脱出の隙を作るために起こる可能性が高いと考察する。

 

③ 血統因子

まさかの恋心まで遺伝するとは…(笑)

本人達は子供だが、彼らの遺伝子に七武海から遺伝子を奪った時までの経験が残されていることになる。これはジャベさんの考察がさらに鋭くなっていくだろう。

 

これは言い換えると、ドフラミンゴのセラフィムも国宝の存在や下界の人間に対する憎しみなども残っている可能性が高い事に他ならない。国宝は記憶だから遺伝してないかもしれないが、憎しみなどは感情に基づくものなので、人間を憎みやすいかもしれない。

 

④ 古代エネルギー

コーラである。もう間違いない。こんな意味深にコーラで驚くベガパンクを描く意味はない。そして漫画のキャラ達は生きている。

つまり、性格がある。ベガパンクの性格とは飽くなき探究心と、何にでも疑問を持ち考察する思考力だ。

だとしたらコーラで動くサニー号を知れば、古代エネルギーの解明に結びつけようとするだろう。今後コーラで動くという謎設定が活かされる事になると考察する。

 

⑤ エルバフへ

ワンチャン行かないかも知れないと考察したエルバフへ向かう。そこにいるのはシャンクス。そしてルフィのシャンクスは会うわけには行かない。つまりルフィかシャンクスが会えない、またはエルバフに行けない状況になるという事だ。

 

ルフィが黄猿に捕まるか、シャンクスがハチノスに向かってるかのどちらかのパターンが起こるだろう。猿を捕まえられるのは猿だけなんだろう。

 

⑥ 守るもの

3つが大切だと

  1. ヨーク
  2. パンクレコーズ
  3. パワープラント

 

それ以外はどうなってもいいそうだ。

まぁ、ヨークさえ押さえればあとはそのうち量産できるから関係ないだろう。

パワープラントも融合炉というくらいだから核融合的なものに近いのだろう。それにしてもここまで発達してるのに電気エネルギーが明確に描かれないのは不自然だ。

まぁ、火は全てにエネルギーに変換できると言ってたので、火によって生まれたエネルギーを電気に変換し、活用していると思われる。

 

⑦ サターン

彼がここまで非情だったとは。

尚更ボニーも始末しろよと思うがな。

この言い回しも、ふと本当に全然違う星から来たかのような発言であるし、天竜人は本当に宇宙人かもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

呪術全盛の全て

 

 

 

 

 

 

① 呪術全盛

千年前、宿儺が生きた時代は今より呪詛師も呪霊も凶悪であり、術師も当たり前のように反転術式や領域展開を身につけており、呪術のスケールが段違いである。

 

では今はどうだろうか?

筆者は今こそが呪術全盛だと思っている。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

② 呪術全盛の周期

およそ500年から400年の周期で呪術全盛を迎えていると考えている。

 

千年前は言わずもがな、400年前の石流や鹿紫雲、恐らく三代や大道が生きた時代も平均レベルが高い。特に石流や鹿紫雲などは、一級術師の中でもまともに戦える人間は少ないだろう。つまり、この時代も呪術全盛であると言える。

 

天元

そもそも日本にしか呪霊や呪術師が生まれないのは天元の結界によるところが大きい。

 

一応、天元は呪霊の発生を抑えるための浄界を使っているが、一方で天元の結界のせいで日本人にしか呪術師は生まれないと捉えられる発言がある。

 

可能性として

  1. 天元の結界により呪力が溜まっている
  2. 元々、呪力の集まりやすい場所だった
  3. 天元の術式と縛りにより因果が生まれ、呪霊や呪術師が生まれやすい

などが考えられる。

 

そもそも、天元が結界を貼らなければ呪力は自然と世界に流れ希薄になる事で呪霊が湧きにくかったのではないか?要は結界という水槽を作ってしまっている状態なのだ。

 

もしくは、元々日本がそういう場所だった可能性も高いだろう。そう考えると呪霊の発生を抑制するために天元が浄界を作ったのも筋が通る。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

天元と六眼と星漿体は因果で結ばれているがこれも無関係とは思えない。羂索が2度六眼術師に敗れている事を考えれば、六眼は天元の同化を達成するための護衛のような存在といえる。

 

だとしたら何人もの他者を巻き込む天元とは一体何者なんだろうか?

 

天元と呪術全盛

天元は過去に2度同化している。という事は最低でも1500歳という事になる。

 

1000年前に1度目の同化を果たし、500年前に2度目の同化を果たし、12年前に3度目の同化のタイミングがあった。

 

1000年前と言えば呪術全盛平安の世だし、500年前は五条家と禪院家当主の御前試合があった時とほぼ一緒。

天元の同化の際に六眼が現れる事を考えれば、慶長(1596年から1615年)に天元は同化をしたのだろう。ちょうど鹿紫雲が言ってた400年前と言う言葉とも合致する。

(実際は500年から400年前の間に六眼術師が現れ、羂索を倒し、御前試合で死んだ事になるが、この記事では便宜上400年前と表記する。)

 

千年前は言わずもがな、鹿紫雲や石流、六眼と無下限呪術の当主に十種影法術など、この時代も呪術の平均値が高い。

そして現代、五条悟、乙骨憂太、夏油傑、虎杖悠仁、秤、東堂、禪院甚爾、漏瑚、真人、花御、陀艮など、現代もかなり平均値が高い。少なくても400年前の術師を倒せる実力を有している者はいる。この現代が400年前以下とは思えないのだ。

 

⑤ 同化と呪術全盛

なぜ、同化が近づくと呪術の平均値が上がるのだろうか?

 

やはり六眼の影響だろう。

五条が生まれた事で世界のバランスが変わったように、六眼というのはそれだけで呪術界の在り方を変えてしまう力があるのだ。

陸上などが良い例だが、誰か1人でも100mを9秒で走ったら、続々と9秒を更新する者が出てくるように、突出した人物が現れるとそれが現実的な目標となり平均値が上がるのだ。

 

⑥ 宿儺の存在

過去に天元が同化したタイミングは分かってないが、400年前や現代が六眼のせいで呪術全盛を迎えているなら千年前の宿儺がいた時代も同様のはず。

なら当然、宿儺も六眼持ちとは戦ったはずだ。

しかし、宿儺にはそれらしいリアクションがない。

 

五条が生まれたように宿儺が爆誕する理由があったはずだ。それはなんなのか?

ひょっとすると宿儺は元星漿体なのではないか?

 

九十九のように宿儺はハッキリと魂を知覚している。しかも真人のように直接触れる事なく。何なら会話までしている。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

魂を観測できる甚爾や真希、真人は見る事はできても会話まではできない

もし、これが強くなった結果としてではなく、生まれつきの特性だとしたら?

それは星漿体と同じなのではないだろうか?

 

 

sprite289.hateblo.jp

 

 

⑦ 呪術全盛のタイミング

呪術全盛は六眼が生まれるタイミングで訪れており、それは天元の同化のタイミングと言える。

天元が因果で六眼や星漿体と繋がっている事と無関係ではあるまい。

 

そして天元の結界により、日本は呪霊が発生しやすくなっている。それを抑える浄界を天元は構築しているが、そもそも結界により日本が覆われている事を考えると、天元の結界により負の感情が流出しにくくなっており、呪霊が発生しやすくなっていると考えていい。

 

何故、そんな事をしたのか分からないが、もし天元が自身の不死性と引き換えに因果を成立させるような縛りを結んだなら?

というか、日本全土に及ぶ結界術の構築などどうやって成立させているのか?

この問題と因果が無関係とは思えない。

 

⑧ 諸悪の根源

天元という存在が天与呪縛だとは考えられないだろうか?

 

結界術の達人という事は分かるが、領域を始めとして結界を構築している者の呪力がなくなれば結界も消える

という事は結界を維持するのに呪力を消費している事になる。日本全土に結界を張り、幾つもの浄界を張って維持している天元の呪力はどこからくるのだろうか?

 

  1. 日本国民の呪力を吸い上げている
  2. 天与呪縛で呪力総量が桁違い
  3. 因果によって結界がなりたっている

 

 

天元は呪霊発生を抑制するために結界を張っていた。という事は日本国民の呪力を結界維持の為に吸い上げれば呪霊の発生も抑制できないだろうか?

無論、1人あたりの呪力を全て吸い上げる事はできなくても10分の1でも吸い上げれば抑制の効果は期待できるだろう。

むしろ、浄界という結界に呪霊を消す効果があるというより、浄界の維持に浄界内にいる人間の呪力を利用すると考えた方がスマートだ。

 

 

天与呪縛という線もある。

実際、術式範囲が日本全土に及ぶメカ丸というモデルケースがいるので、呪縛による呪力総量と呪力操作範囲が日本全土にあってもおかしくないだろう。

問題は何を対価にしているのか分からないことだ。1000年前の天元の姿が最新23巻に載せられたが、メカ丸のような四肢の欠損があるわけでもなかった。呪縛により何かを奪われた形跡がないのでこの可能性は低いか。

むしろ、あの不死という術式が天与呪縛の可能性もあるのだろうか?

永遠の命が与えられた代わりに永遠にこの世界の守護者として生きろ、というような呪縛が成立するのかもしれない。

 

 

これら以外となると、因果で成立していると考えるしかない。

 

 

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⑨ 因果

 

因果の整理

  1. 天元と星漿体と六眼が因果で繋がっている
  2. 甚爾は呪縛の力により因果の外に出た
  3. 同化のタイミングで六眼と星漿体は現れる
  4. このタイミングが呪術全盛となる

 

この事と作中の描写から

  1. 因果の中心は天元
  2. 因果は星漿体と五条家だけではなさそう
  3. 九十九の発言から今を生きている人は業を背負ってる
  4. 九十九は大聖

 

という事が分かる。

 

因果と言っても天元の同化のタイミングで星漿体や六眼が現れるのだから天元を軸として成り立っているはず。

 

天元は、「呪縛の力で因果の外に出た甚爾が運命を壊した」と言っていた。この事から甚爾、禪院家も因果に含まれていると考えていい。

もし因果に含まれてないなら、「因果の外に出た人間」なんていう言い方をしないからだ。

 

九十九は「子供たちに業を背負わせ」と言っている。これが天元の子孫が星漿体であり、その事を指している可能性もあるが、星漿体の役目を放棄した九十九を「大聖と呼べ」と言っている事から、因果の外に出る事が救いとなる可能性を示唆している。

何なら、星漿体だけでなく、人類全体を指して子供たちに業を背負わせ」と言っている可能性もあるのだ。むしろそう考えなければ禪院家の甚爾が因果に含まれていることの説明がつかない。

禪院家の成り立ちは五条家のように元々六眼があるとか、加茂家のように元々陰陽師の家系だったとかではなく、強力な術式を宿した者と結婚して禪院家にする事で、複数の相伝の術式を獲得し、力を背景に御三家に登り詰めた家系である。

つまり、最初から天元の因果の中に何らかの役割を持って因果に結ばれていた可能性は高くないのだ。

 

そして星漿体を放棄し、呪霊のいない世界を作ろうとしている九十九を「大聖と呼べ」という事は、九十九の研究は天元が選ばなかった方法で世界を救う。すなわち呪霊のいない世界を作るに繋がるのではないだろうか?

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

一旦整理すると

  1. 因果の中心は天元
  2. 因果は星漿体と六眼と天元が結ばれている
  3. それとは別に人類全体が含まれている因果が存在する
  4. 因果の外に出るには呪力が0になる必要がある
  5. 星漿体の役目を放棄し、呪霊のいない世界を目指している九十九は天元が選ばなかった方法で世界を救おうとしている可能性がある
  6. 天元は呪霊のいない世界を結界と因果によって成立させようとした

 

この事から分かるのは、因果は2つ存在しており、1つは天元と六眼と星漿体を結ぶ因果であり、それとは別に全人類が含まれて因果があると言う事である。

その因果から脱却したのが甚爾であるなら、その因果とは呪力である事が分かる。

 

天元の正体

天元は少なくても奈良時代から活動しており、呪術師に対する道徳基盤を説いた事を発端として盤星教が生まれたと説明があった。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

史実でも奈良時代に仏教を民間に布教し、灌漑事業を行なう事で人々の生活を支えた人物が存在する。行基だ。

 

天元のモデルはこの行基ではないだろうか。

などが共通している。性別こそ違うもののモチーフの1つではあるだろう。

 

呪術廻戦は仏教要素が強い。領域展開の掌印も仏教由来、伏魔御厨子のシンボルも仏教要素が強い。羂索のガネーシャ呪霊も仏教発祥の地インドのもの。

 

これだけ仏教要素の強い作品で、天元や羂索という仏教由来の名前を持つキャラが、仏教と無関係などありえるだろうか?

むしろ仏教を使って呪術を洗練したと考える方が自然だろう。

ドゥルゥブ・ラクダワラがいた事から、天元以前から日本は術師が多くいた可能性もあるが、天元の結界と因果により日本にだけ多くの術師がいるのは間違いない。

 

なぜ、六眼が五条家だけの特異体質で天元と因果で結びついているのか?

それは天元五条家の始祖が恋仲だったからではないだろうか?

つまり、天元菅原道真は恋人同士だったのではないだろうか?

天元のように永遠に生きられない道真は、何らかの縛りを結ぶ事で天元の護衛になる六眼が生まれる因果に組み込まれた。

因果に囚われてるなら自身がいつか輪廻転生するかもしれない。即ち数百年周期で天元菅原道真は再び出会えるのだ。もちろん道真の記憶などはないだろうが、それでも良しとすれば五条家だけに発現するのも理解できる。

何故なら天元と六眼は因果で結ばれているので天元の誕生以前、あるいは天元とは無関係に五条家が元々六眼を発現する家系とは考えにくいからだ。

元々五条家にそんな特性があったなら、何故天元と後天的に因果で結ばれるのか分からない。それなら、天元五条家の誰かと巻き込む形で因果を作ったと考えた方がまだ腑に落ちるのだ。

 

もしこの仮説が正しいなら、無下限呪術という最強術式があるだけで選ぶだろうか?

タメを張る十種影法術もあるのだから禪院家でも良かったはずだ。従って術式以外で五条家と因果を結んだと考えるしかない。それは恋心だと思う。

道真は平安時代天元奈良時代と時代の隔たりはあるものの、そこさえ解決すれば筋が通る。

星漿体は天元と共に存在しいたが、護衛は必要なかった。むしろ同化をしやすくするために、天元は仏教と共に教えを広めていたと考えられる。

しかし、そこに羂索という敵が現れた。自分と同じく実質不老不死の人間。護衛が必要となり恋仲で無下限呪術を持っていた菅原道真と因果を結び、同化のタイミングで六眼が生まれるようになったのではないだろうか。

 

⑩ 羂索

彼も仏教キャラだ。

名前はそのまま不空羂索観音から取られているし無関係ではないだろう。

 

むしろ、仏教僧になった事で羂索と名乗っていると考えた方が自然ではないだろうか?

羂索もまた、行基である天元と共に仏教を広めるように術師に対する道徳基盤を解いたのだろう。

 

天元は不死の術式を持っており、進化したら暴走の危険がある。しかし、これは天元本人と高専関係者しか語っていない。

ここに嘘があるのではないか?

もちろん進化を果たした天元が天地に自我が広がり、1人でも悪意を持てば全て繋がっているのでまた悪意の伝搬は一瞬となる。これは理解できる。

 

しかし、同時に天元が進化をする事で呪霊が生まれにくくなるなら?

それなら羂索が天元を「退屈な人生」や「理想に向けて一歩踏み出す、それを知らずに死んでいく人間を軽蔑するよ、貴様に言っているんだぞ、天元」と言っていたのも、九十九が「子供達に業を背負わせ利用してきた歴史」「私のことは大聖とでも呼んで崇めろ」という発言も筋は通る。

 

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(引用:呪術廻戦/著者芥見下々)

 

つまり、天元は進化する事で呪霊の発生を抑制するきっかけになるのではないだろうか?

もしくは呪力の最適化を実現できる

それをしないから羂索は「旧態依然な作戦だ」「退屈な人生」と言ったり、九十九も「大聖とでも呼んで崇めろ」と言っているのではないか?

 

羂索と九十九は思考が似ている

2人とも同じ思考と仮定した場合、2人とも天元を軽蔑している事のは今の天元がしている事が人類にとってマイナスだと知っているからではないだろうか。

九十九が「大聖とでも呼べ」という事は九十九の目指す呪霊のいない世界が天元の進化により達成できるのだろう。だから星漿体としての役目を放棄し、世界を放浪して呪力からの脱却を目指しているのだ。

 

九十九から言わせると「天元、お前は進化して色んな術師達と力を合わせればこの世から呪霊を無くせたのに、勝手にこれから先、生まれてくる子供達に同化や六眼による護衛など、因果に巻き込んでおきながら今更同化に失敗しても大丈夫なんてどの口が言っているんだ?

それなら呪霊のいない世界を目指す為に無謀な事に挑戦している私のことは大聖とでも呼んで崇めろ」

こういう事になるだろう。

 

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⑪ 星と天元

天元は星が強調されている。

盤星教や星漿体など、明らかに星要素が多い。単純に天元が全ての人類の始祖という設定があるのかもしれないが、この作品の設定がそこまで飛躍しているとは思えない。

 

そのため、星=呪力の源と考えたらどうだろうか?

星、つまり天元がいるからこそ呪力が必要以上に溢れ、呪霊や術師が生まれる。だから全ての源という意味で星が強調されてるのではないだろうか。

 

天元天元の考え方と価値観で今の呪術大国日本と術師や呪霊の在り方を決めてしまった。

そこから脱却しようとしているのが、

  1. 九十九
  2. 羂索

である。

そして脱却できたのが甚爾である。

九十九は呪力からの脱却を目指していた。

つまり、呪力からの脱却が因果から抜け出す方法であり、それを実現出来れば天元の浄界など不必要となる。

そして天元はその模索を諦めた。恐らく自身の犠牲が伴うものであり、尚且つ確定的に全人類を呪力から脱却できるかは分からなかったからだ。

これまでの天元の周りの人間の発言を見ると、天元は冒険や賭けに出るタイプの人間ではない。かかっているのが全人類とこれから先の未来全てなら尚更模索などしないだろう。

つまり、天元的には今の日本にだけ呪力を集中させ、浄界で呪霊の発生を抑制し、それでも生まれた呪霊は呪術師に祓わせる。

それを実現する術式が自分にはあった。しかし、肉体が進化するので新たな肉体として星漿体と護衛として六眼を必要とした。そこで最強術式、無下限呪術を持った恋人菅原道真と因果を結び、六眼は五条家だけに遺伝するようになり、数百年周期で道真の生まれ変わりが六眼持ちとして同化のタイミングに現れるようになった。その同化のタイミング=道真の復活でもあるので呪術全盛が訪れる。

このように筆者は考察している。